トップが語る、「いま、伝えたいこと」
きのう、『船井幸雄の「成功塾」』(ダイヤモンド社)のあとがき」を紹介しました。きょうは、それに続けて『必ずこれからこうなる、だからこう対処しよう』(徳間書店)のあとがきを少し長いので、2日間に分けて紹介します。
あとがき
本書の原稿は、2004年2月25日から書き始め、昨日(2月29日)脱稿しました。文字通り5日間で書き下ろしました。いま一番言いたいことを、できるだけわかりやすく書いたつもりです。
本書内では、私の知っていることで、書いてもいいと思うことは遠慮なく記しました。超お忙し人間が書き下ろしたので、文の勢いはあるのですが、文章をやさしくする余裕がなく、あまり上手な文章とはいえません。
第1章で述べましたマッケンナの仮説ではありませんが、私も日々忙しくなり、時間が短くなっているようです。
ともかく私には、世の中の流れを的確にとらえている友人が多くいます。それらの人々から、正しい情報が次々に入ってきます。彼らのおかげで時流をつかむことができ、また私の仕事の性格上、最先端の世の中の動きを知らねばならないことと合わせて、近未来(5〜20年くらいの未来)の予測をすることに長けているようです。
本書に記したのは未来のことですから、100パーセント予測が当たるとはいえませんが、90パーセント以上は「こうなるだろう」と確信をもっています。その理由は本書で述べてきた通りです。できれば本書を真剣にお読みいただき、私たちの近未来を真剣にお考えいただきたいのです。
ところで、本書の原稿を執筆中に私に届いた友人たちの手紙のなかから、三通をここに紹介します。本書のポイントがおわかりいただけると思うからです
最初は、森田健さんです。今年、彼の発行している『不思議の友』の第11号に載せるという私のことを評した文章です。私の一面がよくわかると思います。船井幸雄にはこのような特性があり、こんな人間が本書を書いたとご理解ください。
先日、船井総研の直感力研究会というところに講師として招かれて行ってきました。最終日に船井さんの講演がありました。そこで船井さんはこんな風に言いました。
「私は今までゴルフ、カラオケといったような普通の地球人が楽しむこととは無縁でした。催しやお祭りも嫌いでした」
その代わりに船井さんは、新しい情報とかには目がありません。そういうことがあれば日本中どこにでも行きます。
ゴルフやカラオケは「決まっている」遊びです。しかし新しい情報は、何が起こるか予想がつきません。新しい情報が好きだというのは、好奇心に従っているのだと思います。好奇心にはエゴがありません。
ところが好奇心を優先させるのは大変です。なぜなら「理由」が無いからです。例えばなぜそこに行きたいかと言われても、「ただ、行ってみたいから」……としか答えられません。
子供は一貫性がありません。さっきまでしていた遊びを放り投げて、別の遊びに熱中したりします。それは好奇心で行動しているからだと思います。
大人になると一貫性を持ちたくなるので、次々に新しいことを追いかけることが難しくなります。だから「いい年をして」といわれるのがオチです。
船井さんのすごいところは、子供以上の好奇心を持っていることです。これだけ好奇心の強く、しかもエゴのない人に会ったことがありません。おそらく過去のことに執着しないから出来るのだと思います。
好奇心を殺してしまうのが「言い訳」であり「愚痴」です。
私は今、××だから……、私は今、○○だから……。そういう言い訳があるとすれば、××や○○というマイナス要素は去っていきません。あなたがやりたいことを始めたとき、××や○○は自然に無くなり、プラスの要素に変わるはずです。
そして愚痴を無くして、楽しいことを語ろうではありませんか……。あなたが楽しいことを始めれば周りも楽しくなります。
私もめいっぱい楽しんでいます。
次は渡邊延朗さんです。彼の新著『奇跡の日』(2004年4月、ガイア出版刊予定)に私との対談を載せたいと原稿を送ってきました。そのはじめに次のような私の紹介文がありました。私はこのような人間です。また私の一面を知ってもらうために紹介します。
船井総合研究所の社長を長年勤められた船井幸雄さんは、経営コンサルタントとして超一流の実績を持もたれる方です。船井会長が創業された船井総合研究所(通称・船井総研)は顧問先5千社で日本でも最大級の経営コンサルタント企業として知られています。船井幸雄さんは1933年(昭和8年)年生まれで大阪府の出身。2003年に70歳を迎えられたのを契機に、船井総研の経営を後継者に全面的にゆだねられ本物研究所を新たに創業、取締役会長として相変わらず多忙な日々を送られています。本物研究所は、船井幸雄さんが「自分のため、他人のため、世のためになること」「自分しかできないこと」「自分に適していてやりたいこと」を『新しい経験』として行っていくために設立された会社です。
船井幸雄さんと私(渡邊延朗)との御縁は、フォトン・ベルトについて多大なる関心をもたれていた船井さんからのご依頼で氏が主宰される全国組織「幸塾」の京都全国集会と東京高輪プリンスホテルで開催された「第一回船井幸雄・オープンワールド」で講演をさせて頂いたことから始まっています。
今回、私のたっての要望で船井幸雄さんとの対談が実現しました。
いつまでもお若くエネルギッシュな船井幸雄さんの豊富な知識と、どこから得られるのか驚くような数々の新情報に基づくお話は、きわめてエキサイティングでした(転載ここまで)。
〜〜〜〜、あすへ続く
=以上=
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