トップが語る、「いま、伝えたいこと」
先週は、いよいよアメリカの株式バブルが崩壊するかもしれないと書きましたが、結論を言うと見事に外してしまったような気がします。アメリカの金融関係者はなかなかしぶといようです。アメリカの産業は軍需産業を除けば、時価総額経営という意味ではほとんど金融業と化しているハイテク業と金融業しかなく、そういう意味ではそう簡単にはバブル崩壊とはならないのかもしれません。1990年前後の日本のバブルの時には、まだまだ日本の製造業は全盛期にあり、失われた30年で結局すべて取り上げられてしまうのですが、不動産価格や株価が暴落しても、日本経済の強さがまだまだ信じられていたことが逆に本格的なバブル崩壊につながったのかもしれません。
同じことが、傾向がはっきりしてきた中国のバブル崩壊にも当てはまるのかもしれません。アメリカの株価が調整局面を強めていた時、秘かに中国株が上がっていた感触があります。しっかりと数字で検証したわけではありませんが、アメリカとそれから最近経済発展が著しいインド株との反比例の関係に中国株はあるような気もします。インド株も明らかに調整局面に入っていたのですが(日経新聞電子版、世界の市況という有料ページで確認できます。私は、このページをいつもチェックしています)、最近どうも持ち直してきているようにも感じます。
外してしまった事の謝罪をしっかりとしなければいけませんが、それと同時に大事なのは、投資は自己責任でという大原則をしっかりとご理解いただくことだと思います。父は、予想はしない方がいいといつも言っていました。予想したことは大体外れるからですが、自己責任の大原則をご理解いただいているにも関わらず、ついつい有識者の具体的な意見に頼りたくなるのが人情というものです。私は、株式の世界では有識者ではありませんが、それでも今回のように恥をかいてしまうとつらくなります。情報は、他人の意見を参考にするのは大いにやっていただくべきですが、最後は自分で調べて自分で決定し、そして自己責任だということを腹落ちして理解してもらうことが大切だと思います。
誤ってから弁解するのもなんですが、当たった部分もありました。アメリカを代表する株式になったエヌビディア株の調整は現実に進んでいて、株価が弱気入りした様々な兆候が出ていることが報じられるようになりました。わかりやすいところで言えば、PER(株価収益率(PER:Price Earnings Ratio):株価が1株あたりの純利益の何倍まで買われているかを示す指標)が20倍になったと報じられていました。一般の株式よりも高い水準ですが、成長著しいハイテク株としてはかなり低めの水準で、期待が剥がれ落ちた状態にあると言ってもいいのかもしれません。
先月も書いたようにマグニフィセントセブン(壮大な7社)の株式が調整局面になっている象徴のような株になってしまったのです。日本株の方は、ウォーレン・バフェット氏が商社株の買い増しをしていたことが報じられたようで、それほど爆上げしている状態にはありませんが、しっかりとした流れになっています。株や為替、それに金利、さらには原油価格などをチェックする癖をつけてもらって、経済の大まかな流れをとらえる練習をしてもらうのは、いいことだと思いますので、興味のある方は挑戦していただければと思います。
今月紹介するのは、島田裕巳著『「謎」で巡る神社の歩き方』(啓文社書房)です。島田先生は日本を代表する宗教学者です。面識はほとんどないのですが、昭和30年前後にできたある宗教団体のセレモニーに出席した時に新幹線の駅までの送迎のバスに一緒に乗り合わせたことがあり、多分島田先生は編集者と一緒に乗っておられたのですが、新興宗教の中では、当該の宗教はとてもしっかりと運営されているというコメントをされているのが印象的で、ご著書で顔写真を見たことがある有名な先生がそう仰っていたことがとても印象に残っています。
神社の歩き方というタイトルでこのコーナーにて紹介する時点で少々不思議な類の本だと思われるかもしれませんが、一流の学者による本書は内容的にも学術的と言えるタイプの、神社について歴史を辿りながら、様々な疑問について解説していくといった内容です。宗教学者の先生が実際の講義を元に書かれた本という事もあり、非常に読み応えがあり、ふと持っていた疑問について応えてくれるものです。
神社を巡る行為自体は、スピリチュアルブームなどもあり多くの方がなさっているかもしれません。しかしその神社がどんな意味を持って造られたものであるか、などについては知らずに訪れているケースが多いのではないでしょうか。本書は特に有名な神社についての解説が多くされており、最古の神社とされる鹿島神宮、春日大社、伊勢神宮、八坂神社、氷川神社などについて理解を深めることができます。また歴史についても詳しく解説されている本であることから、過去に存在した神社についても知る事もできます。
神社についての基礎知識を得るのに最適な内容でもあり、神社の成り立ち、現在の形への変移、神宮の意味、祭神について、神社の建てる土地の意味と周囲との関わり。神社について学ぶ上で欠かせない内容について学べます。既に訪れていた有名神社に本書で得た知識を持った上で訪れると違った視点で楽しむことができるはずですし、本書を読む事で得た知識をさりげなく同行者に披露してみれば神社についてキチンとした知識を持っている人間だと感心してもらえる、なんて事もあるのかもしれません。
講座がベースとなっている事もあり、非常に読みやすい文章でここまでキチンとした解説をしてくれる本は珍しい印象なので、日常的に本を読まない方でも神社に強い関心を持っているなら間違いなくぜひ触れてみるべき一冊だと思います。好評なのか、続編も出版されていますので、信頼できる内容だということが証明されているのかなとも感じています。
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2025.03.24:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】神社の歩き方 (※舩井勝仁執筆)
2025.03.17:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】超運の法則 (※舩井勝仁執筆)
2025.03.10:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】金運を爆上がりさせる方法 (※舩井勝仁執筆)
2025.03.03:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】いつか知りたかった古事記 (※舩井勝仁執筆)
舩井 勝仁 (ふない かつひと)
株式会社船井本社 代表取締役社長1964年大阪府生まれ。1988年(株)船井総合研究所入社。1998年同社常務取締役 同社の金融部門やIT部門の子会社である船井キャピタル(株)、(株)船井情報システムズの代表取締役に就任し、コンサルティングの周辺分野の開拓に努める。 2008年「競争や策略やだましあいのない新しい社会を築く」という父・舩井幸雄の思いに共鳴し、(株)船井本社の社長に就任。「有意の人」の集合意識で「ミロクの世」を創る勉強会「にんげんクラブ」を中心に活動を続けた。(※「にんげんクラブ」の活動は2024年3月末に終了) 著書に『生き方の原理を変えよう』 |
佐野 浩一(さの こういち) 株式会社本物研究所 代表取締役会長ライフカラーカウンセラー認定協会 代表 公益財団法人舩井幸雄記念館 代表理事 あたみ・パンダの森ほいくえん 学園長 株式会社ヴォイス 代表取締役会長 他 1964年8月5日、大阪生まれ。大阪府立北野高等学校、関西学院大学法学部政治学科卒業。 大学卒業後13年間、私立中高一貫教育校の英語科教員として従事。2001年4月、株式会社船井総合研究所に入社。舩井幸雄より「人づくり法」の直伝を受け、企業幹部向け研修「人財塾」として体系化、その主幹を務め、経営者向け、社内研修向けに150回以上の講演、研修を実施した。2003年4月、株式会社本物研究所を創設し、代表取締役社長(現在会長)に就任。商品の「本物」、技術の「本物」、生き方、人づくりの「本物」を研究、開発し、広く啓もう、普及活動を行う。また、2008年にライフカラーカウンセラー認定協会を、2012 年5月には株式会社51 Dreams’Companyを、2015年9月に株式会社51コラボレーションズを設立。(2023年本物研究所と合併)さらに、2015年1月、舩井幸雄の思想、哲学を世に広めるために、公益財団法人舩井幸雄記念館を設立し、代表理事となる。2021年2月には、株式会社51メディカルを創業。そして、2022年11月、小規模保育事業B型として、「あたみ・パンダの森ほいくえん」を設立。学園長に就任。 2026年6月にヴォイスグループ5社を経営統合し、代表取締役会長に就任。現在に至る。 著書に、『あなたにとって一番の幸せに気づく 幸感力』(ごま書房新社)、『ズバリ船井流 人を育てる自分を育てる』(ナナ・コーポレート・コミュニケーション)、『私だけに教えてくれた 船井幸雄のすべて』(成甲書房)、『本物の法則』(ビジネス社)※船井幸雄との共著、『あなたの悩みを解決する魔法の杖』(総合法令出版)、『幸感力で「スイッチオン!」』(新日本文芸協会)、『SAKIGAKE 新時代の扉を開く』(きれい・ねっと)※舩井勝仁との共著、『幸せになる働き方の法則』(創藝社)、『舩井幸雄の魂が今語りかけてきたこと』(ヒカルランド)※矢山利彦氏、舩井勝仁氏との共著がある。 講演は、年間講演、研修多数。会社経営、学校経営、幹部育成、健康、食育、カウンセリング、話し方など、幅広いテーマで多数の講演を行っている。 |











株式会社船井本社 代表取締役社長



















