photo

トップが語る、「いま、伝えたいこと」

このページでは、舩井幸雄が(2014年1月19日の舩井幸雄の他界後は舩井勝仁が)いま一番皆様に知ってほしい情報をタイムリーにお伝えしていきます。
毎週月曜日定期更新
2006年6月23日
『にんげんクラブ』6月号の日比さんの発言

 今年4月から『にんげんクラブ』が発足しました。
 1年1万円(1ヵ月約833円)の会費ですが、会員の皆さまには、毎月会誌『にんげんクラブ』を、お届けしています。
 その6月号を先週届けました。
 この中には私の注目する記事が多くありましたが、特に尾崎友俐さんの『女性総合研究所』についての私との対談。それからこの会誌をつくっている兒玉裕子さんの「カラダをリラックスさせる体験談」、さらに兒玉さんがインタビュアーになっての名古屋製酪(株)の日比孝吉会長へのインタビューに私はびっくりしました。
 実にその内容が参考になったからです。そこには、戦後、行商、露天商から出発し、いま従業員数3000人をこえるめいらくグループをつくった日比さんの生きざまのポイントが見事に出ていました。
 そこには、つぎのように書かれています。

―何故よい縁に恵まれたのでしょうか。
日比:それは昔はわからなかったけれど年をとって神様を勉強するとわかるようになりました。よい縁や運というのは天の理に沿った生き方をすると受け取ることができると思います。それは船井さんのお話にもありますね。
 スジャータを開発できたのも、偶然のめぐり合わせからです。昭和50年にお世話になった方からK乳業の東京工場に見学に誘われました。忙しいので断っていたら、「お金が無いのならお金を送るから、とにかく見学にきなさい」とまで言われ、そこまで言うなら、ということで見学に行きました。最新の機械や施設を見学しましたが、その時にふと目に入ったのは、梱包されたままの機械でした。何気なく、これは何ですか?
と聞くとロングライフという機械で、これを使うと1週間で腐る牛乳が防腐剤をいれずに2ヶ月もつというのです。どうしてもうまく作動しないからアメリカに返却するんだ、ということでしたので私はこれを無理にお願いして譲り受けることになりました。その後オペレーターをアメリカに研究に行かせたり、試行錯誤の後、ロングライフを作動させることに成功しました。このロングライフの機械があったからスジャータの開発もできたのです。考えてみると、私は自分からロングライフの機械を求めて見学に行ったのでもないし、梱包してある機械をわざわざ質問することも不自然です。これは偶然のめぐり合わせと、ひらめき、神様のおかげ、だと思っています。

―露天商から何故ここまで大きな企業を築き挙げることができたのでしょうか。
日比:
今のめいらくを築くことができたことの一番の理由は、やはり親のおかげだと思います。人には性質がありますね。たとえば、当時戦争に敗れて自暴自棄になっている人もたくさんいました。
 その反対に頑張って希望にあふれる人もたくさんいました。その違いは家庭の環境だと思います。
 私が両親から一番学んだことは家族愛なんです。なすの種をまいたらなすしかなりませんよね。親の後姿を見て子は育つんです。私の母は結婚式のときにはじめて化粧をした人でした。というのも化粧品を買うお金も暇もないくらいに家族のために働いた人だったんです。ですから私もその子どもである以上は自然と同じ道を通るんですね。
 牛乳屋というのは毎日重い牛乳の配達が朝早くからあり、とても重労働でしたが、お正月も休まず365日働き続けました。多くの辛い苦労もありましたが、少しでも母を楽にしてあげたい、という気持ちが私を頑張らせ、奮い立たせてくれました。

―日比会長はある時期から天の理に沿った経営を実践されていると聞きます。いつから天の理について興味を持たれたのですか? 
日比:
私の両親は熱心な天理教の信者だったんです。私が40歳のときに母が亡くなりました。とてもショックで深く悲しみました。その時にあれだけ熱心に天理教を信仰していたのに何故死んでしまったのか、理不尽ではないか、と天理教を尋ねて行きました。
 天理教に本当に神様がいるのかを確かめたい、と思ったんです。その後で他の宗教団体にも行ってみるつもりでした。そして天理教の3ヶ月間の修養科で勉強をすることになり、1週間もすると、今まで知らなかった天の理について知ることができ、驚きました。森羅万象は繋がっている。自分の生き方が違っていたら、母は死なずに済んだかもしれない、と思いました。
 自分に起こる悪いことはすべて自分に必要だから起こり、自分が原因で起こるということなど、いろいろなことがわかりました。船井さんの言うところの必要、必然、ベストということでしょうか(転載ここまで)。

 「にんげんクラブ」は、いままで4月、5月、6月号と3冊出ました。これはすべてを兒玉裕子さんが一人でつくっているものですが、私の言いたいことに見事に内容がしぼられているのに、びっくりしています。
 会員以外の方にはお見せできないのが残念ですが、人は信じられ委せられると「すばらしい力」を発揮するのにも、あらためてびっくりです。
 この「船井幸雄.com」も藤原かおりさんに委せっぱなし。そして私は満足しています。
 藤原さんも兒玉さんもまだ独身のかわいいお嬢さんです。ぜひよろしく。

                                  =以上=

バックナンバー
2006.06.30:【先週のびっくりより】数年ぶりに、声がふつうに出るようになった
2006.06.28:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】なぜ『いよいよ正念場』という本を書いたか
2006.06.26:【主な行動と主として感じたこと】船井幸雄の先週(2006年6月18日〜6月24日)の主な行動と主として感じたこと
2006.06.23:【先週のびっくりより】『にんげんクラブ』6月号の日比さんの発言
2006.06.21:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】神坂新太郎さん特別講演会のこと
2006.06.19:【主な行動と主として感じたこと】船井幸雄の先週(2006年6月11日〜6月17日)の主な行動と主として感じたこと
2006.06.16:【先週のびっくりより】直感力研究会
2006.06.14:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】今月下旬発刊の『これから5年、いよいよ正念場』の「あとがき」
2006.06.12:【主な行動と主として感じたこと】船井幸雄の先週(2006年6月4日〜6月10日)の主な行動と主として感じたこと
2006.06.09:【先週のびっくりより】24年前のベストセラーが復刊される
2006.06.07:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】いよいよ正念場が来た
2006.06.05:【主な行動と主として感じたこと】船井幸雄の先週(2006年5月28日〜6月3日)の主な行動と主として感じたこと
2006.06.02:【先週のびっくりより】体調をよくする装置が続出
数霊REIWA公式サイト 佐野浩一 本物研究所 本物研究所Next C nano(ネクストシーナノ) 成功塾説法 舩井幸雄動画プレゼント 高島康司先生の「日本と世界の経済、金融を大予測」 メールマガジン登録 舩井メールクラブ 佐野浩一note