船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる

このページは、船井本社グループスタッフによるコラムページです。 「これからは“本音”で生きるのがよい。そのためには“本物の人間”になることが大事」という舩井幸雄の思想のもと、このページでは、社員が“本物の人間”になることを目指し、毎日の生活を送る中で感じていること、皆さまに伝えたいことなどを“本音ベース”で語っていきます。

書:佐野浩一
船井幸雄グループ社員の日々もの思ひ、考へる あの社員の一日を公開!
よもやま話・・・その5
2015.4.6(Mon)
社名:イリアール(株)
名前:塚田 明彦

 『舩井幸雄.com』をご覧の皆様、こんにちは。
 イリアール株式会社の塚田です。

 阪神淡路大震災から20年、東日本大震災から4年経ちました。
 毎年1月から3月は震災関連の報道や記事を多く目にします。今回はその中で
「すばらしい!!」と思ったインターネットの記事について書いてみます。

 大きな震災が発生した場合、街のすべての機能が働かなくなります。特に通信網は、
震災が発生すると、安否確認・緊急通信などで電話やメールが一時的に殺到し、ダウンします。
 阪神大震災の時、私は阪急電車の駅が崩壊した伊丹市で被災したのですが、当時携帯電話の普及件数がまだ少なかったこともあり、地震発生後しばらくは通話やメールが可能で、安否確認もできました。しかし日が経つにつれ、全国から集まる人々が持ち込む膨大な数の携帯電話の通話により、やはり通話は困難になっていき、公衆電話がつながりやすいとの噂が広まり、電話ボックスには長蛇の列ができ、10円玉が詰まって使用不可となっていきました。

 それまでは使えて当たり前だった電話やメールが使えなくなったことで、連絡がとれないことへの不安やもどかしさによる精神的なダメージが、どれだけ大きいものかを痛感した出来事でした。
 その後、携帯電話は爆発的に普及し、通信回線も飛躍的に増大しました。また公共の緊急通信網も整備されています。それでも大きな震災が発生すると、現地への通信は困難を極めます。東日本大震災の時も、やはり電話やメールが次々とダウンしていきました。しかし、あの大きな震災の時にダウンしなかった通信網があったことと、その理由が、いくつかのインターネットの記事に掲載されていました。

 それはTwitter(ツイッター)という140文字の短文をパソコンや携帯電話から投稿できる情報サービスです。実際に個人だけではなく、政府をはじめ官公庁でも情報発信のツールとして使われていました。もちろん通信できることにより、大量のデマや誤報が飛び交うという弊害も発生しています。しかし他の通信網がバタバタを落ちていく中、唯一の通信網として稼働し続けたことは特筆すべきことだと思います。

 実は今回私が「すばらしい!!」と感じたのは、ダウンしなかった理由です。
 それは米国の、たった一人の若きTwitterのエンジニアの判断と行動でした。日本で発生した震災のニュースを知った彼は、「このままでは通信不能となり二次災害が発生する」と考え、瞬時に、上司に相談することなく、自分自身の判断だけで行動を起こします。社内にあった未開封のサーバ機を次々とラックに装着し、日本向けのサーバ数を3倍に増やしたそうです。
 そのことが話題になると、彼はこう語ったそうです。
 「日頃ボスから、私の判断を待つのではなく、どうしたら会社のためになるか、社会のためになるかを考えながら行動しなさいと言われているので、その通りに実行したまでです。」

 もし、私が彼の立場だったら、またボスの立場なら、果たしてこの結果を引き出せたのか、大きな疑問が残ります。組織の中で、常に状況を正しく判断するスタッフひとりひとりの目と、それを伸ばしつつも、しっかり包み込める組織作りをしなければならないと、襟を正す思いです。
 最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。


5周目:「自分にしかできないこと」
6周目:「自分にしかできないこと−その2」
7周目:「自分にしかできないこと−その3」
8周目:「「正しい日本語」を考える−その1」
9周目:「「日本語」を考える−その2」
10周目:「「日本語」を考える−その3」
11周目:「「日本語」を考える−その4」
12周目:「「日本語」を考える−その5」
13周目:「「日本語」を考える−その6」
14周目:「「日本語」を考える−その7」
15周目:「「日本語」を考える−その8」
16周目:「「日本語」を考える−その9」
17周目:「「日本語」を考える−その10」
18周目:「「がん・・・!!」その1」
19周目:「「がん・・・!!」その2」
20周目:「「がん・・・!!」その3」
21周目:「「がん・・・!!」その4」
22周目:「311」
23周目:「よもやま話」
24周目:「「日本語」を考える−その11」
25周目:「よもやま話・・・その2」
26周目:「よもやま話・・・その3」
27周目:「本物のおしゃれ」
28周目:「よもやま話・・・その4」

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