トップが語る、「いま、伝えたいこと」
相場はいろいろな懸念がありますが、連休前、為替が111円台に円安に振れていることもあり、総じて堅調に推移しています。北朝鮮の問題等の地政学的なリスクはありますが、後で書きますが、油断をしてはいけませんが、いますぐ何かがある訳ではないというプロの意見がありますので、当面は売っておこうという流れにはなりにくいと思います。
日本株はトランプラリーの中で出遅れ感が強いので、この流れがしばらくは続くのではないでしょうか。
ただし、「5月は売り」とアメリカでは相場の格言として言われており、トランプ政権がまともに機能しないことが白日の下にさらされるようになってきました。詳しいことは、舩井メールクラブの原稿に書こうと思っていますが、アメリカ発の暴落は近い将来必ずあると覚悟しておいた方がいいとも思います。
黄金週間、皆様はどのようにお過ごしでしょうか。今年は後半がまとめてお休みできる方が多いのではないでしょうか。風薫る新緑の季節、四季の中でもとても過ごしやすい時期ですが、時局は不穏で、政府は内閣官房のホームページにある「国民保護ポータルサイト」に国内への弾道ミサイル攻撃を想定した「弾道ミサイル落下時の行動」と題した資料を公開しました。
ミサイルが日本に落下する可能性がある場合、防災行政無線や緊急速報メール等で情報を知らせるとされており、屋外にいる場合はできるだけ頑丈な建物や地下街などに避難する、適当な建物がない場合は物陰に身を隠すか、地面に伏せて頭部を守る、屋内にいる場合は、窓から離れるか、窓のない部屋に移動する、などとされています。また、屋外に居る場合は「口と鼻をハンカチで覆い、密閉性の高い屋内に避難する」「室内を目張りする」といった行動も呼びかけられています。
私の周りの国際情勢における超プロの先生は今すぐの動きはないと、おっしゃっています。ただ、行政レベルで危機管理のこのようなアナウンスがされている以上、一応のリスク管理は頭に入れておいたほうがいいと思います。
4月の頭にでかけたイスラエルで私が提言書を持参したことは、先日、こちらでも触れました。1番大きな願いは「平和」であります。目に見えないことを明確に言葉にしてくださる村中愛さんからは、「モーゼの十戒」「坂本竜馬の船中八策」「聖徳太子憲法十七条」そして糸川英夫さんと竹田和平さんの言葉を参考にして提言書を書くように言われました。
糸川英夫さんといえば、戦前に東京大学の航空科学科を出て、日本の宇宙開発の祖とも呼べる方ですが、イスラエルと日本の架け橋の第一人者でもあります。私の盟友 赤塚高仁の人生を変えた糸川博士の著書『荒野に挑む』(ミルトス)は、この提言書を書くにあたって一番参考にした本ですので、何度も読み返しました。糸川博士は武士道精神における「義」、弱者に対する深い思いやりに共通するものが、ダビットベングリオンの言葉の中にあり、ネゲブの荒野、砂漠に生きる決して豊かでない人々の献身的な奉仕がベングリオン大学に息づいていると書いているところに共感しました。
まだまだ、閉鎖的で乾いた砂漠のように手ごわい国と思っている日本人も多いようですが、何度訪れても、「たおやか」で柔らかでやさしい風土が語りかけてくるものをイスラエルに感じる私です。
提言書を読み上げ、敬虔な気持ちでイスラエルに向き合いました。今回同行した小川雅弘さんが、イスラエルと日本をもっと身近にする組織を立ち上げることを決め、私も大いに賛同して計画に動いています。私たちなりの「平和」「義」を土台に、真摯にイスラエルという国に対峙していきたいと思います。またこの欄でもお知らせさせてください。
ちょうど、この原稿を伊勢のホテルで書いています。早朝に起きて、赤塚さんと正式参拝をさせていただきました。早朝とはいえ、驚くほど人が少なく、神さまが何かを伝えたかったのかなと感じさせてくれるような素晴らしいご参拝でした。きっと、世界平和のために日本とユダヤを結ぶことが、正しい方向性だということを教えてくださったのだと思います。赤塚さんという親友との素晴らしい時間、本当に有り難いことだと思います。
=以上=
2017.05.22:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】ありがとうの奇跡 (※舩井勝仁執筆)
2017.05.15:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】山の神さまの贈り物 (※舩井勝仁執筆)
2017.05.08:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】虹の翼のミライ (※舩井勝仁執筆)
2017.05.01:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】日本とユダヤを結ぶ (※舩井勝仁執筆)