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トップが語る、「いま、伝えたいこと」

このページでは、舩井幸雄が(2014年1月19日の舩井幸雄の他界後は舩井勝仁が)いま一番皆様に知ってほしい情報をタイムリーにお伝えしていきます。
毎週月曜日定期更新
2012年4月2日
最近、読んで参考になった本

 3月は、月初は『船井幸雄の大遺言』(4月4日 青萠堂刊)の本づくりに忙しく、中旬からは体調が回復してきましたので、急に来客などが多くなり、さらに後半になって新著『「大事なこと」は知っておきましょう』(ビジネス社刊、4月中くらいに脱稿予定)を書きはじめたために、余裕時間が少なく、30冊くらいしか単行本は読めませんでした。ふだんの月の半分くらいです。
 今月も、その中で私にとりまして参考になった数冊を取りあげ紹介いたします。
 なぜか去年12月1日、今年1月5日、2月6日、そして3月5日と、毎回6冊ずつを上記の題名で紹介して来たのですが、この紹介記事が大人気なのです。うれしいことです。では今月は、6冊の本の初版本の発刊日順に簡単な説明とともに紹介いたします。

【1】『競争社会をこえて』(アルフィ・コーン著 山本啓、真水康樹 訳、1994年6月15日 法政大学出版局刊)
 この本は、1980年ごろから競争ほど、バカげたことはないと気づき、「競争しない経営法」といわれる「船井流経営法」を確立した私が、本当に勇気づけられた名著です。何回も読み返した本です。書庫から取り出してきて久しぶりにゆっくり読みました。いまだに「競争は善」とか「競争至上主義」を説えたり、実践している人が多くいますが、そういう人にぜひ読んでもらいたい一冊なのです。原題は『NO CONTEST』で、1986年と1992年に人間行動の評論家として有名になったアルフィ・コーン氏の代表的な著作です。アメリカ心理学会賞を得ています。以下に本書に寄せられた主な賛辞を書いておきます。

*近年まれにみるような思索を刺激する著作のひとつである。最初から最後まで読者をくぎづけにせずにはおかない。 ――West Coast Review of Books

『競争社会をこえて』は教育者にとって必読の書である。 ――Phi Delta Kappan

*コーンはまっとうな意味で社会的な行為にアプローチし、競争に対して容赦のない議論を展開しているし、洞察力にとんだ、納得のいく研究である。 ――Boston Herald

*競争の悪影響について書かれたアルフィ・コーンの著作は、調査も行き届いており思索を刺激するものだ。教育者のあいだで議論をよびおこすことだろう。 ――United Press International

*綿密な下調べが行われ、わかりやすく書かれ、おどろくほど明晰な記述がなされている。 ――Los Angeles Times Book Review

【2】『私を変えた体験』(五井平和財団編 2012年2月1日 フェシモ刊)

 世界の若者からのメッセージ集で、五井平和財団とユネスコが主催した国際ユース作文コンテスト選集です。小学生から25才までの若者のメッセージ(作文)を16人から集め、それらを上手に配しています。一読しますと、心が洗われ、希望が湧いてきました。

【3】『なかったことに出来ない話』(池田整治著 2012年2月12日 新日本文芸協会刊)
 これは池田さんの講演録だと思います。元陸将補 自衛隊きっての情報通の著者の本音がうまく出ています。同氏著の『マインドコントロールX』(2012年3月11日 ビジネス社刊)とあわせて読むとよりよく分ります。が、私にはこの講演録の本音が非常に参考になりました。

【4】『1998年 アークが剣山から出てきた!』(三浦大介著 2012年2月28日 ミウラユニバーサル刊)
 四国の剣山に魅せられた私の友人の三浦大介さんのスーパーロマンの著作です。
 日ユ同祖論や聖書のことを、飛鳥昭雄さんと泉パウロさんの本で最近深く読み、彼らが2人とも聖書を100%信じていることにびっくりした直後でもあり、この本での三浦さんの説も「なるほど」とうなづけました。
 と言っても、私は聖書がどうしても好きになれない人間ですから、これもフシギなことです。聖書についての客観的な御意見を教えてください。

【5】『コルマンインデックス後 私たちの運命を決める 近未来サイクル』(高島康司著 2012年2月29日 徳間書店刊)
 コルマンインデックスの紹介で、予測家として有名になった私の友人の高島さんの最近著です。コルマンインデックス(2011年10月28日)後、地球にどんな変化が来てどう対処したらよいかを彼の得意なサイクル論からていねいに述べています。高島さんらしい著作です。私には高島流の考え方が参考になりました。

【6】『「NS乳酸菌」が病気を防ぐ』(金鋒(ジンフェン)著 2012年3月17日 PHP研究所刊)
 著者はモンゴル生れの中国人で、東大で博士号をとった私の友人です。よい男です。
 現在、中国科学院教授です。乳酸菌の世界的権威と言っていいでしょう。
 この本は、日本人向けに書かれています。と同時に、「がん」「糖尿病」「高血圧」「インフルエンザ」「花粉症」などにこの菌が卓効があると書いています。著者は「モンゴル大草原が生んだ驚異のバクテリアパワー」と言っています。それだけでなく、人間としての生き方についても教えられるところの多い書です。
 なお、同製品は(株)本物研究所(TEL:03−5769−0271 FAX:03−5769−0051)で扱っており、同製品の詳細や取扱店は、本物研究所のHP・http://www.honmono-ken.com/recommend/2219/ でご参照いただけます)。

 以上で今月の「参考になった本」の紹介を終ります。
 今月も、例月と同じように6冊の単著を紹介しました。
 著者は全員が私と親しい人です。私は傾向としまして、どうしても人間性がよく分っている親しい人の本を紹介しがちになりますが、それはふだんの彼らの言動と書かれていることが一致しているからです。その点などは、よろしく御了承ください。
                                           =以上=

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