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トップが語る、「いま、伝えたいこと」

このページでは、舩井幸雄が(2014年1月19日の舩井幸雄の他界後は舩井勝仁が)いま一番皆様に知ってほしい情報をタイムリーにお伝えしていきます。
毎週月曜日定期更新
2015年1月12日
現実的な初夢 (※舩井勝仁執筆)

 2015年も早や10日が過ぎました。先週分のコラムは年内に提出してありましたので、きょうのコラムは、新年初執筆となります。元旦に熱海の母を訪ね、一緒にお正月を過ごしました。新年はいつも熱海に集まっていましたので、その中心に父がいないことを改めて実感しました。母と話していると、母は、日々の生活の中で父・舩井幸雄の存在をはっきりと感じているようです。喪った寂しさというよりは、いまも一緒に暮らしている感覚を普通に感じて、魂の会話を続けているようです。

 父はみなさんご存じのとおり、過去を振り返るのは嫌いな人でした。母はその生き方を認めたうえで、父の生き方の原点に立ち返り、その考えの本質を見出した1年だったようです。「お父さんが言っていたことを自分のなかで1つ1つ整理していくと、それはとても深い示唆に富んでいて、充実した生が満ちてくるような気がする」と言っていました。 私たち夫婦も、多分私が先に逝くと思いますが、寂しさより生きがいを与えるような光を相手に残せたらそれが最高のパートナーシップなんだと感じました。
 私も数時間父がいつも過ごしていたリビングにいて、久しぶりにはっきりと 父の存在を感じていました。2011年に書いた、父の遺言書という日記のようなものが見つかって、母や家族と一緒に読んでいたのですが、大体父はそこで書いている通りのことをやってきたね……と母と話していました。

 父の書棚から芹沢光治良の『神の微笑』という1冊を取りました。芹沢は、日本人で初めてノーベル文学賞の候補になった明治生まれの文学者で、スピリチュアルという言葉などない戦前から、目に見えるもの、見えないものを温かく論理的な筆致で描いた作品を数多く残しており、父も母も好きだった作家です。ふと一節が目に留まりました。

(引用開始)

 はじめてわが年齢を思った。51歳だった。人生50年といわれるがよくぞいままで生きられた。これからの人生は拾いものだ、これまでは自己に忠実に生きたが、これからは己を捨てて他人のために生きようと。(中略)己に言い聞かせた。「文学は物言わぬ神の意思に言葉を与えることだぞ」と。僕は「一日生涯」と考えて年齢も死も忘れてただその日その日を真剣に過ごした。

(引用終了)


 今年51歳になる私ですので、このページを繰った偶然に驚きつつ、やはり「今ここ」に集中して生を真摯に見つめないといけない と気を引き締めました。

 東京に帰る途中、雪が降ってきました。昨年の2月14日の社葬の時の大雪を思い出しました。当日は、都内でも歩いていると前方もはっきり見えないほどの大雪でした。「浜松町駅から増上寺に向かうのは大変でしたが、東京のど真ん中があんなに静まり返り、一瞬にして清らかな空間に変わったのはお父さんだったと感じました」と言ってくださった参列者の方がいました。父のしっかりとやらなければ大変な時代になるぞ、というメッセージだったと思います。
 そのことを熱海からの帰路で思いかえし、今年はすばらしい世界が作られる始まりの年になるが、その前に大きな難所を乗り切る必要があるようだ。しっかりとバランス感覚を守ってブレることなくそれぞれのやるべきことをやっていくことが大切だということを父が身を以て教えてくれたような気がしました。
 そのためには父が教えてくれた「よく働き」「よく学び」「よく稼ぎ」そして「よく考える」ことを日々、自分に言い聞かせ、実践していくことでしょう。日々、快、不快の表面的な感情において振り回されず、自分に起こること、出会う人から ありのまま受け止めて、焦らず、少しずつ「微修正」を積み重ねていくことが大切だと思います。

 話は全く変わりますが、そんな父のメッセージを感じながら帰京し、風呂に入って少しビールを飲んで早く寝たのですが、いつもお世話になっている志賀内泰弘さんからいただいた、いい初夢をみられるという氷上姉子神社の「初夢 七福神縁起 宝船」を枕の下に敷いて寝ました。
 志賀内さんは金融機関にお勤めされていた時に「しがない」サラリーマンだからということで付けたペンネームですが、退職後見事夢を実現させてベストセラー作家になりました。毎年この「宝船」を送ってくださるのですが、昨年10月ににんげんクラブの愛知の有志の皆様とこの氷上姉子神社に参拝させていただきましたので、今年は思いを新たに、志賀内さんに対する感謝の気持ちを感じています。
 私の見た初夢は富士山などの縁起のいいものではなく、ものすごく現実的な夢でした。詳細は省きますが、まるで、今年のお前はしっかりと経営をしていかなければダメだぞ、という父のメッセージのような初夢でした。
 お正月考えたこと、気づいたことをもとにしっかりと父の思いを受け継ぎながらも、新しい世の中を想造するために自分たちがやるべきことをやって、世の中に貢献していくという思いを新たにしています。
 本年もどうぞよろしくお願いいたします。
                                           =以上=

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