船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる

このページは、船井本社グループスタッフによるコラムページです。 「これからは“本音”で生きるのがよい。そのためには“本物の人間”になることが大事」という舩井幸雄の思想のもと、このページでは、社員が“本物の人間”になることを目指し、毎日の生活を送る中で感じていること、皆さまに伝えたいことなどを“本音ベース”で語っていきます。

書:佐野浩一
船井幸雄グループ社員の日々もの思ひ、考へる あの社員の一日を公開!
本好きが書く文章
2015.9.28(Mon)
社名:(株)本物研究所
名前:星 祐作

 「読書グセをつけよう……電車の中や、待ちあわせでちょっと時間があるときなど、とにかく本を開くクセをつけましょう。大事なところ、面白いところには、傍線を引いてみましょう。本を読むと、知識が蓄えられるだけなく、自分の自由な発想や考えを開発でき、成長につながります。勉強好きになるためにも『読書グセ』をつけましょう。」
―引用 『人生を変える300の言葉』(舩井幸雄著 ダイヤモンド社刊)―

 『舩井幸雄.com』をご覧の皆様こんにちは。『舩井幸雄.com』をご覧の方のほとんどが読書好きではないかと思います。読む本、好きな作家にばらつきはあると思いますが、総じて活字が好きな方が多いと思います。
 年に何度か行う、船井本社グループ主催のイベントやセミナーでは、必ずと言っていいほど書籍を販売していて、そして、その売れ行きも大変盛況と思われます。
 今年も開催されます「舩井フォーラム2015」にも、書籍販売ブースが出展されると聞いています。

 私も読書は大好きです。一番最初に、本が面白いな、と感じた本は姉に勧められた『二十四の瞳』(壺井栄著)の文庫本でした。そんなに厚い本ではありませんでした(おそらく小学5年のころだったと思います)。私にとっては初めて読んだ本格的な文学作品でした。それでも、姉に渡されてすなおに本を読んで「小説っておもしろいな」と感じました。そういうことも影響してか、その後私が好きで読む本は小説ばかりになりました。

 ビジネスに関する書籍を手にすることは、社会人になってから、つまり今の会社に入社してからでした。最初はかなり抵抗感がありました。ここからは、私の個人的体験について考えを書かせていただきます。

 ビジネス書は、小説に比べて、イマジネーションをあまり使いません。小説を読むときは、いろいろ情景を頭に思い浮かべたり、時にはその小説に出てくる登場人物になりきったりします。ビジネス書の場合は、感心、または、納得することは多いですが、小説ほどイマジネーションを働かせることは、私の場合には多くありません。それは、おそらく好きか嫌いかという単純な理由だと思います。決して、ビジネスが嫌いなわけではありませんが、小説に比べると私は少し劣るかなあと思います。

 最近は「活字離れ」という言葉を耳にすることがあります。
 文化庁が「国語に関する世論調査」は、全国の16歳以上の男女3000人を対象に実施しました。それによると、マンガや雑誌を除く1ヵ月の読書量は、「1、2冊」と回答したのが34.5%、「3、4冊」は10.9%、「5、6冊」は3.4%、「7冊以上」が3.6%だったのに対し、「読まない」との回答が最も多く、47.5%に上った。平成21年実施の前回調査に比べ、1冊も読まない割合は1.4ポイント増加、14年実施の前々回調査からは10ポイント近く増加しており、日本人の読書離れが示されました。

 読書をするコツは、好きな本を読むことではないでしょうか。ある状況になり、必要が迫られ読む本は、どこかに義務感のようなものを感じます。それに比べて、自分が好き、もしくは興味のある分野の書籍であればスイスイと読めます。
 そして、読書をするリズムを生活の中に取り入れることも大事だと思います。私の場合、通勤途中の電車の中で読むことと寝る前に読むことを心がけています。通勤途中であれば、後何駅で最寄り駅に到着するから、この章は読むことができるなという計算ができます。また寝る前に本を読むと、すぐに眠くなり、副作用のない効果的な睡眠導入剤になります(笑)。やはり、自分の好きな本でなければ、なかなか進まないとは思いますが。

 私の好きな作家の1人に、村上春樹氏がいます(ちなみに、私は、かなりミーハーです)。ご存知の方も多い作家ですが、彼の最近の著書に『職業としての小説家』
(潟Xイッチ・パブリッシング刊)という本があります。新聞広告で目にして、読んでみたいなと思っていたら、先日大阪に出張に行った際に、新大阪の駅にある書店で見つけて、迷わずに購入しました。
 彼の小説が好きな自分が言うので多少の偏りはあるかもしれませんが、とても納得のいくことが多くありました。

 その書籍の中に、「オリジナリティー」について書かれているところがあります。そこを抜粋します。

@ほかの表現者とは明らかに異なる、独自のスタイル(サウンドなり文体なりフォルムなり色彩なり)を有している。ちょっと見れば(聴けば)その人の表現だと(おおむね)瞬時に理解できなくてはならない。
Aそのスタイルを、自らの力でヴァージョン・アップできなくてはならない。時間の経過とともにそのスタイルは成長していく。いつまでも同じ場所に留まっていることはできない。そういう自発的・内在的な自己革新力を有している。
Bその独自のスタイルは時間の経過とともにスタンダート化し、人々のサイキに吸収され、価値判断基準の一部として取り込まれていかなくてはならない。あるいは後世の表現者の豊かな引用源にならなくてはならい。

 結論だけ見ると、そんなの当たり前だよ、と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、書籍の中では、その結論が導き出されるまでの考え方が具体事例を交えながら説明されています。
 他にも、文学賞に関する考え方や、小説を書くことに関する具体的な体験が多く書かれています。彼や彼の作品に興味がある方は、読んでみるととても面白く、またためになると思います。

 気候も安定し、過ごしやすい季節です。どうぞ、皆さま独自の読書の秋をお過ごしください。


2周目:「働くことに関する本音」
3周目:「人間としての性質」
4周目:「自動反応について」
5周目:「国会答弁を聞いて感じたこと」
6周目:「1日のリズムをスムーズに進めるには」
7周目:「自分を受け入れる」
8周目:「食事について」
9周目:「スターウォーズを見て思ったこと」
10周目:「6/2(土)にんげんクラブ関西大会(in京都)に遊びにきませんか?」
11周目:「健康と夢を叶える蘇生の風」
12周目:「ゆるすということ」
13周目:「楽しく仕事をするために」
14周目:「カウンセラーが一番お得なんです」
15周目:「薬を使わない医師 宮島先生」
16周目:「心と身体の処方箋」
17周目:「人前で話すことの効用」
18周目:「カウンセリングで大切なこと」
19周目:「自分の再発見」
20周目:「私のおすすめ断食健康法」
21周目:「年初に感じた、自然の偉大さ」
22周目:「自然に融合する東洋医学の叡智」
23周目:「電磁波と陰陽五行」
24周目:「ココロの病の対処法」
25周目:「教育の場にカウンセリングを」
26周目:「自然の中で生きる 〜サーフィンから学ぶこと〜」
27周目:「映画『日本と原発』を観て」
28周目:「びっくり現象 〜光冷暖システム〜」
29周目:「波動について」
30周目:「大いなる自己との対話」
31周目:「占い師・風水師から学ぶ方法と視点」
32周目:「電磁波と地磁気について」

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