
トップが語る、「いま、伝えたいこと」

お盆も過ぎましたが、世界のマーケットは落ち着きを取り戻しません。多くの人が夏休みを取っているので薄商いになっていることもあり、少しの材料で相場が乱高下しています。相場のプロにとってはこの方が儲かるのでいいのかもしれませんが、このような相場が続くと地道にコツコツと投資をしている素人が泣かされることになるので、ちょっとやり切れない思いもします。
株式だけではありませんが、不動産や他の投資商品にしてもまだまだプロと素人の情報格差が激しく、ストレートな表現をすると素人が食い物にされているように感じることが多々あります。企業が目先の収益を上げるにはそれでいいのかもしれませんが、日本できちんとしたマーケットが長期的視点で育たない大きな原因になっているようにも感じます。少なくとも、フェアであることは市場を育成する大事な要素だと思いますので、プロの方(大企業で相場に関わっている方はプロとしてフェアでいることの矜持をいつも忘れずに持って欲しいと感じています)には、そんなことも考えていただければありがたいなと思います。
話を戻すと、大きな流れで言うとトルコや中国などの新興国がアメリカからいじめられているのがいまの相場の実態だと思えば、当たらずと雖も遠からずだと感じます。中国は日本との関係改善を図っていますし、トルコのエルドアン大統領もアメリカやEUが面倒を見てくれないのなら、ロシアや中国に接近するぞという脅かしの姿勢を見せています。
中国ぐらいの経済力を持てばいろいろ対抗策も考えられるのかもしれませんが、それでもやっぱりトランプ大統領のようにアメリカから実利を求めてストレートに要求を突き付けられると厳しいのだと感じます。ましてや言い方は失礼ですが、トルコぐらいの経済力であまりアメリカに盾つかない方がいいのだろうなあと感じています。
昔、新興国がジョージ・ソロスと喧嘩して痛い目にあったことがあり、それが原因でアジア金融危機が起こり韓国までもがIMF管理になってしまったことがありましたが、いまは、アメリカの大統領が自ら新興国との間で利害をあらわにして対立する時代になったようです。小国からすると、少なくとも正面衝突は避けてしっかりと実利を取っていこうという姿勢が日本を含めて必要な気がしています。
8月15日に58歳の誕生日を迎えた盟友・小川雅弘さん。誰よりも暑い夏を送っていらっしゃいます。アースキーパークリスタル協会主宰のイベントも盛りだくさんで、全国講演の主催から集客のほとんどを自らの手で行い、手弁当で自ら車を運転して全国に出向き、場所によっては会場設営から片付けまで自分でしてくる小川さんのパワーの源は、近くにいながらもどこからでてくるのかといつも不思議に思っていました。
今月は一緒に南米(ペルー、ボリビア、ブラジル)に行ってきました。小川さんからすると、メシアメジャーから言われたご神事をする旅だったのですが、いつもすごいなあと思うのは、これらの活動で小川さんが経済的に得るものは何もないということです。去年一緒にいったペルーの旅から、小川さんは「(大きな変革がやってくる大事な年である)2038年に必要なエネルギーを(いまから)取りに行く」をミッションに5つの国内外の場所に出向いて、それを達成しました。5つとは、姫路城、北京の紫禁城、インドのアグラ、ギリシャのパルテノン神殿、そしてペルーのオリャンタイタンボ遺跡(インカの遺跡です。このHPが分かりやすいと思います)です。
中国、インド、ギリシャの旅では、忙しいスケジュールを縫っての飛行機を6回、夜中に乗り換え中国1泊2日、ギリシャは2泊3日、インド滞在に至っては現地に2泊したけどホテルで眠れたのは合計で2、3時間という殺人的な弾丸旅行です。それを「5つのエネルギーを集めてくるって、なんかドラゴンボールみたいでかっこいい」と笑って仰る小川さんです。その目的を聞くと、真摯な目で「世界平和」のため、と毎回静かにおっしゃいます。
欲も得もない小川さんの思いが詰まった9月の「世界144,000人の平和の祈り」、なぜ、この数字が出てきたかとよく聞かれるらしいのですが、聖書をはじめとする世界中にあるたくさんの聖典や預言書の中に「144,000」という数字が今でも多く残っているそうです。その他にも「地球のグリッドが144,000ある」とか「人間の経絡(ツボ)も144,000ある」など、なにかと大事なものにはこの数字が出てくるようです。
ちょっとネガティブな話もしておくと、オウム真理教の麻原彰晃も144,000という数字をハルマゲドンの数字として使っていて、それを自分たちがメチャクチャなことをしてもいいという根拠に使っていたそうです。
イスラエルに行くとハルマゲドンというのは、メギドの丘という意味だということが分かります。メギドは場所というか遺跡の名前で軍事上の重要な戦略上の拠点で20何度もいろいろな勢力がそこを征服した激戦地です。だからまたメギドが他の勢力に占領されてしまって大虐殺されると怖れることがハルマゲドンの本来の意味になり、世界が滅亡するという意味ではないのです。ちゃんと原典に当たると、いかにいい加減な情報で私たちが振り回されているかが分かるいい事例だと思います。
これからの子どもたちが生きる、愛と平和の日本と、戦いのない平和の未来のために、祈りのイベントはパシフィコ横浜国立大ホールで9月22日(土)が前夜祭で9月23日(日)が本番の集いとして開催されます。ご自分のすべてを捧げて活動されている小川さんには私も賛同させていただいております。私も参加しますので、皆さんにお会いできることを楽しみにしています。このイベントに関しては、HPをご覧いただいて、ぜひ参加いただければと思います。
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2018.08.20:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】平和の祈り (※舩井勝仁執筆)
2018.08.13:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】イヤシロチ
2018.08.06:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】奇跡の言葉 (※舩井勝仁執筆)

ライフカラーカウンセラー認定協会 代表
1964年大阪府生まれ。関西学院大学法学部政治学科卒業後、英語教師として13年間、兵庫県の私立中高一貫校に奉職。2001年、(株)船井本社の前身である(株)船井事務所に入社し、(株)船井総合研究所に出向。舩井幸雄の直轄プロジェクトチームである会長特命室に配属。舩井幸雄がルール化した「人づくり法」の直伝を受け、人づくり研修「人財塾」として体系化し、その主幹を務め、各業界で活躍する人財を輩出した。 2003年4月、(株)本物研究所を設立、代表取締役社長に就任。商品、技術、生き方、人財育成における「本物」を研究開発し、広く啓蒙・普及活動を行う。また、2008年にはライフカラーカウンセラー認定協会を立ち上げ、2012年、(株)51 Dreams' Companyを設立し、学生向けに「人財塾」を再構成し、「幸学館カレッジ」を開校。館長をつとめる。2013年9月に(株)船井メディアの取締役社長CEOに就任した。 講演者としては、経営、人材育成、マーケティング、幸せ論、子育て、メンタルなど、多岐にわたる分野をカバーする。
著書に、『あなたにとって一番の幸せに気づく幸感力』

