トップが語る、「いま、伝えたいこと」
多分、今年7月中旬からだと思いますが、熱海の船井本社の1階部分の一部に店子(たなこ)さんが入ると思います。
矢田浩章さんという口腔外科医の有名な歯学博士が、今度、独立、開業するに当って、船井本社の熱海オフィスの一部を借りてもらうことにしたのです。
私と矢田博士とは、数年来の付きあいです。彼は大学で教えていたのですが、縁があって、ある公立病院の歯科、口腔外科の科長として勤めていました。
ここ数年来、口内の病気に悩まされていた私は、友人の土田裕三さん(この人は有名な鍼灸師です)が、「若いが腕のよいという評判の歯医者さんを紹介しますよ。人がらもよいので一度行って相談してみませんか?」と彼を紹介してくれたのです。
とはいえ、東京から彼の勤めている病院は、さらに1時間余りかかるのです。私宅からなら2時間半もかかるので、そんなにたびたび行ったわけではないのですが、何回か会い、相談にのってもらい、治療をしてもらっている間に、まだ40才前だった彼に、徐々に惹かれて行きました。
趣味と興味が合うのです。特に2人とも「フシギ大好き人間」なのです。
しかし、「この人はすごいな」と思ったのは、まだ2年余り前のことです。
私の知っている歯科医で「すごい能力の人だな」といつも感心していたのは、おそらく日本一の入れ歯の名人といわれている小出馨日本歯科大学教授と、インプラントでは、7,000例をこえる実績を持つ村津和正むらつ歯科クリニック院長のお2人でした。
この2人の卓越した名歯科医と矢田先生には共通項があるのです。
それは仕事への執念です。執拗なまでのあくなき仕事への挑戦欲なのです。びっくりしました。
結局、左の歯茎を無くし、話すのも喰べるのも半人前以下だった私の口腔内、それに左下アゴ骨骨髄炎という難病をかかえている私の口腔内を、3回の手術で使用可能な状態にまで彼は回復させてくれたのです。
まだ完全ではありませんが、最近では講演もできるようになりました。
おそらくこれから徐々に回復していくと思いますし、すでに外見では、完全な歯を持っている人間のように見えてきました。
彼が「独立したい。病院をやめたい。できれば船井先生の近くで開業したい」というのです。去年の夏ごろのことでした。私は「東京がいいよ」と彼にいったのですが、熱海で開業ということになりました。
「私宅」と「船井本社の熱海オフィス」は同一敷地内にあり、オフィスの1階の数十坪はいままで空いていました。
熱海の山中ですが、熱海駅は新幹線もあるし、駅からタクシーで5−10分の時間距離のところなので、彼に「ここの半分くらいを貸してくれませんか?」と言われて、2−3ヵ月考えましたが、最近ようやく借りてもらうことに意志決定をしました。
と同時に、オフィスの1階を「メディカルセンター」にしようと思っています。
私にとりましては、熱海にはホームドクターと言ってよい親しい信用できる医師がいますし、体調が悪くなると、いつも特別に対応してくれる、国際医療福祉大学の熱海病院も(自宅から車で10分間ぐらいのところに)あり、ふつうの医師については79才の年齢相応に満足していたのですが、どういうわけか親しい歯科医師だけは近くにいなかったのです。
それが、歩いて1−2分のところに彼が来てくれて、歯科医院ができるのですから、こんなにありがたいことはありません。
しかもお人がらも能力も充分に分るし、特に矢田さんは「舌がん」などの難病はもとより、「歯の咬み合せの基本」であり「予防のポイント」であるアゴの位置を正常化する方法(「プレート理論」と言います)の開発者でもあり、気さくで付きあいやすい人です。
このホームページの読者にとっても、付きあいやすい人だと思います。
名称は正式には「船井メディカルセンター 矢田デンタルクリニック」になると思いますが、「矢田クリニック」で分りますし、電話は0557−85−5003、FAXは0557−85−5006(6月4日(月)より開通予定)です。
開業予定日は7月15日ごろとのことで、いまのところ私も矢田先生も「よかったな」と満足しています。
ここで私の考えるよい医師、よい歯科医師の条件を少し述べておきましょう。
ふつうの病気なら、ふつうの医師、歯科医師で充分でしょうが、私の口腔内のように難病になると、どうしてもつぎのような条件が必要になりそうです。
1.人がらのよいとことん親身になってくれる謙虚なドクター
2.24時間、客(患者)と対応してくれるドクター
(ドクターの都合で夜はダメとか、日曜日はダメというような人とは付きあわない方がよい。)
私のホームドクターなどは24時間対応をしてくれます。といってそんなにムリをたのむこともありませんが。
3.腕のよいドクター(医師や歯科医師ほど腕のよし悪しのある職業は他にあまりありません。)
4.自宅から近いところにいるドクター
5.充分に治療法や病気のことを分りやすく説明してくれるドクター
6.お金もうけ主義でないドクター
7.人間としての哲学が納得できる良識的でポジティブ思考のドクター
8.そのドクターの周辺の人が明るく親切な人ばかりのところ
9.客(患者)を、なるべく待たせないドクター。平気で待たせるドクターとは付きあわない方がよい。
10.アフターケアについても病気予防についても安心できるドクター
とりあえず思いつくままに10項目をあげましたが、たとえば矢田先生は、この10項目全部に適合するドクターではと思っています。
だれでも人は病気になります。特に年齢を重ねると必ずと言っていいほど病気になるようです。
それゆえ、医師、歯科医師との付きあいはふつうの人にとりましては必要なことです。欠かせません。
ぜひ、常によい先生を知り、まさかの時のために備えておきましょう。
いま私は、いままでと異なり、近くに歯科医師が来てくれるというので非常に喜んでいます。
=以上=
【矢田浩章さんより、新クリニックに関するご案内】
熱海の西山町でクリニックを開かせていただくこととなりました矢田浩章ともうします。
本年の3月まで口腔外科医として埼玉県にある公立病院で若輩者ながらも診療と後輩の指導をさせていただいておりました。
日本での口腔外科医の仕事は、(海外では顎顔面外科医)歯科医、耳鼻科医と形成外科医の境界領域の治療を行う人とお考えいただければ大きくは違っていないと思われます。
私自身の特殊専門分野は口腔癌の治療を基本とした顎顔面再建術(病気により失った顔面、舌や顎などの組織をその方の身体や人工物により修復を行う)でした。特に口腔内は発音、嚥下(えんげ)、咀嚼(そしゃく)といった特殊機能を有しているため、機能や審美性に配慮した総合的な手術や治療の知識が必要であり、がんセンターでの基礎研究をはじめとした、先天性奇形、美容形成術、最終的には癌の広範囲切除術や顕微鏡下での血管の吻合(ふんごう)術まで学ばせて頂きました。
さらにその結果身につけた知識や技術を草加市で生かすことができたことや、船井会長との出会いで視野が広がったことはとても幸運なことでした。そして、船井会長との交流をきっかけに、不思議な現象を以前にも増して研究し、皆さんの生活へ役立てたいと思う衝動に駆られ、西山町でのクリニック開設へとなりました。
現時点で施行される治療の特色として、患者さんが本来お持ちである適切な顎の位置バランスを分析し、そのデータを基にインプラント治療や歯科治療(冠を作ったり詰め物を行う)を行うところです(Y’s Systemとして以前より講演やセミナーを開催している治療法です)。
その効果として、
・ 咀嚼能力の改善(義歯を含め歯が安定するため)
・ 肉体疲労の減少と疲労回復の改善(身体的ストレスに強くなる)
・ ぐらつきのある歯牙の改善
・ 歯周病の改善
・ 人工歯根インプラントの長期にわたる安定
・ 小顔効果(エラが目立たなくため)
・ 肩こりの改善
・ 顎関節の不調の改善
などがあげられます。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
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