トップが語る、「いま、伝えたいこと」

　トランプ大統領が中国の５兆円の輸入製品に対して「通商法３０１条（スーパー３０１条）」を適用することを決めて、株価が急落しています。為替も２３日（金）の８時の段階で１０４円台の円高になり、突如世界は大混沌の中に放り込まれた感じになっています。また、ほぼ同時にマクマスター大統領補佐官（国家安全保障担当）を解任し、後任にジョン・ボルトン元国連大使を任命することも発表されました。こちらは北朝鮮との対話に向けて反対する邪魔者を排除したという見方ができるのだと思います。
　どうも、市場が昨年に起きると思っていたトランプ大統領による混乱が今年になって起こっていると思えばいいようです。トランプ大統領にとって一番大事だったのは昨年末に成立した減税法案で、それを通すためには妥協が必要だったのでおとなしくしていたのではないでしょうか。しかし、それが通って今年は中間選挙の年ですので、支持層の思惑に応えるべく、選挙公約で言ってきたことを着実に実行しているということだと思います。
　ＮＨＫの朝のニュースで懐かしい映像が流れていましたが、もともとスーパー３０１条は１９８０年代に激化した日米貿易摩擦の時に作られた法律です。日本の対米貿易黒字がアメリカから見れば許容できない数字に膨らんだことで、レーガン大統領と後に大統領になるパパ・ブッシュ副大統領がスーパー３０１条の発動を発表している映像が流れていました。いまの中国の対米黒字が、トランプ大統領から見れば許容できない範囲になっているので、レーガン大統領と同じ措置を取っただけだと見ることもできます。
　ただ、当時よりも経済のグローバル化は格段に進んでいます。第二次世界大戦の終戦時には世界の５０％超の経済力を誇っていたアメリカもいまでは２０％程度がやっとでアメリカの国力が落ちたのは否めない事実です。しかし、国ではなく企業と言う視点で見れば、アメリカ企業は全世界の５０％以上の富を独占していて、スーパー３０１条で一番打撃を受けるのは、これらのアメリカの多国籍企業ではないかとも言われていて、それが株式市場の激しい暴落に繋がっているのではないでしょうか。
　トランプ大統領のリスクが表面化してきた、今年の市場がどのようになるか注目していきたいと思いますが、私はまだマクロにはしばらく大丈夫ではないかと思っていることを蛇足になりますが、付け加えておきます。

　５月に船井グループの５１コラボが実施します「スピサミ特別企画 本田健・久米小百合（元・久保田早紀）と行く遥かなるイスラエルへの旅」おかげさまで大好評のうちに受付終了いたしました。事前の説明会に来てくださって、ご予定が合わなかった方からも「本当にいきたかったです。また企画してください」との声をたくさんいただきました。ありがたいことです。
　イスラエルに何度も旅行されている方からも、「イスラエル旅行のいいとこどりと、マニア心に火をつけるテーマのツアーですね」とおほめ頂き、うれしかったです。イスラエルという国は初心者には興味があっても、日本から旅行に行くにはとてもハードルが高い国のようです。私などは勢いで最初から行ってしまったのですが、ぜひはまってほしいと思います。
　５１コラボのツアーは締め切ってしまいましたが、６／１６（土）〜２４（日）の９日間に、小川雅弘さんが主催される「赤塚高仁・小川雅弘・村中愛と行く（仮）ヤマト・ユダヤ友好協会　設立セレモニーツアー」はまだ若干名余裕があるようです。
　小川さんと赤塚さんが昨年から熱い命題とされている、日本とイスラエルの関係に注目し、より友好を深め、日本の方によりイスラエルに関心を持ってもらうことで、よって立つ日本のやまとごころを、しっかりおなかにおとしてもらおうというミッションに基づいたツアーです。観光も、イスラエルのスポットの解説だけでなく、日本とイスラエルとのそれぞれの国民性、思想、文化、考え方をしっかり語ってくださるのでこちらも弊社のものとは一味違った濃いツアーになりそうです。そして異国の地で、村中さんのどんなメシアメッセンジャーが飛び出すか、わくわくはらはらな刺激的な空間になりそうですね。ご興味のある方は、コチラまでお問い合わせください。

　４月２１日（土）、２２日（日）に開催される「舩井フォーラム　ザ・ファイナル」に登壇してくださる清水義久さんにお会いしました。今年の１月に出された『包み込みの幸福論』（徳間書店）がよく売れていて、私も某書店で平積みになっているのを見かけました。清水さんは１９６２年生まれの気功家ですが、若いころは天外伺朗先生や矢山利彦先生などを招いて勉強会をされ、深く精神世界について学ばれたようです。
　「舩井さん、僕は舩井会長のことをまるごとコピーしたんですよ」とおっしゃった言葉が印象的でした。コピー、今様に言うと「パクリ」なんて解釈もされそうですが、いやいや、清水さんの舩井幸雄への愛の熱量は、ちょっとすごくて、いろいろなお話をうかがったり、ご著書を読むと、親父をはるかに超えてしっかりとご自分の世界にされている気がしました。
　例えるなら、「守破離」の「離」の域に完全に達しておられるという感じでしょうか。　フォーラムの清水さんの登壇では、父の雰囲気と温度を濃密に表現してくださる時間になりそうで、また父と仲が良かった矢山利彦先生とのコラボタイムでもあるので、オープンワールドの雰囲気をもう１度味わいたい方にも是非聞いていただきたいなと思っています。清水さんと矢山先生の講演は１日目、２１日の１４時２０分からです。
　矢山先生は短い講演では伝えきれないことがたくさんあるので、「舩井フォーラム　ザ・ファイナル」に向けて本を作られてそれを聞いてくださった人全員にプレゼントされるとおっしゃっていました。先日、校正の原稿を読ませていただきましたが、素晴らしい内容になっていました。こちらも楽しみにしていただければと思います。
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