船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる

このページは、船井幸雄グループスタッフによるコラムページです。
日々仕事をする中で感じていることなどを自由に語ったページです（このページでは、便宜上、船井幸雄を“船井会長”と呼び、敬語表現を使わせていただいています。ご了承ください）。

　「船井幸雄.com」をご覧の皆様、初めまして、（株）本物研究所の門脇宥希と申します。
　今年の２月に（株）本物研究所に入社致しました。よろしくお願い致します。
　今回の入社は、私にとって人生で初めての転職となりました。入社して３ヶ月経過しましたが、周りの方々の支えがあり、非常に有意義に働いています。
　
　“働く”ということは、お客様、同僚、先輩、上司、周りの色んな方々の支えがあってこそできるものだと経験を積めば積むほど確信するようになりました。仕事をしていると失敗や苦労は避けて通れません。辞めたいと思うことも何度かありました。しかし、周りの方々の支えがあり継続できたと思っています。また、“将来は会社をこうしようじゃないか”と未来を夢見て深夜まで酒の席を共にし、腹の底から語り合った日々がありました。“働く”ということは何を職業にするかではなく、その職場で時間を共にする同僚、先輩、上司、またはお客様との人間関係により人間性を高めることではないかと思うようになりました。

　前職では、特に同じ職場に配属された一人の同期に影響を強く受けました。私は彼と同じ寮に入っていましたので、仕事が終わった後も帰宅は一緒、食事は一緒、風呂まで一緒に入っていました。初めて顔を合わせたその日から、彼とは呼吸が合うというか波長が合うというか本当に仲が良かったのです。“働く”ということを共にすると学生時代の友人とは一味違う人間関係となりました。それは、日々の些細な会話、行動より構築されるものです。相手の今日の調子を表情から察知する、本当にしんどい時に手を差し伸べるなど、彼とは正に“あ・うん”の呼吸でした。

　しかし、今は親交の深かった職場の方々、同期の彼と離れて新しい道を辿っています。“これだけ素晴らしい人間関係の職場はあるのだろうか”と思う程恵まれていました。“働く”ということを仕事の内容に求めるか、人間関係をより高いものに求めるか、選択を悩んだ時期もありました。しかし、必ずしも彼と場所を同じにしてずっと一緒に働くことだけがそれに繋がるわけではないと言い聞かせました。
　
　何十年後、また退職する時など、どうなっているのでしょうか。私自身“働く”ということを極めたいですし、それ以上に旧友の成功を祈っています。人間関係は長い時間を経験することにより、本当に強固なものとなります。もっと一緒に時間を過ごしていれば、もっと違う人間関係が構築できたかもしれません。

　船井会長は出会う人間も偶然ではなく必然に会うように仕組まれているとおっしゃいます。私と彼の出会いも必然です。また今後時間を共有するようになるかもしれません。
　旧友よ！私は船井会長に憧れて門を叩きました。それだけ心に響くものがあったことをご理解下さい。決して旧友より船井会長を好きになったわけではないですよ（笑）。ご安心下さい。


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