船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる

このページは、船井本社グループスタッフによるコラムページです。 「これからは“本音”で生きるのがよい。そのためには“本物の人間”になることが大事」という舩井幸雄の思想のもと、このページでは、社員が“本物の人間”になることを目指し、毎日の生活を送る中で感じていること、皆さまに伝えたいことなどを“本音ベース”で語っていきます。

書:佐野浩一
船井幸雄グループ社員の日々もの思ひ、考へる あの社員の一日を公開!
体感時間
2015.6.24(Wed)
社名:イリアール(株)
名前:広川 裕子

 『舩井幸雄.com』をご覧の皆さま、こんにちは。
 イリアール株式会社の広川裕子です。

 2015年も、もうすぐ半分が過ぎますね。
 最近、時の流れの感じ方について、つくづく不思議に思います。実際に経過した時間と、自分の感じている時間が大きく違うことが不思議なのです。   

 例えば、今年のお正月から……
実際に経過した時間は「約6ヶ月」、自分の体感時間も「約6ヶ月」

 しかし、当コラムを書かせていただくようになってから……
実際に経過した時間は「2年9ヶ月」、体感時間は「1年くらい」

 まもなく産休に入る同僚が「赤ちゃんができました」と朝礼で話してから……
実際に経過した時間は「6ヶ月」、体感時間は「1〜2ヶ月」

 最も腑に落ちないのは、3月下旬以降の時間の進み方です。今が6月下旬なので、実際に経過した時間は「3ヶ月」です。
 なのに、息子の保育園卒園式は「1年くらい」前に行われたように感じています。その直後、小学校に入学したわけですが、彼がランドセルを背負って登校するようになってから「半年くらい」は、すでに経っている気がするのです。

 何故なのでしょう? 不思議でしようがありません。

 『ジャネーの法則』って、ご存知ですか?
 19世紀のフランスの哲学者である、ポール・ジャネが発案した、実際の時間と心理的長さ(体感時間)についての法則です。この法則を要約すれば、「体感的な時間の長さは、年齢に反比例する」というものだそうです。
 例えば、6歳にとっての「1年」は、それまでの人生の6分の1ですが、60歳にとっては人生の60分の1になるため、「1年」という時間は10倍短く感じる……ということ、だそうです(正直なところ、正確に理解できている自信がありません……)。

 体感時間が実際に経過した時間より長く(あるいは短く)感じる要因としては、「新しい経験をしたか?」ということも大きく左右するようです。
 「自分が経験したことか?」という部分も要因となるのではないでしょうか。しばらく会わない知人の子供の成長に驚くということは、よくありますよね。

 今年の3月、4月は新しい経験が満載で、1日が24時間では足りないくらいでした。
 体感時間として1日24時間以上を過ごしていたのかもしれません。なので、振り返ると、「24時間×3ヶ月」より長い時間が経ったように感じるのでしょうか。

 一方、同僚の妊娠〜出産は、私の経験ではありません。毎日、彼女のお腹が膨らんでいくことを話題にはしつつも、その間、彼女が新しく体験をしたことは、私には実感として分かりません。そこで、「あっという間」だった気がするのです。

 どのように感じても、1日は24時間、1時間は60分です。私は、ぼんやり過ごすことも、なんでもない単調な毎日を過ごすことも悪くはないと思います。振り返って「あっという間」と感じたとしても、その時々を自分らしく過ごしていれば、それで良いと思います。

 2016年まで、あと半年ですね。
 2015年末に、6ヶ月前の今日の日を振り返って「6ヶ月以上」と感じるのか、「6ヶ月未満」と感じるのか、不思議な気分で想像しています。

 最後までお読みくださり、ありがとうございました。


13周目:「シンクロの不思議」
14周目:「チューブちゃんのこと」
15周目:「親の心子知らず」
16周目:「最高の褒め言葉」
17周目:「+αのサービスを」
18周目:「Gの恐怖」
19周目:「2013年夏の想い出」
20周目:「一期一会を感じたこと」
21周目:「言い訳大臣と勇気レンジャー」
22周目:「斜45度後方」
23周目:「泣く技術」
24周目:「匂わない日々」
25周目:「想い出音」
26周目:「ならば、どう生きる? 〜『いのちの革命』を読んで〜」
27周目:「文字から気づく意外な自分」
28周目:「なんとなく、ナマハゲを思う」
29周目:「なんとなくナマハゲを思ったあと、妖怪について考える。」
30周目:「何か食べたい!」

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