船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる

このページは、船井本社グループスタッフによるコラムページです。 「これからは“本音”で生きるのがよい。そのためには“本物の人間”になることが大事」という舩井幸雄の思想のもと、このページでは、社員が“本物の人間”になることを目指し、毎日の生活を送る中で感じていること、皆さまに伝えたいことなどを“本音ベース”で語っていきます。

書:佐野浩一
船井幸雄グループ社員の日々もの思ひ、考へる あの社員の一日を公開!
伝えることの効用
2017.3.31(Fri)
社名:(株)本物研究所
名前:星 祐作

伝えるの反対語は何か、と考えた時に、私は陰陽五行論の五徳本能を思い出します。

なぜそんなことを考えるようになったかと言いますと、社内の大きなプロジェクトのリーダーを任されるようになったことが、関係していると思います。

そのプロジェクトは、過去に数回実施したことがあるイベントで、会社として初めてのものではありません。前例がある。しかし、以前と同じ打ち出し方をやっては、お客さんも飽きてしまいます。一工夫必要です。そのために、毎日必死に考え、仲間にそのことを分かち合い、形にしていく。リーダーというのは、大変なこともありますが、1つのことを仲間とともに形にしていくのは、とてもやりがいのあることです。

……と言えたら、カッコいいですね。しかし、実際は少し違います。
元来私は「逃げグセ」「諦めグセ」「後ろ向きグセ」があるようです。およそ船井グループの一員らしからぬ姿勢です。
このことを周囲の人に伝えると、だいたい2つの反応に別れます。「知ってる」という人が1割、大半の方が「え、そうなの」と驚かれます。周りからは、そのように見られているんだ、と逆に私が驚きます。

個人的なことですが、私は元来、マイナス思考の人間です。学生時代まではそれでも何とかなりましたが、社会人になるとそれは隠しようがありません。結果を出さなければならないからです。マイナス思考の人間が継続的に結果を出し続けるのはどうやら難しいようです。結果から、自分自身を振り返る。方法としては、適切かどうかはわかりませんが、私の場合はそのようにして、自分自身と向き合いました。
しかし、そのマイナス思考はなかなか治りませんでした。今でも、治っていません。しかし、以前と違う点は、立ち止まることができるようになったことです。立ち止まることで、また違う方向に舵を切ることができます。そんなことを、少し前から身につけたようです。

話を、社内プロジェクトに戻します。私が社内プロジェクトを意気揚々と引き受けたのはいいですが、その後は得意のマイナス思考がむくむくと顔を出してきました。
その時に、やはり一度立ち止まってみました。しかし、今回はその方法は効果がありませんでした。立ち止まれど立ち止まれど、後から後からマイナス思考が出てきます。明らかに私の能力のキャパシティをオーバーしています。久しぶりにマイナス思考に飲み込まれる体験をしました。

そこからどのようにして抜け出したかといいますと、冒頭の伝えるということを実践しました。まずは仲間に自分がやろうとしていること、イメージしていることをまとめて、伝えてみました。反応はいまいちでした。
そこでまた立ち止まります。「はて? 何が原因なのか」と。今度の立ち止まりは、自分の内面でではなく、外部に対してです。伝わらない原因としては「計画性がない、自分が確信していない、熱意が低い、全体を俯瞰していない」などいろいろ出てきます。それらを1つ1つ対処していって、再度仲間に分かち合います。すると前回よりは、反応はいいです。そうして、さらにいいものにブラッシュアップするべく、再考します。そうしてまた分かち合う、といったサイクルを繰り返してくると、その熱に反応して、巻き込まれていき、だんだんといいリズムが生まれて、さらに自分も乗ってきて楽しくなります。こういうサイクルが回り始めるとしめたものです。
自分はまだそこまでは至ってませんが、いつかその領域までいきたいと思います。

さて、冒頭の伝えるの反対語ですが、陰陽五行では以下のように分類します。

まず、紙に十字を書き、上を北、右が東、下を南、左が西、そして十字の交わるところを中央とします。そして、それぞれ五行の木火土金水を配置すると次のようになります。
東−木、南−火、中央−土、西−金、北−水。これを平面五行といいます。そこに五本能というものを加えます。五本能とは、すなはち「守備本能、伝達本能、引力本能、攻撃本能、習得本能」です。それらの五本能を加えると、東−木−守備本能、南−火−伝達本能、中央−土−引力本能、西−金−攻撃本能、北−水−習得本能と分類します。

さて、お分かりだと思いますが、「伝える」という行為は先ほどの平面五行の、「南−火−伝達本能」にあたります。南の反対は北で、「北−水−習得本能」とあります。つまり、伝えるの反対語は習得、つまり学習にあります。伝える前には、何かをきちんと学ぶ必要があります。何のために学ぶかというと、自分の腹に落とすこと、つまり確信することだと思います。

伝えるの反対語は、勉強であり、確信。

少し飛躍した考えかも知れませんが、舩井幸雄も「確信するために学ぶ」といった言葉を書籍などに書いていたかと思います。

これからも、周りに分かち合うため、確信に変えるために、たくさん学んでまいります。

最後まで、お付き合いいただきましてありがとうございます。

東京では、もうすぐ桜が満開となります。皆様の想いも、満開に咲くことを願っております。


2周目:「働くことに関する本音」
3周目:「人間としての性質」
4周目:「自動反応について」
5周目:「国会答弁を聞いて感じたこと」
6周目:「1日のリズムをスムーズに進めるには」
7周目:「自分を受け入れる」
8周目:「食事について」
9周目:「スターウォーズを見て思ったこと」
10周目:「6/2(土)にんげんクラブ関西大会(in京都)に遊びにきませんか?」
11周目:「健康と夢を叶える蘇生の風」
12周目:「ゆるすということ」
13周目:「楽しく仕事をするために」
14周目:「カウンセラーが一番お得なんです」
15周目:「薬を使わない医師 宮島先生」
16周目:「心と身体の処方箋」
17周目:「人前で話すことの効用」
18周目:「カウンセリングで大切なこと」
19周目:「自分の再発見」
20周目:「私のおすすめ断食健康法」
21周目:「年初に感じた、自然の偉大さ」
22周目:「自然に融合する東洋医学の叡智」
23周目:「電磁波と陰陽五行」
24周目:「ココロの病の対処法」
25周目:「教育の場にカウンセリングを」
26周目:「自然の中で生きる 〜サーフィンから学ぶこと〜」
27周目:「映画『日本と原発』を観て」
28周目:「びっくり現象 〜光冷暖システム〜」
29周目:「波動について」
30周目:「大いなる自己との対話」
31周目:「占い師・風水師から学ぶ方法と視点」
32周目:「電磁波と地磁気について」
33周目:「本好きが書く文章」
34周目:「地磁気2」
35周目:「歴史探訪」
36周目:「自業自得について考える」
37周目:「マコモのご紹介」
38周目:「牡蠣エキスとこむら返りの関係」
39周目:「舩井幸雄記念館〜熱海の土地の波動〜」
40周目:「「代償の先払い」という考え方」
41周目:「2016年の動向」
42周目:「定義すること」
43周目:「陰陽五行と言霊学という考え方」
44周目:「手段と目的」

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