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トップが語る、「いま、伝えたいこと」

このページでは、舩井幸雄が(2014年1月19日の舩井幸雄の他界後は舩井勝仁が)いま一番皆様に知ってほしい情報をタイムリーにお伝えしていきます。
毎週月曜日定期更新
2018年6月18日
重たい掲示板 (※舩井勝仁執筆)

 相場は膠着状態に入ったようです。FRBは利上げを決め、ECBは年内で量的緩和政策を終了することを発表しましたが、トランプ大統領による貿易摩擦懸念も消化して平穏です。アメリカ経済は数字の上では絶好調で賃金も上がっていればマイルドなインフレも達成しています。リーマンショック時の非常手段からの出口を欧米は着々と進めていて、世界経済は正常に向かって進み始めているのでしょうか。
 そんな情勢の中で、相場の次の関心事は日銀がいつ出口戦略を採るのか。欧米に遅れて、2012年末の政権交代から翌年の黒田日銀総裁就任時にようやく量的緩和政策を本格的に始めた日本は、出口にたどり着くのも少しギャップがあるのかもしれません。
 ただ、欧米にしても日本にしても景気がいいのは一部の大企業と富裕層と一部の地域だけだという気もします。貧富の差はどんどん大きくなり、公共事業としての戦争も、とりあえずは米朝首脳会談のなれ合いムードをみても分かるように簡単にできなくなってきているような気もします。
 米朝会談が終わり、トランプ大統領は北朝鮮の非核化については段階的にやるという玉虫色の結論を出しました。米韓合同軍事演習の中止が発表され、日々の国際ニュースから目が離せません。トランプは金正恩にいいようにやられてしまったのだという観測も出ているようですが、あくまで私の主観ですが、金正恩は金日成や金正日とは違うような気がします。国内で権力基盤を固めるために今年の初めまでは前任者と同じ道を歩んでいるように見せていましたが、いまは国際社会との接点をどう持つかを考えているようにも感じるのです。
 この秋には、日朝首脳会談も検討されているようです。朝鮮戦争が終結して平和条約が結ばれると、今度は日本が北朝鮮経済を再生するためのスポンサーの役割を期待されることになります。一説には5兆円とも言われている資金を提供しなければいけないのではないかとも言われていて、拉致問題も含めて結局は「地獄の沙汰も金次第」のような展開になっていくような気もします。
 それでもアメリカが北朝鮮を攻撃して、韓国や日本にも大きな犠牲をだすような事態を招くよりはいいのかもしれませんが、東アジアの地政学的な問題がどのような方向に進んでいくのか関心は高まっていきます。私は父の影響もあり、やはりこの分野では副島隆彦先生の分析を参考にさせていただいています。私が、ネット上で必ず見るのは副島先生の公式サイト「学問道場」内にある「重たい掲示板」(重掲)です。
 この掲示板に書き込むのは、ルールがあり、副島隆彦の本を5冊以上、読んでいること、そして、初回投稿時の条件は、簡単な自己紹介をして、自分の関心あることを限定してみんなに提起する(但し実名投稿である必要はない)。副島先生に議論を挑みたい場合の条件は、礼儀正しく、自分の立場や政治思想(思考)を明らかにしてからする。最後に投稿後の条件は、自己が投稿した文章に関して、一切の権利を主張しない(著作権に関しては、市場で利益を生まない文章には始めから発生しません)と、先生らしいきまりになっています。
 掲示板といっても愛読者の意見交換というよりも、副島先生ご自身の日々雑感がアップされることがメインで、日々賑わっています。先生の書籍としての著作は、刊行ペースはほかの作家さんよりは速いほうですが、でもこの掲示板でアップされるスピード感にはかないません。「6.12米朝会談 の真実。 日本だけが敗北した。」を皆さんに読んでいただきたいと思います。また、先生曰く、「私、副島隆彦は、日本を代表するトランプ研究者(ウオッチャー)である」ので、ぜひさかのぼって記事を読んでいただくと、アメリカに対する疑問もいろいろとはっきりすると思いますのでおすすめします。
 重掲は無料で閲覧できるのですが、本当は有料の「今日のぼやき」を読むことをお勧めします。副島先生はついつい重掲でかなりの本音を書かれてしまうのですが、言論人として自分の主張をタイムリーに表明する場を持っていることはとても大切なことであり、先生の情報発信をかなりの方が真剣に読んで分析していることはどうも間違いないようです。ある意味、言論界の世論形成に大きな影響力を持っている副島先生からは目が離せないと思います。
 ちょっと変わったところでは、副島先生が「『真実の西郷隆盛』(副島隆彦著、電波社[コスミック出版]」を出されました。 西郷隆盛は、近現代で伝記の発刊点数が最も多い人物だそうですが、副島先生が書かれるのですから、もちろん聖人君子としての姿ではなく、「西郷隆盛がキリシタンだった」という、副島ワールド満開の切り口が、インパクト大です。
 また薩摩藩主島津斉彬によって見出され、斉彬直属の「情報将校」として鍛え上げられ、政治活動を行った「諜報部員」西郷の姿も先生が描かれると、ただ興味深く読み進められます。信じるか信じないかは、読者の方にお任せしますが、大いなる熱量をもって、世界を、世の中を論じられる副島先生の気概に私はいつも心打たれ、常に目が離せないのです。
                                           =以上=

※都合により次回の更新は、6月26日(火)とさせていただきます。ご了承くださいませ。

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