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トップが語る、「いま、伝えたいこと」

このページでは、舩井幸雄が(2014年1月19日の舩井幸雄の他界後は舩井勝仁が)いま一番皆様に知ってほしい情報をタイムリーにお伝えしていきます。
毎週月曜日定期更新
2014年11月17日
きれいな富士山に見守られながら (※舩井勝仁執筆)

 11月頭の舩井☆SAKIGAKEフォーラムの余韻も冷めやらぬまま、精力的に全国を飛び回る日々が続いています。フォーラム開催に際しましては、皆様からの愛をたくさんいただき、この「愛」を循環させなければと思いました。

 「宇宙はギブ&ギブ」という言葉を教えてくださった方がいました。そして「『差し上げ好き』『与え好き』は幸せになれる」は舩井幸雄の言葉ですが、「愛を与えることが大切」ではなく、「愛を与え続けるのが大好き」の次元に昇華しなくてはと心から思いました。「目の前のご縁に心をこめて向き合う」ことを絶えず忘れないでいることを大切にしたいと思います。本当にありがとうございました。

 現在、京都に向かう新幹線の車中でこの原稿を書き始めました。凛とした空気のせいなのでしょうか、富士山が本当にきれいです。新幹線や飛行機で移動する時はなるべく富士山が見える窓側の席に座るようにしていますが、富士山の状態でいまやろうとしていることが正しい方向に向かっているのかどうか判断するようにしています。今朝は東京からも横浜からもきれいに見えましたが、新富士辺りでは本当に最高の霊峰富士山を楽しませていただいています。
 もちろん思い込みですが、富士山からの許しを得たようなので今回は自著と言っても2冊の共著ですが、その紹介をさせていただきたいと思います。

 1冊目は『失速する世界経済と日本を襲う円安インフレ 〜恐慌前夜の資産防衛』(ビジネス社)。エコノミストの朝倉慶先生との共著です。目次をざっとご紹介しますと、

第1章「止まらないインフレと不透明な円安の行方」(朝倉慶)
第2章「アベノミクスを評価しなかった舩井幸雄」(舩井勝仁)
第3章「消費税再増税と日本国債の危うい関係』(朝倉慶)
第4章「いまは脱資本主義への移行期である」(舩井勝仁)
第5章「ユーロ沈没、中露合体、そして日本の奈落」(朝倉慶)
第7章「激化する新冷戦と日本の将来」(朝倉×舩井)


 のような構成になっています。
 私が経済の本を上梓するのは少し早いかなと考えていました。しかし、10月には日米とも株価が乱高下した後に、10月31日ちょうど舩井☆SAKIGAKEフォーラムで朝倉先生が講演して下さる前日でもありましたが、日銀の黒田総裁がマーケットにとってはサプライズの金融緩和の追加策を発表するという、好機にも恵まれての出版の運びとなりました。
 同書の出版元であるビジネス社の唐津社長と夏に話した時は、経済本が売れなくて困っているというお話でしたが、出版人としての唐津社長の勘がこのタイミングで大きな経済の動きがあることを察知していたからこの本が出版できたのだと感じています。

 さらに、消費税の再値上げの先送りや、その信を問う年内の解散総選挙も決まったようで、2人の女性閣僚が辞任に追い込まれた時は、来年中に安倍内閣は倒れると予想しましたが、もしこの消費税を上げたことによる経済への悪影響という危機を乗り越えることができれば、再び長期政権の可能性がでてきたのかもしれません。

 しかし朝倉先生はこの事態を「好機」とは見ていません。「国際金融市場にサプライズをもたらした追加緩和で日本はインフレになっていき、国債の暴落はますます既定路線になっていく。預貯金や国債で資産を形成するのは愚かなことだ」と読み解かれていますし、実は生前父もベースは同じ考えだったようです。

 私のほうは独自の勉強を重ね、色々な人の話を聞くうちに、朝倉先生とも父とも少し違う自分路線の見方が出てきました。私の章では主に舩井メールクラブの文章を取り入れながら、存分に語らせていただいております。ビジネス社より1600円(税抜き)で発売中です。おかげさまで、先ほどアマゾンでチェックすると「世界の経済事情」というカテゴリーで1位になっていました。ぜひ書店等にてお手に取っていただけましたら幸いです。

 もう1冊は義弟の佐野浩一との共著『SAKIGAKE〜新時代の扉を開く』です。
 佐野浩一との本は今回が初めてになります。私たち、皆さんに「本当は仲が悪いの?」と言われますのでそうではないことを示すために刊行の運びとなり……というのは冗談ですが、この機会を使って、父から学んだことをお互い共有したり、これからの舩井グループのあり方についてそれぞれ考えるところをみなさんに知っていただくのには2人の共著がいいだろうということになりました。
 仲が悪いわけではありませんが、本書を作ってみて私は佐野さんの本当の良さが理解できていないことが分かりました。これから大きなカリスマであった父の存在をまだまだ未熟な二人が中心となって埋めて行くことになりますが、お互いに理解を深め合うことによって、少し自信がついてきました。

 実父としての舩井幸雄、義父としての舩井幸雄とのエピソードをご紹介することで、すでに読んでくださった方から、「舩井幸雄を追体験しているような不思議な感覚になる」というようなうれしいお言葉もいただきました。父が最後に遺した「スピリチュアルはもう不要」という言葉に関しましても、二人の見解を包み隠さず語っております。

 「情熱的で猪突猛進な」佐野、「クールでやわらかなオープンマインド」の舩井勝仁の対照的な性格の2人が今後、「有意の人」をどのようにサポートしていくか。存分に語りました。「黎明のすがすがしさと力強さを感じる1冊です」との感想もいただき、ありがたいです。きれい・ねっとより1500円(税抜)で発売中です。書店に並んでいない場合もありますのできれい・ねっとまでお問い合わせいただき、直接送っていただくとよいと思います。きれい・ねっとのオーナー山内尚子さんはこの本の責任編集者でもあり、彼女がいなければこの本は誕生していません。
 直感力と明晰な思考にすぐれた素晴らしい編集者で、スピリチュアルとビジネスマインドの両輪を回しながら、いつも私の本を企画、編集してくださっています。今後のきれい・ねっとからの書籍にもご注目ください。
 来週は、赤塚高仁さんと私の共著『聖なる約束』(きれい・ねっと)もご紹介させていただきます。
                                           =以上=

バックナンバー
2014.11.24:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】聖なる約束U (※舩井勝仁執筆)
2014.11.17:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】きれいな富士山に見守られながら (※舩井勝仁執筆)
2014.11.10:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】ありがとうございました (※舩井勝仁執筆)
2014.11.03:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】いまここに生きる (※舩井勝仁執筆)
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