トップが語る、「いま、伝えたいこと」
芦屋神社 |
にんげんクラブ主催の関西パワースポットツアー、2日目の朝は神戸で迎えました。神戸ポートランド近くのホテルに宿泊したので、朝起きて1人、ポートタワー前の海を見にいきました。「梅雨の海 静かに岩をぬらしけり」とは、大正時代の俳人 前田普羅の句ですが、この日はちょうど梅雨の晴れ間で、朝焼けの空と水平線がすっきりと輝いていました。
神戸の海を前に、私の胸に去来したのは、「龍のエネルギー」です。以前この海辺を散歩した際は、約20年前の震災の精神的爪跡を痛ましく感じましたが、今回はずいぶんポジティブな空気を吸い込むことができました。「龍」は人々を守る聖獣であり、四神の一つ「青龍」の守護パワーを感じられたのかもしれません。
ツアーは2日目を迎えて、自分に言い聞かせることがありました。由緒ある社寺を訪ねるに際してのマナーです。例えば、伊勢神宮では参拝の前に五十鈴川で禊祓いをするように、各社寺の手水舎(ちょうずや)香炉での禊祓い、寺門、山門(鳥居)での立ち止まっての会釈は、しきたりではなく、敬虔な祈りの入り口なのです。社寺を気ままにゆったりと散策すること自体は否定するものではありませんが、やはりその域に足を踏み入れる時は、その入り口(寺門・山門)で己の魂に溜まっている垢や雑念を祓って、心の真ん中に白いキャンバスを抱いて、その磁空と向き合うべきであるとの思いを強くしました。
その後、芦屋神社に向かいました。天照大御神の子どもである天穂日命を祀っている神社です。芦屋といえば、関西では屈指の高級住宅街です。静かな住宅地の中にあり、地元の人たちが大事にお守りされていることを感じる神社でした。芦屋の人たちは豊かだから地元の神社を大事するので、それに神様もお応えしてますます豊かになるという好循環が生まれていることが感じられました。
六甲比命神社の磐座 |
境内に水神社がありました。水は4月に出した著書『チェンジ・マネー』(きれい・ねっと)にも書きましたが、お金とほぼイコールのエネルギーなので、その水のポジティブなエネルギーも使いこなして、芦屋の方はますます豊かになっていくようです。はせくらみゆきさんや私が共著で書いた、お金持ちになりたい方法を知りたい方は、是非ご参拝をされたらいいと思います
最後に六甲比命神社に足を伸ばしました。私は3回目の訪問になります。先週も書きましたが、このツアーの大テーマは、「瀬織津姫を感じる」でした。六甲山は瀬織姫の御陵であり、六甲山の中腹にあるこの神社に祀られているのだというのがナビゲーターの大江幸久先生の見解でした。旅のフィナーレにふさわしく、この神社は言葉にできないほど大きなエネルギーを持っていました。
六甲比命神社社殿内 |
父・舩井幸雄は、六甲の神様のパワーをよく知っていて、使っていたと私に話してくれた人がいました。だから、六甲のエネルギーには言い知れぬ親しみを覚えました。思わぬところで父を感じることは、父が見守り、語り掛けてくれているようで意を強くします。
ツアーが終わった後、今回同行してくださった霊能者のハニエルさんと大江先生も含めて数人で、喫茶店で話をしました。
そこでハニエルさんから少し不思議な話を聞かせてもらいました。前世の私は、ツアー中に感じたような神様のエネルギーを自分の為に使っていましたが、今世ではそれを改め、みんなのために、世のため人のために使うことを誓う旅だったようです。
父が、繰り返し大切と説いてきた「与え好き」「差し上げ好き」の精神が、私の中に定着してきたのかもしれないと感じて、とてもうれしく、襟を正そうと改めて思いました。
スピリチュアルなお話は、不安に陥れたり依存させるような種類のものもありますが、今回のハニエルさんの言葉は、常に現状の自分の足元に光を照らしてくれるような地に足がついたもので、自分を見直し向き合うきっかけになります。
帰京後、参加者の多くの方から、気づきに満ちた旅になりましたとの声が聴けていただき、ありがたいことでした。旅は「どこへ」行くかも大事ですが、「誰と」行くかもとても大事だと今回もつくづく実感いたしました。
命仁の田んぼを視察 |
そして、翌週末、山形県新庄市の命仁(みょうじん)という私が販売に携わっているお米の田んぼを視察に行って来ました。命仁は生体エネルギー農法(生態系生体システムプログラム農法)によって栽培されているお米です。 生体エネルギーの関してはいよいよチケット販売が始まった、11月1日、2日の舩井☆SAKIGAKEフォーラムに佐藤政二先生もご講演してくださることになっており、私がみっちり3時間かけてお話を聞いていこうと思いますので、難しいと言わずに、宇宙の在り方を変えるぐらいのポテンシャルがある生体エネルギー技術の真髄を味わいに来てください。
せっかく私が新庄まで行ったので、にんげんクラブの山形寄合を開催したところ、25人ぐらいの参加者がありました。仙台や秋田、新潟からの参加者もあり、一緒に田んぼを見に行きました。私は年2回、この田んぼの視察に来て、圃場や稲たちと会話をしています。もちろん、私が思い込みで自問自答しているだけなのですが、言霊がすべてを作っていると考えると、この思い込みの自問自答はとても大切だと思っています。
今年はちょうど体験してきたばかりの六甲の瀬織津姫のエネルギーを田んぼに共有することができ、稲たちもとても喜んでいたような気がしました。生体エネルギー農法を長年続けていることや、私を含めて命仁プロジェクトに関わっている人の思いが集まってきているので、田んぼ自体がパワースポットとして育ちつつあるようで、嬉しく思いました。
さて、前回は陰陽道からみたパワースポットについて書きましたが、今回は違った観点から少し考えてみます。
地球という惑星は、北極にS極、南極にN極の磁場をもっております。地球は巨大な磁石なのです。また、ゼロ磁場とは、両極の磁場がぶつかり合っている場所のことを言います。巨大なエネルギーがぶつかリ合って(押し合って)両極のエネルギーを打ち消しているのです。そのため「ゼロ磁場」といいます。この不思議なパワーは、N極でもS極でもない特別なエネルギーを発生させます。
日本では、地殻の断層と断層がぶつかり合う場所で、この特別なエネルギーが発生していると言われています。断層の両側から磁場が押し合って局部的にゼロの磁場が出来ます。このような場所には未知のエネルギーが蓄積されているとも言われています。同時に日本の伝統的な神社仏閣でパワースポットと呼ばれる場所は断層の中央に集中しています。典型的なのは、分杭峠だと思いますが、古代人は持っている本能でその場所を感じ取る能力があったのでしょう。
にんげんクラブの山形寄合の様子 |
ゼロ磁場にはたくさんの不思議な体験談がありますが、それはどうしてなのでしょうか?
人間の体も、血液の流れによって磁気を帯びた磁石であると言われています。血液には強磁性の「鉄イオン」が含まれているからでしょう。地球(大自然の磁気)と人間の持つ磁気が連動した場所がパワースポットなのです。人間も他の動物同様に自分の体の中にある磁石で地球の磁気を感じ取り、体にいい環境の場所を探して生活をしてきたのでしょう。そして心を癒したり、病を治したりするために、ゼロ磁場を探し発見して来たのでしょうか。動物は本能的に磁気を感じて生きのびてきました。しかし現代ではその磁場を肌で感じとることのできる人は非常に少ないと言われています。
一般的に自分自身の磁気エネルギーが弱まっている人が多いそうです。イライラしたり、病気になったり……。
まわりを見渡しても、磁場の強い人、磁場の弱い人、発散するものはそれぞれですが、必ずしも強ければ強いほどいいとは、言えません。来週は、人の発する「気」について書いてみようと思います。
=以上=
2014.06.23:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】パワースポット巡り(2) (※舩井勝仁執筆)
2014.06.16:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】パワースポット巡り(1) (※舩井勝仁執筆)
2014.06.09:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】物理的なものと精神的なものの融合 (※舩井勝仁執筆)
2014.06.02:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】読んでいただきたい本 (※舩井勝仁執筆)