トップが語る、「いま、伝えたいこと」
私は、いまのところ夜9時〜10時すぎくらいしか毎日、TVは見ていません。パソコンの前に座るのは永くて30分、大体15分くらいですが、これも人並み以下です。
身体が完全に健康でないため、時々、夜以外にBEDに横たわりますが、多くて1日に1−2時間、それも睡るのではなく、身体を休め、考えるためです。
これでいて、大体10時半から朝5時すぎまで睡ります。
しかし、案外忙しいのです。
医師やトレーナーから言われた薬の服用やカラダのトレーニング。それ以外に、いまのような原稿執筆。それに「しゃべりにくいから」と、ほとんど断っている来客ですが、「筆談でもよい」という人もいて、いつも「てんやわんや」しています。
7年をこえる半病人生活で、カラダのあちらこちらが痛んでいるうえ、80才をこえると次ぎつぎと悪いところが出て来て、それらへの対応も、かなりあるから大変です。
こんなことで去年12月から、半人前以下にしか何ごともできなくなったのですが、思うところがあり、5月下旬から1冊の本の執筆に取りかかりました。
私の本は400余冊も単行本だけで出ていますが、いずれもカンタンにレジュメをつくって、1週間くらいで書き下したものばかりです。
ただ、今回は3−4ヵ月かけて、ムリをせずゆっくり仕上げる予定で、ほぼ書き上げられる自信ができました時は、このブログで「まえがき」だけでも紹介したいと考えています。私の新著書への気持がお分りいただけると思います。
いまのところ原稿も病人なりに時間はかかっていますが、ほぼ順調に書き上りつつあります。
私は、久しぶりに著作の原稿執筆に入って、つくづくと、いろいろ考えました。
元気だったころのように、すらすらと原稿は書けませんが、なぜか自分の主張を書くのが楽しいのです。
原稿執筆と言っても、私の場合は、いつもそうですが、あらかじめ何を書こうと細かく決めてはいなくて、大枠くらいしか考えていないゆえでしょう。
だから考えながら筆の進むままに文脈を創作して行くのは何とも言えないほどすばらしいよいことですね。思考力と創造力が磨かれます。
もちろん、人さまの批判や悪口を私はまず綴りません。プラスにならないし、かえってマイナスになるからです。
「この世でおこることは、全て必然、必要であり、しかも最善のこと」だ……と考えているからでもあります。
ただ、私には先(未来)が見えるという特性があります。
思ったことは実現するという特性もあります。
書いたことはより実現します。これはこわい特性です。
その特性を考えながら、特に前もって予定しなくて筆を進めるのは、それだけに気をつけて書いてはいるのですが、その綴られたことを読むのとともに、楽しいことですね。
この間、ブログで安倍首相と橋下さんについて私の気になることを少しそっと書きました。つまらないことを書いたといまは思っていますが、私の場合、あのくらいが気になることを書く限度です。
あの程度のことも書かないとなると、何一つ自分の意見が他人に分りやすく言えなくなるからです。ところが書いたようになりそうなのです。心配しています。
いま、日本を代表する大都会の知事や、日本で有名な人(マスコミが取りあげる人)のおかげで、それがPRされ、いま世界では日本の人気は散々です。2020年の東京オリンピックはほとんどダメでしょう。日本人の考え方が、これらの人のせいで非難を浴びています。日本人は世界の常識を知らないというのですね。
さらに安倍首相までが、そうなられては困るので危惧していますが、そうなってもらわないためには、日本人が正しいことというか、世界の大義名分や常識を知らねばなりません。それに平和ボケしてよい気にならないことですね。
たとえば橋下氏の女性に対する考え方は、世界では大義として通用しないようです。日本でも通用しないかも知れませんが。
ところで話しは一変しますが、私はいま熱海市の西山町という標高50mぐらいの山中に住んでいます。もうここに住んで10年近くになりますが、自然の恵みを受けて住みよいところです。
ここは冬、暖かく、夏は涼しいのです。冬でも1−2回雪が降るくらいです。
海はすぐ近くですし、相模湾の奥で伊豆半島の東北端に当ります。満足しています。人口4万人の小都市にも満足しています。
一方、毎年竜巻に襲われるというアメリカのオクラホマ州ムーア市に機嫌よく住んでいる人も多くいらっしゃるもようですね。TVでかなり見せられました。私ならすぐ移転しますがね。
人ってそれぞれですね。だからよいのでしょう。したがって他人のことを批判したり自爆したりは、ほどほどにしなければなりませんね。
ところで、ここで少し他人さまの本をPRします。
私の愛読書に『増田俊男の小冊子』(連絡場所 FAX:03−3955−6466)があります。高いのです。薄っぺらな本が5000円です。
彼は目先のお金儲けのアドバイスを主業としている人です。
私の古くからの珍友ですが、断定と自慢さえしすぎなければ、すばらしい男です。
彼が毎月1回、5000円の小冊子を出しています。これは正直なところ参考になります。
私が、特によかったと思うのは今年6月に送ってきました。「目的達成型金融緩和は『無制限金融緩和』になる!」という小冊子で、結論は「その前に起こる大暴落!」となっているところです。
この6月分には第1章から第13章まであるのですが、すべて「なるほど」と読めます。理屈が通っているのです。
大枚5000円を払うには薄い小冊子ですが、読む人によってはその内容は5000円の何十倍の価値があると思います。
半分信じてお読みになることをお奨めいたします。
字数の関係でさいごに、きょうもっとも言いたいことを書きます。
先日、一日で1000円強下りましたが、いま株価が上っています。一方、金利が高止りをしています。
これについて日銀総裁は言いわけをしていますが、経済は生き物です。
私は安倍内閣とその賛同者は、正しくものごとを考えることができず、時流を読みちがえた人たちが錯乱しているのだと思っています。そう思えるのです。
いまのところ、円安メリットは日本の一部輸出型の大企業にメリットがあっただけで多くの国民にとってかえって円安デメリットの方が多くなっています。
このまま行くと夏の参院選挙前に状況が一気に変る可能性がかなりあります。こわい時代です。
EUをみてご覧なさい。少し幅を拡げて西部ヨーロッパにしましょうか?
スペイン、ポルトガル、キプロス、アイルランド、ドイツ、スウェーデン、イタリア、ギリシャ……と順に見ていくと問題のない国は一つもありません。
いま日米欧の金融緩和で投機マネーだけは世界中にどんどん入ってきます。
しかし現実に中国、ロシア、韓国、ブラジル、中東諸国などは景気は減速中で貿易収支はマイナス方向に動いています。
安心できる材料よりも危惧する材料の方が圧倒的に多いのがグローバル化された世界情勢であり、それに日銀、ひいては日本政府が深く関係しているのです。
これらのことは人ごとと思わないで、市場経済、グローバル化のことを、時には考えて上手な目先の対応を、増田俊男さんの前記の本でも読みながらたまにはお考えください。ではまた。
(なお、『FMC』と『ザ・フナイ』が大人気です。ぜひお読みいただきたくPRしておきます。これらは決して高価でありません。私が関係しているものです。
*『FMC』は、 FAX:03−5782−8111 藤原まで(※ただいま、新規ご入会キャンペーン中。
●詳細・お申込みはコチラ→ http://www.funai-mailclub.com/shinki/)、
*『ザ・フナイ』は、http://www.funaimedia.com/the_funai/index.html FAX:03−5769−3200 高岡まで、お問い合せやお申し込みください。ではよろしく。)
=以上=
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