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トップが語る、「いま、伝えたいこと」

このページでは、舩井幸雄が(2014年1月19日の舩井幸雄の他界後は舩井勝仁が)いま一番皆様に知ってほしい情報をタイムリーにお伝えしていきます。
毎週月曜日定期更新
2011年11月21日
経営というか組織運営の決め手の「リーダーシップ」について

 国のような大きな組織体から、家族のような小さな組織体まで、人が2人以上集まって何かやる場合は、上手にやるか下手にやるかが、大事なことになります。
 しかし、それには決め手があるのです。これは私のトップ経営者や経営コンサルタントを、ともに40年も50年もやってきての経験則ですが、何万という組織体運営のアドバイスを担当してきて知った法則だと思っています。
 それを分りやすく1冊の本にまとめました。
 題名は『組織体運営はトップ1人のリーダーシップで決まる』です。
 11月22日に李白社刊(ビジネス社発売)で書店店頭に並びます。
 定価は税込で1,575円、私と加藤鉱さん(経営評論家兼経営ジャーナリスト)の共著になります。
 この本では3人の世界一の組織体を創った経営者というか組織体トップのリーダーシップの実情を紹介し解説しています。
 その3人は、もっとも運営が上手く行っている地方自治体(秋田県小坂町)の前町長の川口博さん、世界一の完全木造住宅メーカーを一代で創り、いまも急進中の夢ハウスの赤塚幹夫さん。そして世界で注目されるだけでなく、日本で一番、営業規模の大きい歯科医院を福岡市で創った村津和正さんです。いずれも私の親友ですが、そのリーダーシップのコツというか経営力のすごさを、加藤さんの取材の文章で知ってほしいのです。これは、だれでもできることだと思い紹介しました。以下は私の書いた同書の「まえがき」です。

まえがき……本物のトップになろう。本物のトップを創ろう

 本書の共著者、加藤鉱さんとの共著が私には1冊あります。
 それは『世界でもっとも入りたい5つの会社』(2011年6月26日 李白社刊)という本です。
 好評で、いま売れ続けています。
 もう1冊、拙著の『退散せよ! 似非(エセ)コンサルタント』(2010年7月6日 李白社刊)も、加藤さんに取材や資料収集で助けてもらいました。
 加藤さんは経営について詳しく、素晴らしい取材力を持つノンフィクションライターです。
 『世界でもっとも入りたい5つの会社』の5社は、私と特に親しい会社で、私は社名をあげ、大要を説明しただけで、客観的な取材、執筆をすべて加藤さんに委せました。
 それが良かったのは、その内容、売れ行きからもはっきりしました。
 そこで、今度は私が尊敬する3人のトップリーダーを、加藤さんに紹介することにしたのです。それが本書の3人の登場人物です。
 加藤さんは実にていねいに取材と検証を行ってくれました。そして出来上がったのが、本書の第2章以下なのです。
 李白社の岩崎社長から「本書の3人の登場人物は全員が、船井先生の紹介だし、素晴らしい内容の原稿が出来上がったので、“まえがき”と、リーダーシップについての経営コンサルタントとしての見解を、船井流経営法に則って“第1章”に書いてくださいませんか」とたのまれました。先月下旬のことです。そして加藤さんの書いた原稿を送ってくれました。
 私は加藤さんの原稿を読み、感心し感動したのです。本物のトップの生きざま、ありようが実によくわかるように書かれていました。3人のことをよく知っているはずの私が多くのことを教えられたのです。
 それゆえ、まえがきと第1章を書かせてもらうことにいたしました。
 第1章で述べますが、私は自らが創業経営者です。私の創業した会社は従業員が数人の零細企業として1970年に出発したのですが、現在は東証、大証の一部上場企業になり、多少は社名も功績も知られるようになりました。また、経営コンサルタントとしましては、私自ら50余年のあいだに1万社以上の顧問先会社や各種組織と付き合い、数万件ものアドバイスを行ってきました。
 成功も失敗もありましたが、それらの多くの経験を通じまして、いまでは「経営のプロ」になったようだ……と自他ともに認められるくらい経営については、詳しくなったと思っております。
 「いちばん大事なことだ」と確信しているのは、「経営体(組織体)というのは、トップ1人で99.9パーセント決まる」ということです。特に、現在のような変化の激しい時代は、トップの役割が何よりも大切になります。いわゆる本物の人間としてのトップのリーダーシップが大事なのです。
 その意味で、本書に御登場ねがった3人の人たちは、本物のトップです。いまも現在以降も参考になるトップ能力のある人たちだと思います。
 3人とも私の親友であり、素晴らしい人間性の方で、経営のあり方を勉強し、苦労に苦労を重ね、大成功を勝ち取られた人たちと言えそうです。
 先著の『世界でもっとも入りたい5つの会社』に取り上げた5社のトップとともに、ぜひこの3人の方も研究し、その考え方やコツを御活用していただければありがたいと思います。リーダーシップ力の研究には、この3人以上の人たちはそんなにいないと言ってよいとも思います。
 加藤鉱さんの取材は客観的かつ綿密で、見事に要点を衝いております。私もいろいろ教わり参考になりました。喜んでいます。船井流経営学は、「99.9パーセントのトップ学」と言われていますが、その点でも意を強くしました。
 本書に御登場いただいた川口博さん、赤塚幹夫さん、村津和正さんにお礼を申し上げるとともに、加藤鉱さんにも心から「ありがとうございました」と、言っておきます。
 本書で本物のトップの生きざま、ありようが、リーダーシップ力に決め手があることは、はっきりわかるはずです。
 それが、どんなものかを必ず知ってほしいのです。そして、このようなトップになり、トップを創ろうではありませんか。
 そのために読者が、ぜひ上手に本書を御活用になることを期待して、本書「まえがき」のペンをおきます。
                       2011年10月1日 熱海市西山町の自宅書斎で
                                               船井幸雄


 できることなら、同書をぜひお読みいただきたいのです。だれにとりましても、必ず参考になると思います。よろしく。
                                            =以上=

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