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トップが語る、「いま、伝えたいこと」

このページでは、舩井幸雄が(2014年1月19日の舩井幸雄の他界後は舩井勝仁が)いま一番皆様に知ってほしい情報をタイムリーにお伝えしていきます。
毎週月曜日定期更新
2012年9月17日
いま、お奨めしたい本

 もうすぐ9月22日、23日です。この2日間はパシフィコ横浜で「船井幸雄オープンワールド2012」が行われます。多分、今年も満員の参加者でにぎわうと思っております。
 ところで、これに参加される方には、現在の世の中を客観的に知っていただくために、ぜひつぎの4冊の本をできれば読んでおいてほしいのです。なるべくしぼりあげて述べます。

1.まず「経済」についてです。
 これは、岩本沙弓著『世界のお金は日本を目指す』(2012年8月31日 徳間書店刊)がベストだと思います。著者は私の友人の経済学者で、非常に常識的にものごとをキャッチする経済学者でもあります。
大学で教えていますが、実務経験の永い方です。
 この本の序章だけは書店で立ち読みでもしておいてください。

 序章は
(1)ニューヨーク・タイムズ紙上での大論争
(2)世界一裕福な国、日本
(3)本当はもっとも破綻から遠い国
(4)貿易立国日本という幻想


⇒から成りたっています。

 序章には日本経済研究家のジャーナリストのエーモン・フィングルトン氏の説が出ています。これは注目に値します。

 日本がこの20年で変化したこととして、フィングルトン氏は次のように指摘しています。

@平均寿命――78.8歳から83歳まで4.2年も伸びた。日本人の食事は以前よりもずっと欧米化していることから、長寿化の要因は「食」ではない。「医療」が鍵である。

Aインターネット・インフラ――インターネット回線の速度(通信速度)の世界最速都市トップ50のうち、38都市が日本だった。アメリカはたった3都市。

B通貨――1989年末(バブル崩壊)時点に比べて、日本円は対米ドルでは87%、対英ポンドでは94%も価値を高めただけでなく、昔から通貨の優等生とされてきたスイスフランに対してまでも、円は上昇し続けている。

C失業率――日本の失業率4.2%はアメリカの半分でしかない。

D建築――500フィート(152.4メートル)以上の高層ビルが東京では81棟建設された。ニューヨーク64棟、シカゴ43棟、ロサンゼルス7棟。

E経済――日本の2010年の経常黒字は1960億ドルで、1989年当時の金額の3倍。かたやアメリカの経常赤字は990億ドルから4710億ドルに膨張した。中国の躍進で勝者はアメリカ、敗者は日本になると言われてきたが、実際には日本の対中輸出は1989年の14倍以上に増え、日中の二国間貿易は均衡を保っている。

Fその他――整備が行き届いた空港。小奇麗(質がよいのも含め)な服装。街にはポルシェ、アウディ、ベンツなどの最新鋭車が勢揃い。至れり尽くせりで甘やかされているペット。最新機能付きモデルが次々と登場する携帯電話等々。(転載ここまで)


 ともかく、この本1冊だけで、「いまなぜ円が買われるのか」「日本国債はGDPの200%を超えても心配不要」などをはじめ、アメリカ、ユーロ、中国などの経済をどう読むべきかなどもはっきりと分ります。
 本体1500円+税はおおいに価値があると思います。

2.2冊目は「経営」についての本です。
 林蒼生著『心の家に帰ろう』(2012年7月 きこ書房刊 本体1500円+税)の本ですが、著者の林蒼生氏は私の長年の親友です。

 以下は同書への私の推薦文です。

推薦序 〜林蒼生氏の著書『心の家に帰ろう――気ままな思い』を推薦します〜

林蒼生氏は私の親友です。
彼は台湾で一番売上高の大きい小売業と、台湾一の食品メーカーといってもよい統一企業公司のトップ経営者で、従業員数は約15万人に上ります。
日本の企業や日本人にも、統一企業公司とお付きあいされている会社や人々は多くおられます。
私は経営コンサルタントとして、同社と付きあいはじめ、林蒼生さんと親しくなりました。気が合うのです。
彼は、いま69歳、文字どおり台湾有数の経営者として、忙しい日々を送っております。
本書は、彼の経営者としての体験、日ごろの考え方、さらに日本人への希望などを述べた、ざっくばらんな内容のエッセイ集といってもよい貴重な本です。
多分、老若男女すべての日本人が、彼の「語りかけてくる言葉の一つひとつ」に心惹かれることでしょう。
この著作の中には、中国五千年の歴史から生み出された知識と知恵がつまっております。彼の直感もたくさん出てきます。
この著作の日本語訳は少しむつかしく難解なところがありますが、それでもいままでの彼の経験を通じて、彼が一種の「空」と「無」、そして「禅の悟り」の境地に達していることは、だれにでも分ると思います。
この著作の中には、人としての生き方、生きざま、考え方だけでなく、文化やバランス、主体と客体、時間のとらえ方から勘の磨き方、慈悲心のあり方、意志決定のコツまでが具体的に出てきます。
正しい「人の生き方」が分かります。
そしてわれわれは自然と一体の存在であり、万物は一体であることや「理論」と「納得」の大事さも教えてくれます。
著者がよく知っている人であり、彼が日本びいきで、日本人を対象に書いた本であることが分かるだけに、私は力不足だと思いましたが、親友として、あえて本書の推薦をひき受けました。
よろしければ、ぜひざっくばらんの人、そして人気の経営者、林蒼生統一企業公司総裁を知り、彼と仲よくなってほしいと思ってペンを執りました。
ぜひ本著作を御一読ください。よろしく。

                                  (株)船井本社会長
                                        船井幸雄
                 (2012年4月28日 自宅書斎で記す)(転載ここまで)


 本書を読みますと、経営についての基本が分ります。そして「企業のあり方」「経営者のあり方=生きざま」も分ります。ぜひ御一読ください。船井流経営法もお分りいただけると思います。

3.3冊目は覇権国というか、「アメリカの考え方」と「日本について」の本です。
著者は増田俊男氏で『アメリカから見た戦後日本の大総括』(2012年8月2日 増田俊男事務所刊、定価5000円)です。

 アメリカ人よりアメリカをよく研究しており、世界の政治、経済をよく知っているといわれる増田さんらしい力作です。
 以下に同書の目次だけを掲載しておきますが、増田氏も私の友人なので、時流を現実的に把む稀有の人(?)とだけここでは紹介しておきます。

【目次】
はじめに:一度負けたら二度勝つ
第 1章:日本を変えた「極東国際軍事裁判」(東京裁判)
第 2章:アメリカの「日本をアメリカの資産にする計画」は大成功!
第 3章:真珠湾攻撃で日本軍に米兵、2,273名を殺させたルーズベルト大統領の愛国心。
第 4章:「戦争早期終結」を理由にしたトルーマン大統領の原爆投下(広島・長崎)の理由は大ウソ!真実は何であったか?
第 5章:GHQ(連合国総司令部)のマッカーサー最高司令官は単なるロボットであった。
第 6章:サンフランシスコ平和条約でGHQ支配から日本を解放し、再び日本をアメリカの属国にしたアメリカの戦略。
第 7章:アメリカは田中角栄首相を日中国交正常化に走らせておきながら何故ロッキード事件(アメリカがリーク)で失脚させたのか。日中正常化の裏に何があったのか?
第 8章:アメリカを対ソ冷戦勝利(1991年)に導いた日本が知らない日本の働き
第 9章:北方領土返還問題はロシアとだけでは解決しない。
第10章:1993年(クリントン米大統領・江沢民国家主席 ワシントン会談)からアメリカの対中経済戦略が仕上げにかかって来た。
第11章:北朝鮮核廃絶6ヵ国協議の「失敗の積み重ねこそがアメリカにとっての大成功」!
第12章:6ヵ国協議におけるアメリカの真意は北朝鮮の非核化ではない!
第13章:先進主要5ヵ国会議「1985年プラザ合意」(ドルの切り下げ)から始まるアメリカのジャパン・バッシング
第14章:日本経済の強みを弱点に変えたBIS規制!
第15章:橋本首相の「金融ビッグバン」で外資(ハゲ鷹)が邦銀を食い荒らす!
第16章:小泉構造改革は日本をアメリカの欲しいままにするシナリオ!
第17章:「モノから金へ」の時代変化に乗るアメリカ。
第18章:消費大国アメリカの限界。
第19章:アメリカが直面する二つの危機
第20章:アメリカのユーロ壊滅作戦
第21章:アメリカの中国軍事包囲網作戦の真の狙い。
第22章:アメリカが人民元を紙くずにする時
第23章:アメリカは世界を「喜ばせて泣かす」!
第24章:アメリカは世界の金利決定システムをロンドンからニューヨークへ移す。
第25章:アメリカは世界のマネー・コントロールのために日本に何を求めるのか。
第26章:山を登る時と下る時の違いを知れば「21世紀の投資の極意」が分かる。新しい時代の市場に対応する投資ツールとは何か?
おわりに(目次転載ここまで)


4.4冊目は、地球を事実上統治しているという闇の勢力(?)についての本です。
泉パウロ著『地球ファシズムへの策謀』(2012年8月31日 ヒカルランド刊)
で、「3.11人工地震でなぜ日本は狙われたか」のIV巻に当るものです。
 内容についてはここでは私はあまり詳しく書きたくないし、ウソか本当かも分らない……というところもあるのですが、著者は私のよく知っているまじめな牧師さんです。よく調べているし、物識りです。本書もぜひ、よろしければお読みください。
 とりあえず同著には第I部から第III部まであるのですが、第I部の目次だけを以下に紹介しておきます。

第I部 こうして“彼ら”は告知したシナリオ通りに事を起こす/先を読み、万全なる備えをなせ!!

●犯行予告1:9.11と3.11の悪魔的犯行予告が詰まったイルミナティカード全公開―レアカードを含む450枚を入手/徹底的に解析する!

●犯行予告2:イルミナティカードから分かる歴史的な偽りの数々!/世界を欺いた9.11の合成映像―日本で王手、チェックメイトが完了する!

●犯行予告3:月面着陸、宇宙人、エリア51/ニセ物の創造を捏造する神をも恐れぬ者たち―
宇宙人エイリアンは人々を欺くツールとしてこう利用される
ヒト型爬虫類レプティリアン/遺伝子組み換えの実験材料に間違いない
聖書の遺伝子操作による生物化学兵器は、イナゴ×馬×人間女性×獅子×サソリ!
御使いと人の混血ネフィリム/身長20〜30メートルの巨人
オーパーツと古代超文明
聖骸布の真偽について
最大の歴史改ざんはHis-story 彼なるキリストのストーリー/福音を歪めること!(目次ここまで)


 以上のとおりです。
 以上4冊は「船井幸雄オープンワールド2012」までにできればお読みいただきたい本として紹介したのですが、それはムリとしても年内くらいにはぜひ御一読ください。
 なぜ「有意の人」をいま必要とするかなどが非常によく分ると思います。オープンワールドの意義が高まると思います。
 それではよろしく。
                                          =以上=

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