トップが語る、「いま、伝えたいこと」
(株)船井本社の関連会社に(株)本物研究所があります。
今月、同社の株主総会が開催され、大株主の1人の私も参加しました。
私は本物とは、
@つき合うものを害さない Aつき合うものを良くする B高品質で安全、そして安心できる C単純でしかも万能である D経済的である ……この5条件を充たすものと言ってきました。
同社は、この条件に合ったものを選び、つくり、日本中の販売店(小売店)約数百店に卸している会社ですが、最近、「本物」についての御質問が私のところにも多いので、同社のことも考え、少し「本物」について書いてみようと思います。
なお、船井本社グループの一社のイリアール(株)は、本物を扱っている小売店です。
では本論に入ります。
前記の5条件のうち、むつかしいのは、Aの「つき合うものを良くする」とB「高品質で安全、そして安心できる」の2つということになります。
というのは、だれにも、この2条件がはっきり分るようにすることが、これから必要になると思われるからです。
また、だれが扱ってもこの2条件を充たさねばならなくなるように思います。
そういう意味で参考になるのは、ハロルド・サクストン・バー博士の「ライフ・フィールド論」です。私は「鋳型論」と言っています。
これは同氏の著書『BLUEPRINT FOR IMMORALITY(不死への青写真)』(1972年刊)に書かれている理論なのです。1889年生れ、26才で博士号を得、医学部の教授、名誉教授としてイエール大学で教え、かつ研究された同氏は、亡くなる前年の1972年に、この著書を発刊、「生命の鋳型論の核心」を発表しました。それは、つぎのようなことです。
以下はハロルド・サクストン・バー博士著、神保圭志氏訳『生命場の科学』の文章を転載したものです。原著は『BLUEPRINT FOR IMMORALITY』です。
ハロルド博士の「鋳型論」の核心
さいごに、ハロルド・サクストン・バー博士が「LIFE FIELD」として書いている「生命の鋳型」について少し紹介しておきます。
生命の鋳型
目に見えず、触れることもできない電気力場というものを、科学者でない一般の人向けにわかりやすく説明するのは、なかなか骨のおれる仕事である。そのため、これからお話しすることは、しばしば卑近な例を引用しているが、そうすることによって、この「生命場」――これからは「ライフ・フィールド」と呼ぶことにしよう――の実態および、その重要性について理解する手掛かりが得られるものと思う。
ハイスクールの理科の授業で、磁石の実験を行なったことのある人は、ぜひそれを思い出してもらいたい。紙片の上に鉄粉を一面に撒き、その下に磁石を近付けると、鉄粉はひとりでに磁力線に沿って並び、「磁場」のパターンを描き出したはずである。そして、鉄粉をそっくり入れ換えて、もういちど同じことを繰り返してみても、そこには従来とまったく同じ文様が出現する。
ずっと複雑ではあるが、これと同様のことが人体の中でも生じているのだ。われわれの肉体を構成する分子や細胞は、絶え問無く壊れ去っていく一方、食物から供給される新鮮な素材によって、新たに再生されている。だが、このように生成流転しながらも、肉体がほぼ、過去と同じ姿かたちを保っていられるのは、「ライフ・フィールド」が存在し、それによってコントロールされているおかげなのである。
最近の研究が明らかにしたところによると、われわれの肉体の物質が入れ換わる速度は、従来考えられていたよりずっと速いという。たとえば、体内の蛋白質がそっくり入れ換わるのには6ヵ月もあればよく、なかでも肝臓などの組織はもっと短い期間で、どんどん新しくなっているのだ。
半年ぶりで、ある友人に会ったとしよう。彼は一見、何の変わりもないようにみえるだろう。だが、彼の顔面を構成している分子は、半年前とは全然別のものになってしまっているはずなのである。それでも顔面パターンが友人のものだと、支障なく識別できるのは、古い分子と同じ位置に「ライフ・フィールド」が新しい分子を配列してくれるおかげなのである。
最新の測定器がライフ・フィールドの存在を明らかにするまでは、絶え間無い新陳代謝を通してつねに物質が入れ換わっているのに、肉体がその形状を保っていられるのはなぜなのかという問題が、生物学者たちを随分と悩ましてきた。だが、いまや、その謎は解かれたのだ。物質自体がいかに変わろうとも、肉体の電気力場が「母胎」もしくは「鋳型(フィールド)」としての役目を果たすために、肉体の形状は従前どおり維持されるというのが、その真相なのである。
(中略)
では、ライフ・フィールドの測定とは、具体的にはどうするのだろうか。まず、道具には、特別な電圧計および電極が使われる。これを使ってライフ・フィールドのさまざまな部分について、電圧パターンもしくは電位差を計測し、記録すれば、その姿がしだいに明らかになってくるのである(転載ここまで)。
鋳型というには、だれにでも測定でき、同じ答が出るということでなければなりません。
何人かが認めたとか確信を持っただけでは前記のAとBは実現するかも分らないが、実現しないかも分らないからです。
なぜなら、確信した人にしかその本物(?)は奨めてはいけないし、確信しない人は、本物化が実現しない可能性があると言えるのです。
この鋳型論に合うように「本物」の条件を、これからきびしくして行くべきだと思います。
前記本物研究所の株主総会後のことですが、世間話しで7月中下旬のある日に東京直下型大地震があると、高名な超能力者が言っているという話しがありました。
私は、そんなことはあるかも分らないが、多分ないだろう……と思います。
人間には、未来のことは分らないはずなのです。超能力者や霊能力者と言われる人のコトバは「参考として聞くのはよいが、信じるべきではない」という私の経験からみても、多分、ほとんどの人は、私と同じように思っていることでしょう。
ということは、その超能力者の言葉はまだ鋳型になっていないし、まだ本物ではないということになります。
もちろん、こういう予測が当りつづけて鋳型になると、それこそ本物の超能力者になるのですが、いまのところはそんな人が現れるかは、はなはだ疑問です。
とすれば、こんな噂話しは笑いとばしておけばよいのです。
ただ、万一のことを考えて準備はしておいた方がよいでしょう。
ともかくこのような目で「本物研究所」や「イリアール」を「すべて真の本物」を扱う会社に成長させたいものだ……といま、両社の株主として私は考えております。
読者の皆さまもよろしく御指導ください。
さいごに一言、「スペイン政府10兆円の有効期限は今月末まで」というのは私には本物情報のように思われます。よろしく。
=以上=
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