トップが語る、「いま、伝えたいこと」
相変わらずのトランプ大統領の無茶な発言でアメリカの相場は若干下がっていますが、基本的にはマスコミの報道ほどは、トランプ大統領は危機的な状況を迎えていないと思います。それよりも気になるのは、『ザ・フナイ』の10月号(定期購読のお客様にはそろそろお手元に届くと思います。書店では来月初旬3日頃の発売予定です)で、副島隆彦先生が来年4月にトランプ大統領が北朝鮮を攻撃すると断言されていることです。
副島先生は、トランプ大統領の誕生を誰よりも明確に断言されました。私も文章を書く身なので、よく分かりますが、多くの人はトランプ大統領を私も当てたと言いますが、当たらなかったときのために語尾を曖昧にしておきます。副島流はこれに意義を唱えていて、予言をするのなら、はっきり断定せよと迫っているのです。実は、父も結構うまく曖昧にしていたこともあるので、必ずしも副島先生の土俵に評論家の皆さまが乗る必要はないと思いますが、潔さとしては負けているのは間違いありません。
副島先生も断言されるからには、脳みそがちぎれるほど考えておられるのは間違いありませんので、ぜひ『ザ・フナイ』をお買い求めいただいてお読みいただければと思います。また、副島先生の本音の講演を9月23日(土)の「舩井フォーラム2017」でお話いただくことになっています。北朝鮮へのアメリカの攻撃があるとすると、それがリーマンショック以上のインパクトを社会に対して与える可能性は極めて高くなると思います。(私は語尾でごまかしていますね。)ぜひ、舩井フォーラムにお越しいただいて、その意見の背後の迫力を感じてください。
相場の方は、この原稿は金曜日の朝に書いていますが、イエレンFRB議長やドラギECB総裁の8月恒例のアメリカのジャクソンホールでの講演に注目が集まっていますが、二人とも市場にインパクトのある発言をここでするとは思えませんので、マクロに見ると変化はないと思っています。蛇足ですが、ずいぶん前に当時の白川日銀総裁の講演を聴かせていただく機会がありました。楽しみにしていたのですが、結論から言うと言質を取られないように細心の注意を払った講演だったので、まったくおもしろくありませんでした。多分、今回のジャクソンホールは同じようになるとこれは予言しても大丈夫だと思っています。
副島先生だけではなく、現実的な政治経済の世界で生きていく人や、そうでなくてスピリチュアルなことを主体に考えている人でも、これからは脳みそがちぎれるぐらい考えなければいけないような状態になることが多いのではないかと思っています。故・七田眞先生の弟子で父の代からご縁のある、全脳活性プロデューサーの山岡尚樹先生は、ここ数年で10冊以上の「脳力」開発本を出されています。ほとんどがリラックスや活性といった脳のはたらきに特化したミュージックがはいったCDが付属していてその音楽をBGMにしながら、イメージトレーニングをするものです。
山岡先生に限らず、私のもとに、このようなメディテーションやヒーリングのジャンルの本を贈って下さる著者の方が多いのですが必ず開封して、最低数回は聴かせていただくようにしています。最近はマインドフルネスというジャンルが流行になり、ますます進化している領域のように感じます。このような音楽を使った能力開発に関しては、効果は一概にはいえないものの、著者とユーザーの相性が、大きいかなというのが私の実感です。
そういった意味では、山岡先生が親友であるということもありますが、彼の提唱されるものは、私自身は心地がよく感じられ、相性が良いと思っています。毎回新刊を楽しみにしているのですが、昨年末出された『聞くだけで脳が目覚めるCDブック』(あさ出版刊)は毎日15分のステップで脳力を鍛えようというものです。ステップ1で最高64倍速の超高速サウンドで右脳を活性化する、ステップ2で最大12音の複数の音が重なったサウンドを聞き分け、同時並行脳を鍛える、そして最後のステップで高周波で脳をリラックスさせるというプロセスです。結構パワフルなように思いますが、これがけっこう楽しく、私も移動中に実践しています。
昔、山岡先生のCDに『聖徳太子の耳』という聞き分けのトレーニングモノや、七田先生の絶賛されたCD『超高速モーツァルト』というのがあって、とてもエッジが効いていて、面白いなと思ったのですが、今回の『聞くだけで脳が目覚めるCDブック』は、そういったものがすべて集結した良い1冊になっていると思います。約7万部のベストセラーになっているのも納得です。
山岡先生はほかにもいろいろな試みに挑戦されていて、私は未体験なのですが、スマホ用の「超脳トレ」アプリも好評のようです。つい最近の話ですが、知人が一月ほど試したところ、仕事上のアイデアを生み出すのに「ひらめき力」が大きく上がったので、中学生の息子にもやらせたら定期試験勉強がすいすいこなせて、暗記物が苦にならなくなったと言っていたと教えてくれました。
こういった情報は素直に取り入れて試してみるべきだと思いますので、私も近々ダウンロードしようと思います。人間の脳は、一生のうち3%程度しか使われないことが多いそうで、残りの97%を少しでも活用することへの挑戦をライフワークにされている山岡先生の活動を、これからも楽しみにしています。
脳がちぎれるほど考えるというフレーズは、杉本貴司著『孫正義 300年王国への野望』(日本経済新聞社)に出てくるものです。杉本さんは日経の記者ですが、丁寧な孫社長への取材を通して、その本質に迫っている名著です。脳がちぎれるほど考える「千本ノック」と、それで鍛えられた孫社長を支える幹部たちの存在が強さの秘密であることがよく理解できました。ソフトバンク流は大変そうですが、山岡先生流で楽しく脳トレをして、脳力を高めると楽しいと思います。そう言えば、山岡先生も舩井フォーラムに出演されます。やっぱり見逃せないと思います。
=以上=
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