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トップが語る、「いま、伝えたいこと」

このページでは、舩井幸雄が(2014年1月19日の舩井幸雄の他界後は舩井勝仁が)いま一番皆様に知ってほしい情報をタイムリーにお伝えしていきます。
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2011年3月11日
闘病法

 私は2007年3月12日から、体調を崩しました。きょうで満4年たちました。それまでは「超元気」だっただけに、それから、きょうまでの4年間は、正直なところ、それまで知らなかったことをカラダで教えられ辛い思いをしてきました。体調は一進一退、いまだにカラダは半人前みたいなものです。
 とはいえ、一人前に働けない。仕事ができない……しかもどこかがたえず異常で、たとえばいまの私は口内が痛い、しゃべりにくい、喰べにくい、睡りにくい状態です。それだけに病気に対する処し方もいろいろ知りました。これは参考になると思います。そこでそれらを、きょうはまとめて書いてみようと思います。

1.本当の名医と付きあうこと。
 4年間に多くの医師や歯科医師と付きあいました。ほとんどは紹介者があって診てもらったんですが、本当の名医や、患者のために親身になってくれる人は、ほとんどいなかったように思います。
 こういう名医や良医は100人に1人くらいしかいないのでしょうが、病気の時、特に難病の時はそういう人に診てもらうことが必要です。
 健康な時は、できれば医療機関には近づかない方がよいし、薬は飲まないことですが、病気の時は、そうも言っておられません。
 いつ病気になるか分らないわけですから、名医や良医は探して、いつでも診てもらえるようにしておくべきでしょう。これがやはりもっとも大事だと思います。

2.病気の原因をつきとめ、的確に対処すること。
 私の場合、左上半身につぎつぎと病気が発生したのですが、その原因を知ったのは、一昨年6月、発病してから2年3ヵ月もたってからでした。また’07年10月から口内異常がはじまったのですが、その原因を知ったのは去年3月、これも2年5ヵ月たってからです。去年の6月ごろからいまの口内異常がはじまりました。口内が痛く、しゃべりにくく、喰べにくいなどです。しかしその原因がはっきり分ったのは今年の1月に入ってからです。原因を知らない間は当然、正しい対処ができません。
 ともかく原因があって結果があるわけですから、難病であればあるだけ、原因を早くつきとめ、自分で理解し納得してから万全の対処法をとることです。良策は経験者に聞いておくことでしょうね。

3.くよくよしないこと。
 病気は辛いものです。生命の危険もあります。働けなく経費がかかりますから、経済的負担も大変です。家族にも大きな負担をかけます。といってくよくよしても、どうにもなりません。病気を包みこみ、それを活かし、病気に感謝する気持になることです。いま78才で多くの社会的経験があり、いろんなことを知っている私でも、ようやくこんな気持になれたのは最近のことなので、ふつうは「くよくよする」のは分りますが、ともかく「くよくよすればするだけ」気分がめいり、病気も良くならないようです。なるべく「いい気」になって病気や周囲の人たちに甘えることです。時々は練習しておいた方がよいでしょう。

4.あきらめないこと
 私の場合、この4年間で3−4回「もうダメか?」と思いました。そこまで悪くなりました。しかし未来は分らないのですから、あきらめないことです。元気になってしたいことをあれこれ考えますと、いろいろ出て来ます。
 また、できる仕事はすることです。私は原稿を書いていました。
 ともかく「あきらめる」と気力がなくなって一挙に病状が悪くなるようです。なにかしたいこと、できることを身につけておいてください。

5.薬は、できるだけ服用しないで、カラダを活用し、自然治癒力を高めること。
 いろんな薬があります。いろいろ効用が書いてあります。人も奨めます。しかしできれば、それらはできるだけ服用しない方がよいでしょう。
 服用するのは、完全に理解し納得できるものだけにした方がよいようです。なぜなら薬には副作用があるからです。
 それから人間のカラダは活用しないと衰えます。
 アタマを使わないと、アタマが悪くなるし、歩かないと足が衰えます。
 私は、しゃべれなくなったのでほほからアゴ、口内の骨や筋肉がすごく衰えました。
 だからカラダはアタマを含めてできるだけ活用し、自然治癒力を高めるのがベストだと思います。ともかくムリしてでもカラダを使ってみてください。

6.さいごに、他人からのマイナス発想のコトバに負けないようにすること。
 医師を含めて、病人に接する人は、気をつけてはくれているのでしょうが、時々は病人をがっかりさせるようなコトバを言うものです。病人にとりましては、それらは、ものすごく気になりますが、負けないように精神力を強めてください。
 一々気にしていたら、それだけで参ってしまいます。これは経験するとうまくなります。が、とりあえず経験者に聞いておいてください。

 以上、六つだけあげましたが、まだまだ多くあります。ただ主なことはこの六つでよいと思います。病人の方は上手に闘病してください。なお周辺に病人がいる方は、以上の点に気をつけて看病してあげてください。あるいは病人と付きあってやってください。
 私は、「近々元気になり、一人前になる」と思って、闘病4周年に当り、きょうはこのようなふだん実行していることを本音で書きました。
 何かの参考になれば幸せです。
                                           =以上=

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