トップが語る、「いま、伝えたいこと」
日々、猛暑が続いています。本来、夏という季節は人を伸びやかな開放的な気分にさせます。しかし、山梨県身延町で39.2℃の史上最高気温を観測するなど、逆に不安感に駆られるようなニュースが続く異常気象ですが、暑さをストレスにしないで、できるだけ中庸に過ごしたいものですね。
代謝と免疫力に留意するためには、やはり基本に立ち返って、ほどよい量の食事と睡眠、そして身体にあった健康食品を摂ることも有効だと思っています。先日、こちらで紹介したNext Kは申し込み殺到で嬉しい悲鳴でした。もともと認知症やうつの患者さんのために開発されたものですが、レシチンは一般的に活気とやる気に効果が期待される商品です。心身とも疲れがちなこの季節、このNext Kもおすすめですし、お一人お一人にあったサプリメントを紹介することも可能ですので、本物研究所にお気軽にお問い合わせください。
株式市場の方は、日銀が7月29日の金融政策決定会合で決めた上場投資信託(ETF)の買い入れ枠を年3.3兆円から6兆円に増やしたことのストレートな効果があって順調に推移しています。また、8月5日に発表されたアメリカの雇用統計でも市場の予想を大幅に上回る雇用の増加が見られました。この数字はFRBのイエレン議長が一番大事にしている数字と言われているので、これで年内の再利上げが視野に入ってきたという思惑もあり、利上げは円安につながる連想もマーケットにはプラスになっています。
当初はあまり評判がよくありませんでしたが、とりあえずは日銀の政策が功を奏したようです。しばらくは上げ基調が続きそうですが、そろそろ宴の終わりも近づいてきた感じもありますので、出口を考えながらの投資を心がけるといいのかもしれません。
先週はA.K.D.N.バンドのA:赤塚高仁さんについて書きましたが、D:出路雅明さんとの出会いについても記させてください。
赤塚さんとの私の共著『聖なる約束』の出版記念パーティーを2014年11月15日に京都のKBSホールで催しました。このイベントは絶対に良いものにしたいと、赤塚さんと私は気合が入っていて、赤塚さんが「京都のアレンジは、でみっちゃんに任せておいたら、すべて安心やで」と紹介してくださったのが、出路さんとの初めての出会いでした。
あの天外伺朗先生が絶賛されていた出路さんの『ちょっとアホ!理論』(現代書林)は読んでいましたが、想像以上にやんちゃなガキ大将といった出路さんの風情は、「自由闊達」を信条とされる天外先生に愛されるキャラクターだなぁと思ったのが私の抱いた第一印象です。
日本全国に展開する古着店「SPINNS」をはじめ今やアパレルのみにとどまらず、雑貨や飲食店などを含め37店舗を展開する出路さんは、京都で「mumokuteki café&foods」という風変わりな名前のカフェを経営されています。食材の選定、調理法には徹底的にこだわっていて、ベジタリアンの方も安心して食べられるラーメンを初めて口にした時、新鮮な衝撃がありました。
失礼ながら、オーガニックなカフェは気難しい人の集まりだという先入観があったのですが、「無目的カフェ」は学生さん及びごく普通のお勤め人の感じの方から、親子連れにまで大人気で、休みの日は長蛇の列も珍しくありません。型にはまらないと同時に、すべてを大きく包み込む出路さんのお人柄、そしてあり方そのものが、空間と料理に出ている気がしています。みなさんも京都に行かれることがありましたら、ぜひ食事でもお茶でも気軽に立ち寄ってみてください。
天賦の経営の才能がある出路さんは起業後、すぐに経営は軌道に乗りました。しかし一時は年商50億から40億まで急降下するという危機に直面しました。しかし、そのあと年商83億円に超V字回復を果たしたストーリーは『ちょっとアホ!理論』に詳しく書かれていますが、最近は新しい経営スタイルを追求されています。
それはエンパワーメント経営と出路さんが呼んでいるもので、そのベースとなっているのが、出路さんの会社「ヒューマン・フォーラム」と「行動科学研究所」がコラボしてたちあげたLIVE PEP FORUMです。『激動する時代にどのように進化・発展していけばいいのか。美しく稼ぎ、たくましくつながる とは?』というコンセプトのもと、エンパワーメントがビジネス現場につながるとどうなっていくのか。その具体的な事例を学ぶことができます。
PEPの私なりの解釈は、自らの内面にある闇に積極的に降りていって、その闇の中に光を見出すというやり方で、精神面のクリーニングを進めていく大きな効果があります。いままでの時代は経営者やスポーツ選手などが個人的にこれを取り入れて精神を強くするために活用していたのですが、出路さんがすごいのはこれを、全社員を巻き込んでやろうとしていることです。
私のようなゲストも参加するのですが、基本はヒューマン・フォーラムの社員向けの講座で、逆にそれがゲストにも大きな刺激を与えている構図になっています。全員参加型の経営を深いレベルで実行するための手法ですが、正直に言って、かなりしんどいやり方でもあります。実際に私とほとんど同年齢の出路さんは3年前に社長から会長になり、なるべく直接的な経営に口を出さないようにしているのですが、最初はそれが大きなストレスになっていたと言っています。
でも、それを本当の意味の全員参加型経営で一つ一つクリアしていったそうです。経営レベルだけではなく、現場レベルでもそれぞれの葛藤をすべて明らかにしていきながら、仲間と一緒にそれを乗り越えていく手法なのです。出路さんに似てユニークな社員が集まっているヒューマン・フォーラムならきっとそれをやり遂げて、それがひとつのモデルとなって日本の経営のスタイルが変わっていく予感がしています。
そんなわけで、10月の舩井フォーラムのA.K.D.N.ライブでは、言葉では伝えられないものを伝える4人のパフォーマンスを楽しんでいただけるのではないかと、本気で練習の日々です。私個人は、このユニットは「感動を超えた理解」をお届けできるのではないかと思っています。我々の挑戦を、ぜひ見届けていただけましたら幸いです。
=以上=
2016.08.22:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】ギブ&ギブの法則 (※舩井勝仁執筆)
2016.08.15:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】エンパワーメント経営 (※舩井勝仁執筆)
2016.08.08:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】舩井フォーラムの目玉 (※舩井勝仁執筆)
2016.08.01:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】守り通したいもの (※舩井勝仁執筆)