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トップが語る、「いま、伝えたいこと」

このページでは、舩井幸雄が(2014年1月19日の舩井幸雄の他界後は舩井勝仁が)いま一番皆様に知ってほしい情報をタイムリーにお伝えしていきます。
毎週月曜日定期更新
2013年11月4日
稼ぎグセ (※舩井勝仁執筆)

 経営者にとって一番大事なことは、しっかりと利益を出して会社が潰れないようにすることだというのが舩井幸雄の意見です。これは、資本主義が行き詰まってきていままでと同じようなお金儲けが一番大事という価値観がだんだん揺らいできている、最近のことだからこそますます大事なことではないかと思っているようです。
 当たり前のことですが、どんなに高邁な意見を言っても利益が出ない事業を続けていくことはできません。どんなにお金持ちがやっていることであっても、ずっと赤字を垂れ流していたら、いつかは続けていくことが不可能になっていきます。だから、目先のお金儲けをすることへの価値観が揺らいでいるいまだからこそ、どんなプロジェクトでも黒字を出すという基本を大事にしなければいけないのです。

 舩井幸雄はいろんな人から、にんげんクラブを事業としてやっているからけしからんとか、そこまで言われなくても、スピリチュアルなことに依存させて会費を取って儲けるとは何事だというご批判をいただくことがあります。
 世の中の構造が変化していることに気が付きつつある有意の人の間にこのような依存体質を作っているかもしれないという点は真摯に反省する必要はあるかと思いますが、残念ながら私の経営者としての力量不足からにんげんクラブは赤字経営になってしまっているので、少なくとも収益がトントンになるところまでは持っていかなければいけないと思っています。
 そして、にんげんクラブはNPOという形での運営はなじまないと思いますので、ご批判もあることは分かっていますが、いまの株式会社での運営が現状の社会体制にあってはベターだと思っています。なぜ、非営利法人ではいけないかというと、にんげんクラブの活動が非営利活動でやるような社会的に必要な活動だというコンセンサスが残念ながらまだできていないと感じているからです。
 本音を言いますと、私はにんげんクラブは本質的には社会貢献事業だと思っていますので、非営利法人的な運営を模索してみたいと思っています。そして、色々な人に相談をしてみましたが、現代科学が認める目に見える世界の範疇を超えた、目に見えない世界の領域についても積極的な意見を出しているにんげんクラブの活動を非営利事業として認められる可能性は大変低いということが分かってきました。
 にんげんクラブと同じような価値観を持ちながら、スピリチュアルなことや目に見えない世界の言及を一切避けて活動している人たちが数多くいます。1対1で本音ベースのお話をすると、彼らも目に見えない世界があることを本当によく理解していますが、公の場でそれに関する発言をした瞬間に多くの方が、心のシャッターを下ろしてしまい何も聞こうとしなくなるので、一般的な社会通念で許される範囲の言及にとどめているようなのです。
 私のいまの時点での結論は、にんげんクラブを非営利活動としてやるためには、本音を語らずに社会通念上認められる範囲に限定して情報発信をするようにしなければいけないのですが、それではこれからの社会の変化に言及することは本質的には不可能なので、やはりいままでと同様、本音で世の中の本当の構造がどうなっているのかという点に触れて行く必要があると思っています。だから、にんげんクラブは株式会社という形で運営するのが正しいと思っていますし、そうであれば少なくとも収益をトントンにしなければいけないのです。
 ちょっと前置きが長くなりましたが、きちんと利益を上げていくために大切なことは、稼ぎグセをしっかりと付けておくことが大切です。船井総研という会社は、みんながきっちりとハードワークを楽しむDNAが定着しているので、景気が良かろうと悪かろうとあまり影響を受けずに着実に利益を出していけるクセ付けができています。
 また、船井メディアという会社も「個々の社員が稼ぐということに対して強い意識を持っている会社ですので、みんなの気持ちをひとつにまとめることができると着実に利益が出てくる体制を作ることは難しいことではないと思います」と9月から就任した佐野浩一新社長が言っています。
 そして、10年間佐野社長が率いてきた本物研究所は稼ぐ意識よりも社員の一体化を優先している経営をしていますが、その代わり徹底的な原価意識を持っており、赤字や借金は絶対につくらないという経営をやっていますので、意味合いは違いますがやはり稼ぎグセができているようです。
 このように、舩井幸雄が作ってきた会社は最低限他人に迷惑をかけないような稼ぎグセができています。そして、舩井幸雄は「俺は借金はないし、保証もしていないから安心して後を継いだらいい」といつも言っています。深い意味はなかなか分からなかったのですが、長い間、事業をやってきて借金もなく、いろいろな人間関係で普通なら抱え込むようなしがらみを作ってこなかったことはすごいことだと最近は分かるようになってきました。
 有意の人であろうとすればするほど、実は3次元的なこと、資本主義的なことでも借勘定ではなく貸勘定を作っておくことが大事です。難しい課題ですが、いずれにしても社会的貢献としっかり稼ぐことの両立を図っていきたいと思っています。
                                            =以上=

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