船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる

このページは、船井本社グループスタッフによるコラムページです。 「これからは“本音”で生きるのがよい。そのためには“本物の人間”になることが大事」という舩井幸雄の思想のもと、このページでは、社員が“本物の人間”になることを目指し、毎日の生活を送る中で感じていること、皆さまに伝えたいことなどを“本音ベース”で語っていきます。

書:佐野浩一
船井幸雄グループ社員の日々もの思ひ、考へる あの社員の一日を公開!
祝婚歌
2017.3.30(Thu)
社名:(株)本物研究所
名前:山本 佳央里

みなさまこんにちは。
いつも舩井幸雄.comをご覧いただき、ありがとうございます。

やっと少しづつ春の陽気が感じられる頃となりました。
私はお花見をするのが好きなので、暖かくなるのがとても待ち遠しいです。

さて春といえば、最近私の友人が結婚式を挙げました。
高校を卒業して最初に働き始めた会社の同期なので
もう10年くらい程の付き合いになります。
その友人とその旦那様が付き合うきっかけも
私がキューピットになり仲を取り持った2人なので
さらに思い入れが強い2人の結婚式でした。
式は家族のみということで私自身参加することはできなかったのですが
結婚というキーワードを聞くとき、必ず思い出す詩があります。
とても有名な詩のようなので、皆さまもご存知かも知れませんがご紹介させていただきます。


『祝婚歌』    吉野 弘

二人が睦まじくいるためには
愚かでいるほうがいい
立派すぎないほうがいい
立派すぎることは
長持ちしないことだと気付いているほうがいい
完璧をめざさないほうがいい
完璧なんて不自然なことだと
うそぶいているほうがいい
二人のうちどちらかが
ふざけているほうがいい
ずっこけているほうがいい
互いに非難することがあっても
非難できる資格が自分にあったかどうか
あとで疑わしくなるほうがいい
正しいことを言うときは
少しひかえめにするほうがいい
正しいことを言うときは
相手を傷つけやすいものだと
気付いているほうがいい

立派でありたいとか
正しくありたいとかいう
無理な緊張には色目を使わず
ゆったりゆたかに
光を浴びているほうがいい
健康で風に吹かれながら
生きていることのなつかしさに
ふと胸が熱くなる
そんな日があってもいい
そしてなぜ胸が熱くなるのか
黙っていても二人にはわかるのであってほしい


これはよく結婚する2人に向けて贈ることが多いようですが、
誰にでも胸に響く詩なのではないかなと思います。

誰でも完璧じゃないんだよ

と優しく諭してくれているように私は感じるのです。


吉野弘さんはこんなことをおっしゃっています。

“人間はその不完全を許容しつつ愛し合うことです。
不完全であるが故に退け合うのではなく人間同士が助け合うのです。
他人の行為を軽々しく批判せぬことです。
自分の好悪の感情で人を批判せぬことです。
善悪のいずれか一方にその人を押し込めないことです。”
(引用:クローズアップ現代“いまを生きる”言葉
〜詩人・吉野弘の世界〜より http://www.nhk.or.jp/gendai/articles/3606/1.html )


本当にそうだなと心から思います。
自分の物差しで善悪を決めてしまい型にはめてしまう。
でも完璧なんかあるわけはなく、
誰かの欠けている部分を私が埋めてあげることができるかもしれない
そしてきっと私の欠けている部分は誰かに埋めてもらっているはずです。
それは夫婦であっても、恋人であっても、友人であっても
職場の同僚であっても、上司部下の関係であっても。
全ての人間に当てはまることだと思います。


私はこの『祝婚歌』という詩を思い出しては自分をリセットしています。
誰かに完璧を求めていないか
必要以上に求めすぎてはいないか
そのまま、ありのままを受け入れる心はあるのか
自分に問いかけて、気持ちをフラットにしていくのです。

私はきっとこれからもずっと『祝婚歌』の詩を
自分のお守りのように大切にしていきます。


最後までお読みくださりありがとうござました。


37周目:「散歩」
38周目:「好きなものノート」
39周目:「耳が聞こえない両親から学んだこと」
40周目:「スポーツの夏」
41周目:「誕生日」
42周目:「音楽の癒し効果」
43周目:「間接照明」
44周目:「世界のバレンタインデー」

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