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トップが語る、「いま、伝えたいこと」

このページでは、舩井幸雄が(2014年1月19日の舩井幸雄の他界後は舩井勝仁が)いま一番皆様に知ってほしい情報をタイムリーにお伝えしていきます。
毎週月曜日定期更新
2015年2月9日
舩井メールクラブ (※舩井勝仁執筆)
   新刊『舩井幸雄が最後に伝えたかった真実』

 後藤健二さんが人質になった事件が、悲しい結末を迎えてしまいました。たいへん物事は単純でいかなる理由があろうと、輝かしい未来を奪った卑劣な行動は徹底的に糾弾されるべき問題であり、絶対に許してはならないと思います。
 船井本社で発行している「舩井メールクラブ」の先週配信のものの中で、私は以下のように書かせていただきました。一部引用します。

(引用開始)

 日本は冷徹に考えればアメリカの管理下にあります。だから、独自の行動を取り過ぎると、そこまでは認めていないよ、という強烈なメッセージを食らうことになります。イスラム国に日本人が人質になり安倍総理が中東歴訪で約束した支援額と同額という途方もない身代金を要求される事件が起きました。残念ながら人質が殺害されたという最悪の事態になり、安倍総理が苦衷の表情で記者会見していたことが印象的です。
 背後関係の説明をするほど、私は国際政治の力学を理解はしていませんが、安倍総理の苦衷の表情は演技なのではなく、自らの中東歴訪が起こした事態であることを理解されているからではないかという気がしています。アメリカというか日本を実質コントロールしているアメリカ政府の一部の人たちは日本が中東の政治に首を突っ込むことを快く思っていない、というメッセージではないでしょうか。

 昨年、共著『聖なる約束』(きれい・ねっと)を出させていただいた赤塚高仁さんの師匠である故・糸川英夫博士は、日本は欧米に学んでいたら国を滅ぼす、これからは2000年ぶりに民族国家を再建したイスラエルに学ぶべきだというメッセージを残されました。
 安倍総理は、欧米の理屈だけではなく、イスラエル(ユダヤ)の理屈、イスラム諸国やパレスチナの理屈を日本のリーダーが直接感じて、日本独自の行動を起こそうと試したのですが、多分、余計なことはするなという強烈なメッセージを受けてしまったのだと思います。
 ただ、個人的にはこれでせっかくの長期政権が見えてきた安倍総理が失脚するようなことはあっては困りますが、クレバーにどこまでなら許容範囲なのか、またその許容される範囲を少しでも広げていく努力をしながら、日本は独自の道も探るべきだと思っています。ただ単に遠い中東での話ではなく、これがロシアや中国などに対しても日本がどこまで独自の外交を行えるかの試金石になるからです。

(引用終了)


 これは経済の分析のカテゴリーの配信分ですが、来月は国際情勢の分析のカテゴリーで
今回のISISのことをとりあげようとただいま準備中です。
 私の周りには、超プロの先生がおられ、執筆をお願いしておりますが、事情によりお名前を出せない各分野の専門家にもご協力いただいています。毎月時間をいただき個人的な勉強を重ねております。
 今回の問題も、事態が起きた背景、土台、原理原則をしっかり踏まえたうえで、配信日ぎりぎりまで、現場にいる方しか知りえることのない最新情報をお伝えする努力をしたいと思っております。
 舩井メールクラブにご関心のある方はホームページか船井本社(電話:03−5782−8110 担当:藤原)までお問い合わせください。

 その舩井メールクラブから生まれた本で、父の最後の著作となりました『舩井幸雄が最後に伝えたかった真実 〜船井流“経営と生き方”のコツ〜』、大変な反響をいただいております。
 各書店では赤い表紙が見えるところに置いてくださっているところが多く、ありがたい限りです。昨年1月にあの世に旅立った父・舩井幸雄が、病床にありながらこの本の出版構想を練り、一昨年12月まで執筆を続けていた渾身の1冊です。残念ながら、本人によって最終稿には至りませんでしたが、父が考えていた構成に忠実に編集を加えました。 父が心から尊敬、信頼し、心から認めた超プロの先生にお願いした、実は2015年にも役立つ情報を厳選しているところに父らしさが見えると思います。

 目次を紹介します。

第1章 これまで書けなかった船井流経営法の一体系
第2章 仕事だけの人生を生きた男の“収支決算”
第3章 国際社会との上手な付き合い方を考える
第4章 世界中が日本人の生き方に注目している
第5章 未来に向けて必要な哲学は東洋思想の中にある


 皆様には「舩井先生がそこにいるような気がする」「舩井先生は、世のため人のためになることなら、自分は後手に回り正しい主義主張をする方を謙虚にサポートする方でした。そのことをこの本を読んで改めて思い出しました。私もその生き方を見習いたいです」などとありがたい感想をいただいております。

 舩井幸雄の真髄に触れるような1冊として、私もこれからの人生、傍らに置いて何度も読み返すことになると思います。

 今回は、申し訳ありません、前号で予告した書評に行きつきませんでしたが、改めて書かせていただきます。
                                           =以上=

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