私から見た舩井勝仁 〜最近の舩井勝仁の動向より〜

このページは、普段、舩井勝仁と行動を共にすることも多い、きれい・ねっと代表の山内尚子さんによるコラムページです。
身近で舩井勝仁に接する中で、山内さんが感じることや、舩井勝仁の日々の動向などを山内さん目線で語っていただきます。

2017.09.20(第12回)
超意識の目覚めからそれぞれの「聖なる約束」へ【最終回】

 中秋の名月、全国ほとんどの地域で美しいお月さまが見られたようですが、皆さまゆっくりご覧になられましたでしょうか。あっという間に秋本番、それぞれの秋をお楽しみのことと思います。
 本当の満月は6日の未明だったので、このコラムがアップされた頃は、まだまだ満月のエネルギーが高い時だろうと思います。ここから20日の新月に向かっての時期は、少しずつ欠けていく月とともに、たくさん入ってきた様々なものや情報や、それによる感情の中から、自分の心身に必要ないものをそぎ落としていく、すなわち浄化に適した時間となるといいます。
 一年の4分の3を終えて、来年のこともそろそろ考え始めるこの時期、皆さまにおかれましても、ぜひ一日のうち少しでも内観する静かな時間を持たれて、軽やかに次のステップを踏み出していただければと思います。

 さて、いつもは20日にお届けするこのコラムなのですが、20日から月末にかけて、勝仁さんの動きがたくさんあったため、すこし遅れてお届けすることとさせていただいています。特に9月初旬からの動きが激しくて、日本中を飛び回るどころか、世界中を飛び回っていらっしゃったのです。
 まず、ペルーの世界遺産の空中都市、マチュピチュヘ12日間出かけられ、そのあとの9月23・24日の二日間、舩井フォーラム2017があり、さらにその後すぐにポーランドに3泊5日の弾丸で出かけられたとのこと。ポーランドから戻られた勝仁さんは「疲れました」とおっしゃっていましたが、そりゃあ当然ですよね。

 マチュピチュに出かけられたのは、昨年10月に高知の小川雅弘さんの加尾の庭で、ペルーの天野博物館の坂根博さん、写真家の野村哲也さんと会われた勝仁さんが、「ぜひマチュピチュに行ってみたいのです」とお願いして、その場で日程が決まったという流れなのだそうです。舩井フォーラムの直前の日程になってしまったのですが、フォーラムのテーマである「超意識の目覚め」をお伝えするために必要な旅になるのだろうとの直感から、行くことを決意されたといいます。
 旅の前半は標高3,400メートルにあるインカ帝国の首都があった街、クスコ周辺の観光地に1日、マチュピチュで1日、そして写真や言葉ではその美しさがとても表現できないレインボーマウンテンという5,000メートル超の景勝地に、大げさではなく死にそうになりながら登られたとのことです。


(写真1)
(写真2)
(写真3)
(写真4)
(写真5)

写真1:レインボーマウンテン(野村哲也さん撮影)
写真2:ツアーメンバーの皆さまと(死にそうになった後の笑顔が素敵ですね、笑)
写真3:マチュピチュ遺跡、まさに聖地です
写真4・写真5:ナスカの地上絵、セスナから見られたそうです

 天野博物館にある展示物、またナスカの地上絵を見ても、宇宙人とのかかわりがあるとしか思えないインカの文明ですが、マチュピチュはまったく戦いのエネルギーの感じられない、まさにアンデスの聖地と呼ぶにふさわしい場所だったそうです。
 スペイン人に抵抗したインカの人たちが、絶対にその存在を知られないように隠して後世に残したのだとしか思えない、そんなマチュピチュの遺跡にいる間、不思議なことに勝仁さんは涙がずっと止まらなかったそうです。最初はサングラスをしていないので紫外線が目に入ったか、汗をかいたので日焼け止めが目に入ったのかなと思ったそうですが、それにしては長く続いて、でも遺跡の入り口を出て駅までのバスを待っている間にいつの間にか涙は止まっていました。
 勝仁さんの見立てによると、マチュピチュにいた人たちはサイキックの能力が優れていたので、スペイン人がやってくることもインカ帝国が滅びてしまうことも分かっていて、同胞たちが殺されていくのを何もしないで見ているしかなかった彼らの気持ちが、時を超えて涙を流させたのではないかということでした。たしか、いつか沖縄の聖地に行かれた時にも、同じようなことを伺ったように思うのですが、勝仁さんにとって、そんな想いを受け取り確認することが、そうした場所を訪れる大切な理由なのかもしれないと感じます。

 勝仁さんがペルーから戻られてすぐに、パシフィコ横浜国立大ホールにて、舩井フォーラム2017が開催されました。


(写真6)

写真6:舩井フォーラム2017、大ホールでのKan.さんとの対談

 最初の勝仁さんのご挨拶の時にはきれい・ねっとの新刊で新進気鋭の物理学者、周藤丞治さんの『いざ高次元世界へ−精神文明への夜明け−』をご紹介くださりつつ、これから私たちが目指していく高い次元について、お話ししてくださいました。周藤さんは、『ザ・フナイ』に連載されていましたし、勝仁さんとはせくらみゆきさんとの共著NEW MONEY THEORY 『お金は5次元の生き物です!』(ヒカルランド)に登場されているので、きっとご存知の方も多いと思います。物質文明と精神文明はどのように融合していけはよいのか、その道筋を示唆するとても興味深い内容となっているので、ぜひご一読いただけましたら幸いです。

 1日目の副島隆彦先生をはじめとするたくさんの先生方、そして2日目のKan.さんと、すばらしいご講演やワークショップが続きましたが(この様子は一部を除きDVDでご覧いただけるようですので、ぜひお求めください。 https://funai-forum.com/2017_mediaorder/ )この時、勝仁さんはすばらしい先生方(もちろん、故舩井幸雄先生や勝仁さんの魂の兄弟である赤塚高仁さんも含まれます)に共通することに気付かれたそうです。
 それは、どんなに大勢のお客様がいても、聞いている方それぞれが自分に向かって話してくれているという感覚を持って帰られているのだろうということです。そして、それは先生方が1対1で接するような気持ちをもって話されているからに違いないと感じたのです。

 そして、この大きな気づきは、舩井フォーラムの後に赤塚高仁さんと弾丸で出かけられたポーランドのアウシュビッツでの大きな衝撃へとつながります。数百万人ともいわれる強制収容所での犠牲者は、ユダヤ人だという、ただそれだけのことで殺されていきました。そのことがイスラエルという一度なくなったひとつの国を復活させるエネルギーとなった……、これまで何度も赤塚さんから伝え聞いてきたその真実が、「ユダヤ民族」というひとまとめのものではなく、一人ひとりの魂の叫びとして、お二人の耳には地鳴りのように聞こえたのでしょう。

(写真7)

写真7:アウシュビッツにて、赤塚さんと

 ポーランドからお戻りになってすぐの、にんげんクラブのブログ「ウィークリーレポート」での勝仁さんの言葉を引用させていただきます。

 ドイツ人だから、ユダヤ人だから、日本人だからという概念を超えていかなければ、真の平和は訪れないのだと思います。もちろん、ポーランドに行くとそこに住み暮らしている人と私とは明らかに違う民族ですし、考え方も文化も好みもまったく違うのは歴然たる事実です。でも、結局は一人ひとりに向き合うしかないというのが真実なのだと思うのです。
 100万人以上の犠牲者一人ひとりに思いを向けるのは、いまの私には容易ではありませんが、Kan.さんが数千人の「舩井フォーラム2017」の参加者に1対1で向き合ってくれたように、ひとくくりにくくらないでそれぞれを尊重する、そんな姿勢からしか本当の平和は生まれません。
 そして、その1対1の最も大切な相手は、間違いなく一番身近な家族でしょう。世界平和を語る前に家族の平和が実現できているかを見つめることがもっと大事ですね。世間体などではなく、家族の本当の思いや悩みに向き合うことができているかが平和の第一歩で、さらに言えば、その前に最初の1である自分自身の本当の気持ちに向き合えているかを考えるべきだという基本的なところに、衝撃を緩和してようやく戻ってくることができました。


 最後のツーショットの表情は沈痛なものであると同時に、大きな決意も見えるように思えます。魂の兄弟であるお二人の「聖なる約束」はこれからも続いていくのだろうと感じるとともに、それを見届け、お知らせしていくことが、もしかすると私の「聖なる約束」なのかもしれないと感じています。

 お二人はそれぞれのご発信の中で、「アウシュビッツは誰の心の中にもある。自分の心の中を平和にできないで、どうやって世界に平和をもたらすのか」という主旨のことを書かれています。世界中で様々な天変地異への懸念が広がり、国外では信じられないようなテロがあり、国内でも北朝鮮の不穏な動きへの不安、そして急転直下の衆議院解散からの総選挙へ向けての様々な動きと、本当に心落ち着く暇もない情勢下にあって、いかにして心の中に平安を創っていくかということが、ますます大きな課題となることでしょう。

 実は、一年間楽しく続けさせていただいてきたこのコラムなのですが、今回にていったん幕引きとさせていただくことになりました。
 コラムでの勝仁さんの動向のご紹介は最後になりますが、冒頭お知らせした、満月から新月に向かう浄化の時期の中で、様々な媒体からインプットされたたくさんの情報や感情をしっかりと取捨選択し、勝仁さんが発信されていく様々は、きっとご自身にとっても受け取る私たちにとっても、「心の平安を創り、世界平和へ向かう」一助となることと思います。

(写真8)

写真8:よつばのクローバー

 今後も勝仁さんからのご発信をご注目いただけますように、心よりお願いを申しあげ、このコラムの最後のメッセージとさせていただきたいと思います。
 それでは、今回のレポートはここまでとさせていただきます。読者の皆さまにおかれましては1年間の長きにわたりお付き合いくださり、本当にありがとうございました。舩井幸雄.com担当の藤原かおりさん、いつもくださるご感想に意を強くすることができました。ありがとうございます。そして、ご自身の動向を自由に楽しく書かせてくださった舩井勝仁さんに、心より感謝申し上げます。
 これからもきれい・ねっとの真実の想いや情報をお届けする書籍やイベント、ブログやメルマガ等を通じて、皆さまとご一緒できますことを心より楽しみにしています。
 朝夕はすこし肌寒くも感じられます。どうぞご自愛くださいまして、皆さま素敵な秋をお楽しみくださいますように。

 心からの愛と感謝をこめて。
 山内 尚子 拝


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山内 尚子(やまうち なおこ)
Profile:山内尚子(やまうち なおこ)
株式会社きれい・ねっと代表
1974年兵庫県生まれ。新日本文芸協会加盟。様々なジャンルの本づくりのかたわら、多くのイベント・講演会などを企画して、「なおちゃん流ホ・オポノポノ」を伝えるとともに、「誰もが主人公となって、表現できる場所づくり」を提案。自らの体験をもとに語る言葉は、セラピーのように温かく心に響く。著書『やさしい魔法ホ・オポノポノ』『こころの宝物』(きれい・ねっと)ほか。
http://kilei.net/
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