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舩井幸雄のいま知らせたいこと

このページでは、舩井幸雄が(2014年1月19日の舩井幸雄の他界後は舩井勝仁が)いま一番皆様に知ってほしい情報をタイムリーにお伝えしていきます。
毎週月曜日定期更新
2014年12月15日
最近読んで参考になった本 (※舩井勝仁執筆)

 みなさんはどのように、読む本を選ばれますか。最近では気に入った書店員のPOPを参考にしたり、アマゾンで関連本に上がってきた本を購入したり……選び方も多様化しているようです。私は書店で、自分が普段手に取らないジャンルの書籍がある売り場に、あえて迷い込むようにして本を選ぶことがあります。自分が普段関わりを持つことが少ない層の方がどんなことを考え、どんなことを希求しているかを知ることはとても大切だと思うからです。来年からもアグレッシブに、続けてゆきたいと思います。

 恒例の私が読んだおすすめの本のレビューにまいりたいと思います。

『アベノミクスの逆襲』(高橋洋一 PHP)
『官製相場の暴落が始まる』(副島隆彦 祥伝社)
『日本の奈落』(植草秀一 ビジネス社)


 三冊まとめてご紹介させていただきます。
 11月に経済評論家の朝倉慶先生と私の共著『失速する世界経済と日本を襲う円安インフレ』(ビジネス社)を出させていただきました。おかげさまで首都圏の書店では平積みが続いていてありがたいかぎりです。

 朝倉先生、副島先生、植草先生は父が親しくさせていただいていて私もご教授をいただいている、日本のエコノミストの中心におられる3人です。そして元大蔵官僚の高橋洋一先生の本も私の考えとはかなり違いますが、アベノミクスの基本的な考え方であるリフレ派の考え方を一番分かりやすく解説してくれるのでとても参考にさせていただいています。
 エコノミストは、なかなか自分の主張の原理原則は変えません。絶対に株式相場は暴落するというお考えの副島先生、バブルなのは国債であって株式は割安なのだという朝倉先生、そして超一流のエコノミストとして実はかなりスタンダードな流れをおさえる植草先生、そして上げ潮派の高橋先生と個性が出ていますので、ぜひ読み比べてほしいです。
 高橋先生以外の本はすべて巻末におすすめ銘柄を紹介しているのですが、朝倉先生と植草先生の違いが面白いです。朝倉先生は「大化けする可能性が高いがリスクも高い株」に、植草先生は「確実に上がる株」に注目せよと書いてらっしゃいます。そして、舩井グループでもお世話になっているエコノミスト・岩本沙弓先生含む5人の共通した主張は「消費税の引き上げはかなり悪い影響がある」ということです。

 余談ですが、安倍総理は2017年4月に消費税引き上げを延長すると発表しましたが、当初の来年の10月というのは、そもそも年末商戦の直前で、商売をやっている立場から言うと非現実的な日程でした。これは私のうがった見方かも知れませんが、最初から2017年4月に引き上げることが計画されていたのかもと思っています。その辺りは、これ以上はここには書けませんが、経済の超プロからいただいた情報をもとに、舩井メールクラブでも毎月1回、書かせていただいております。興味のあるかたはぜひお問い合わせください。

『日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか』(矢部宏二 集英社インターナショナル)

 かなりネットでも話題になっているようです。著者の矢部さんは『戦後史の正体』などを手掛けている編集者です。沖縄、福島のなかなか一般には報道されない実態がかなり踏み込まれて書かれています。特に、沖縄については私も関心があるのですが、現状を知るうえでかなり参考になりました。戦後のアメリカと日本の関係について、ここまで今の日本に影響しているのか、またまた憲法改正について新たな課題を考えさせられました。
 アメリカのくびきからどう脱していくのかが、いまの日本の大きな課題になっていると思いますが、安倍総理のようにナショナリズムの立場からではなく、どちらかというとリベラルな立場からの戦後史の見直しを提言している良書ですので、近現代史に興味のある方はぜひお読みいただきたいと思います。

『女神になれる本』(羽賀ヒカル PHP)

 私の親友ともいえる羽賀さん(男性です)の本です。医師の一族に育った羽賀さんは15歳の時に、親に勧められて入った学習塾の塾長「北極老人」と運命的な出会いをします。普通は男性は読まない本ですが、本質的なことはとても共感できました。
 帯でひすいこたろうさんも勧めておられますが、本文のなかの詩が秀逸です。死を含めて本書の一部ご紹介します。

(引用開始)

「勉強」とデートしなさい
「勉強」を喜ばせなさい
「勉強」の身になって考えなさい
「勉強」に告白しなさい
「勉強」と恋愛しなさい
「勉強」と結婚しなさい
キミが「勉強がイヤ」だと思うとき、「勉強」が泣いている。
「勉強」は、キミにもっと愛されたがっている。
そこに「愛」がある限り、「勉強」は君を裏切ったりしない。

「勉強」のところを、自分の行為又は目標に置き換えてみてください・。
それが愛と見神(霊感によって神の本体を感知すること)の道の極意です。

(引用終了)

 羽賀さんはまだお若いのですが、かなり本質的なことをいつも教えてくれる得難い友人です。特に女性の皆さんには読んでほしいと思っていますし、男性でも女性の感性を理解した人には下記の有川さんの本も含めてお勧めです。

『なぜかうまくいっている女(ひと)の心のもち方』(有川真由美 PHP)

 先日、チベットのリンポチェ師という高僧が来日した際にご一緒しましたベストセラー、ロングセラー続出の作家さんですが、私は初めて拝読しました。一読したところ、20代〜40代くらいの女性をターゲットにしているようですが、有川さんのテーマ「日々自分自身にわいてくる雑多な感情に振り回されないこと」が素晴らしいと思いました。振り回されないこと、と一概に言ってもすぐには実行できないのが人間ですが、「振り回されないと決めて生きるコツ」がしっかりと書かれています。私の最近のテーマ「いまここ」に通じるものがあり、深く共感しました。

 羽賀さんや有川さんの本を読んで、最近は女性エッセイの売り場に立ち寄ることが増えました。男性脳で書かれたビジネス書ではなく、女性らしい感性から読み解かれた人間哲学から新しいキーワードを拾うことが楽しくなっています。
 また皆さんのお勧めの1冊も教えてください。ジャンルにとらわれず、いろいろな本に出合うことが私の楽しみです。
                                             =以上=

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2014.12.01:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】沈殿の美学 (※舩井勝仁執筆)
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