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このページでは、舩井幸雄が(2014年1月19日の舩井幸雄の他界後は舩井勝仁が)いま一番皆様に知ってほしい情報をタイムリーにお伝えしていきます。
毎週月曜日定期更新
2006年3月1日
正しい生活

 『人類と地球のアセンション』(徳間書店刊)という私の近著がよく売れています。
 この本の結論は「近未来にアセンションがおきる可能性は50%である。しかし、何があってもわれわれは正しく生活すればいいのだ」ということを述べたものです。この本のための資料づくりを私の友人の櫻庭雅文さん((株)エディックス 社長)に助けてもらいました。ところで、この櫻庭さんが『釈迦物語 天と地のかけ橋』(1980年9月 三宝出版刊、高橋 信次著、蓬田やすひろ/絵)という絵本をプレゼントしてくれました。読んでみると楽しく参考になります。
 よく分ります。きょうはこの絵本に書かれていた「正しい生活」について紹介したいと思います。
 文中の「シッタルダー」というのは釈迦のことです。ここに書かれているのは彼が36才の時のことだったといいます。2月中旬にこの絵本を読んでから、私も「八正道」を心がけていますが、私の身も心も軽くなってきました。やさしい文章ですから、ぜひお読みのうえ、よろしければ、実践してみてください。またこの本は三宝出版(TEL:03−3829−1020)から入手できますので、できたらお求めのうえ、全文をお読みください。

正しい生活
この世の中は、すべてが二つの組み合せからできています。
天と地、昼と夜、男と女、善と悪。
どちらに片寄っても、地上の生活は、なりたちません。
二つの組み合せが、たがいに調和され、
たすけ合っているから生命が育ち、
生きてゆけます。
苦の歩みをすてて、まんなかの道(中道)を歩くことを、大自然が教えています。
中道こそ、人間の正しい、生き方なのです。
中道の、みちしるべが、八正道です。
シッタルダーが、瞑想すると、八つのみち(八正道)が、心のなかからうかんできました。

一、正しく みる(正見(しょうけん)) 
一、正しく おもう(正思(しょうし))
一、正しく かたる(正語(しょうご))
一、正しく しごとをする(正業(しょうぎょう))
一、正しく せいかつする(正命(しょうみょう))
一、正しく みちに しょうじんする(正進(しょうじん))
一、正しく ねんずる(正念(しょうねん))
一、正しく じょうにはいる(正定(しょうじょう))

 いままで、考えつづけてきた、生老病死の苦しみは、八正道のみちしるべによって、やすらぎにかわり、ほんとうの、人間の姿に生まれかわることができると、わかってきたのでした。

一、正しく みる(正見(しょうけん))
 ものを正しく見るには、わが身をつねって、人のいたさを知ることです。
 あいてのたちばを考え、自分を見ることからはじまります。自分中心にして、ものを見ると、片寄った考えや、我欲がでて、正しい判断ができません。あらそいの、ひだねは、すべて、片寄った考えかたから、おこります。

一、正しく おもう(正思(しょうし))
 正しくない思いかたは、いかり、ぐち、そねみ、どくぜん、足るを知らぬ欲望から、生まれます。
 学校の、入学試験で、友だちが合格し、自分がおちたりすると、いかりやぐち、そねみの思いがわいてきます。
 こうした心をもちつづけると、病気、さいなん、あらそいを生み、人や自分がいやになってきます。
 心は、いつもあかるく、自由に、公平に、試験におちた原因を、しずかに省みて、なんでおちたか、反省することが大事なことです。
 正しい思いは、ゆったりとした、よゆうのある、片寄らない、心から生まれます。

一、正しく かたる(正語(しょうご))
 心はいつも平静でなければなりません。いばったり、おそれたり、さわいだり、たかぶったりしていると、話すことばも、すなおに伝わりません。
 言葉は、ものごとの考えや、意志をつたえる、大事なやくめをし、こちらの気持が、正しく伝わらないと、ごかい、不信、うらみをかったりします。
 正しい言葉は、おさなごのような、すなおな、くったくのない心しかありません。

一、正しく しごとをする(正業(しょうぎょう))
 仕事の目的は、心をひらき、たましいを、ゆたかにすることです。社会の調和をはかり、奉仕の喜びを感謝することです。
 この世の中は、一人では生きられません。みんなが、輪になり、たすけあい、おぎないあい、ゆるしあって、生きています。人のものをよこどりし、悲しませたりすると、自分もそうされます。
 世の中の混乱は、人はどうでも自分さえよければという、考えからきています。
 仕事は、おかねもうけのためにあるのではありません。仕事は、さまざまな人生の、けいけんをつむためであり、苦楽を学んでいく、だいじな修業場です。
 みんなが輪になり、心を一つにすれば、世界は平和になります。
 人生のありかたと、仕事の目的を、しっかり、身につけましょう。

一、正しく せいかつする(正命(しょうみょう))
 正しい生活は、長所をのばし、短所をなおすことです。
 たんき、わがまま、ひとりよがり、でしゃばり、ひっこみじあん、がんこ、あきやすい、きまぐれ、ぐず、きどり、うそつき。
 人には、いろいろな欠点があります。
 欠点を放っておくと、人にきらわれ、孤独になります。
 欠点は、自己本位が原因です。正しい生活をするには、つねに反省をし、自己中心からはなれて、ものに片寄らない、生活をすることです。

一、正しく みちに しょうじんする(正進(しょうじん))
 ひとの道は、慈悲の心と、愛の行為です。わたしたちは、両親の愛、兄弟の協力、隣人、友人のたすけあいのなかで、生活しています。
 両親をうやまい、兄弟仲良く、隣りきんじょを、大切にすることは、感謝のあらわれです。感謝報恩のない人は、亡びます。
 わたくしたちは、魂を磨くために、生まれてきたのですから、こうした、協力者に、感謝しながら、たすけあって、いかなければなりません。
 大自然は、調和しています。心は、いつもそれにあわせ、生かされているめぐみに、報恩をもって、こたえましょう。
 人をわるくいうまえに、自分を、見ましょう。ふへい、ふまんは、神様の慈悲と無限のめぐみを、忘れた心です。

一、正しく ねんずる(正念(しょうねん))
 この世の中は、人の念によって、できています。あれがほしい、こうもしたいという心が、いろいろなものを、つくりだしています。
 世の中には、人々に役だつものもあれば、ほろぼすものもあります。
 正しい念は、人にやくだつものです。それには、神さまに、心をあわせ、祈る心を忘れず、欲望を、つのらせてはなりません。
 いつも中道の心をわすれず、正しく、生きることです。

一、正しく じょうにはいる(正定(しょうじょう))
 正しい反省は、心を高め、神さまに通じます。
 今日一日の生活をふりかえり、友達や両親、兄弟たちを、困らせたりは、しなかったか。もし、困らせたり、自分だけ楽をしていたとすれば、そうした心は、どうして生じてきたか。反省は、こうした心の動き、行ないについて、右にも、左にも、片寄らない慈悲と愛の、神の物差しをもって、自分をながめることなのです。

 そうして、今日一日、正しく見たか、正しく思ったか、正しく語ったか、
ということを反省してゆきます。
あやまりがあれば神さまにわび、二度とくりかえさぬことです。
反省は、心をきれいにし、きれいな心で生活することです。
 シッタルダーは、八正道の物差しをもって、自分の心をみつめていきました。
 反省がすすむにしたがって、今まで正しいと思っていたことが、
自己本位で、見たり、思ったり、生活していたことが分かり、
三十六年間の、積り積ったアカの大きさに、あらためて、おどろきを覚えるのでした。
 しかし、反省によって、心の中のアカが、すっかり洗い落され、身も、心も、本当に軽くなっていきました(抜粋ここまで)。

                                             =以上=

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