“超プロ”K氏の金融講座
このページは、舩井幸雄が当サイトの『舩井幸雄のいま知らせたいこと』ページや自著で、立て続けに紹介していた経済アナリスト・K氏こと
朝倉 慶氏によるコラムページです。朝倉氏の著書はベストセラーにもなっています。
「カーク氏は偉大な米国の英雄であり、自由の伝道者で殉教者だ。地上で彼の声は世代を超えて響き渡るだろう、彼は永遠に生き続ける」
トランプ大統領は若くして暗殺された保守活動家、チャーリー・カーク氏の追悼式に参加、カーク氏の死を悼みカーク氏の生前の活動を称賛して自由勲章を授与することを表明しました。それにしても衝撃的な事件でした、若干31歳という若き保守派のリーダーが白昼、討論会の最中に銃撃され、死亡したのです。カーク氏は熱狂的なトランプ氏の支持者であり、大統領選でも若者の投票に大きく影響を与えたと言われています。カーク氏の追悼式にはトランプ氏はじめ、副大統領のバンス氏、国務長官のルビオ氏、国防長官のヘグゼス氏などトランプ政権の主要閣僚が出席するという異例なものとなりました。銃が誰でも持てる米国ではかような事件が後を絶ちませんが、それにしても昨今のかような暴力事件は目に余ります。米国では右派、左派対立が激しさを増すばかりです。もはやお互いがお互いを憎しみ合う流れが止められなくなってきていて、人々は違った意見を許容できるおおらかさを失ってきています。何か殺伐とした世の中であり、昨今の風潮を見れば、起こるべくして起こってきた事件かもしれません。
今回、追悼式で驚かされたのはカーク氏の妻であるエリカ・カーク氏の言葉でした。エリカ氏はカーク氏について「彼は若い男性たちを救いたかった。彼の命を奪ったような若者をだ」と述べた後、気持ちを整えるためか、少し間を置いて「憎しみを憎しみで返してはいけない、愛でこたえないといけない、私は犯人を許す、キリストがそうしたように、チャーリーがそうしたであろうように、私は犯人を許す」と述べたのです。
これに対してトランプ氏はカーク氏について「チャーリーは敵を憎まずに敵の幸福になることを望んでいた。それがチャーリーと私の違うところだ。私は敵を憎んでおり、敵にとって最善なことなど望まない。申し訳ない、エリカ」と述べました。トランプ氏は極めて正直な人ですが、かようなコントラストは強烈でした。
現在の米国は1968年の悲劇を思い出させます。この年、キング牧師が暗殺されました。キング牧師はアメリカのキリスト教の牧師で黒人の基本的人権を要求する運動の指導者でした。キング牧師の有名な演説があります。この演説でキング牧師は「私には夢がある。いつの日か私の4人の子供が肌の色によってでなく、人格そのものによって評価される国に住むということです」と言っていました。キング牧師はインドの指導者ガンジーの<非暴力・非服従>の理念に共感して非暴力主義の人種差別撤廃運動を行いました。そのキング牧師は志半ばで白人至上主義者によって暗殺されたのです。
1968年は更に悲劇が進みました。時の大統領候補者であったロバート・ケネディ氏は当時米国の社会の分断を捉えて問題視し、「アメリカに必要なのは分断ではない。アメリカに必要なのは憎しみでもない。アメリカに必要なのは暴力でも無秩序でもない。アメリカに必要なのは知恵・愛・そして他人への思いやりである」と述べていました。そのロバート・ケネディ氏も、この演説の2カ月後暗殺されました。
非暴力とか愛を主張する理想主義者が次々と暗殺され、エリカ氏の指摘するような憎しみの連鎖が続いています。そして「申しわけない、エリカ、敵の幸福など望まない、私は敵を憎む」と感情をむき出しにしたトランプ氏が引き続きアメリカという壮大な国家と世界を引っ張っていきます。<暴力と非暴力><理想と現実>われわれ人類は永遠にこの問いに向かい合っていくのでしょうか。
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(2016年10月 徳間書店刊)がある。
★朝倉慶 公式HP: http://asakurakei.com/
★(株)ASK1: http://www.ask1-jp.com/
経済アナリスト。
株式会社アセットマネジメントあさくら 代表取締役。 舩井幸雄が「経済予測の“超プロ”」と紹介し、その鋭い見解に注目が集まっている。早い時期から、今後の世界経済に危機感を抱き、その見解を舩井幸雄にレポートで送り続けてきた。
実際、2007年のサブプライムローン問題を皮切りに、その経済予測は当たり続けている。
著書『大恐慌入門』
(2008年12月、徳間書店刊)がアマゾンランキング第4位を記録し、2009年5月には新刊『恐慌第2幕』
(ゴマブックス刊)および『日本人を直撃する大恐慌』
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