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トップが語る、「いま、伝えたいこと」

このページでは、舩井幸雄が(2014年1月19日の舩井幸雄の他界後は舩井勝仁が)いま一番皆様に知ってほしい情報をタイムリーにお伝えしていきます。
毎週月曜日定期更新
2020年2月17日
難病の子どもの夢 (※舩井勝仁執筆)

 コロナウィルスによる新型肺炎の拡大がどこで終息するのか見えないまま、株式市場は不思議な上げを続けています。いま、私たちに入ってくる情報はフィルターバブルがかかっていて、自分の好きな情報、興味がある情報が極端になって入ってくると思った方がいいと思います。メディアの情報を鵜呑みにするのは間違っていると思いますが、インターネットやスマホで得られる情報を信じるのはもっと危険だと思った方がいいので、情報の取り扱いには気を付けていただければと思います。
 その観点で見ると今日の私の情報もちょっと眉唾で受け取ってもらった方がいい情報のたぐいかもしれませんが、それぐらいのつもりで読んでいただければと思います。コロナウィルス騒ぎの前の話題は米中貿易戦争でした。本音むき出しで交渉をするトランプ大統領はアメリカの国益を守るために、理不尽とも言える中国叩きをはじめていました。中国も日本とは違い、それに果敢に立ち向かっていた印象ですが、このタイミングで、中国でのウィルス騒ぎはちょっとアメリカに都合が良さすぎる気がします。
 ちょっと長期的に見れば、今回の騒ぎが収束した時に、中国のサプライチェーンはズタズタになっている可能性が高いと思います。ただでさえ、人件費が上がってきていて製造拠点としての中国の有利さはなくなりつつありました。ただ、新しいサプライチェーンを作るのは大変なので、中国で製造しているとそれが揃っていることもあり、なかなか他の地域への移転が進んでいなかった産業があったのだと思います。それが、これだけ長期間、しかもいつ解決するか見通しが見えないとなると、新たなサプライチェーンの構築が急がれているのだと思います。
 結果的に、中国から産業が他国に流れていくことになります。もちろん、その中には日本に工場が返って来るものもあるでしょうから、中長期的に見れば日本の競争力は強くなると思われますし、米中貿易戦争の当事者であるアメリカの株式が上がるのも当然だと思いたくもなります。さすがのトランプ大統領でもそこまでの本音は話してくれませんが、そんな妄想を考えてしまうのは至極当然なのだと思っています。
 妄想を膨らませ過ぎるのは問題ですが、すこしぐらいは裏読みしなければまだ上手く生きられない時代に生きているのは残念な事実です。今日は、試しに私の妄想をお伝えしてみましたので、皆様も入ってくる情報に躍らせられないで、自分なりの見方をしてみていただければと思います。

 話はガラッと変わってハートウォーミングな話題をお伝えします。時間が少し経ってしまいましたが、先月下旬の沖縄での忘れられない体験を書かせていただきます。公益社団法人「難病の子どもとその家族へ夢を」の代表の大住力さんが、新しく立ち上げられた宿泊施設『青と碧と白と沖縄』の竣工式に伺いました。
 大住さんが重い病を抱えたお子さんとそのご家族をサポートする団体を作りたいと思ったのは、前職のオリエンタルランドにお勤めの時からだったそうです。難病や余命いくばくもない子どもたちに今やりたいことを聞いたら、半分近くのお子さんが『ミッキーに会いたい』と答えるそうで、それがいまの大住さんの活動を支える動機になっています。
 その次に3割以上の答えが『沖縄に行きたい』だそうです。最初これをうかがった時、『海が見たい』のかなと思ったのですが、真意はもっと深いことに気がつきました。『いつも自分の看病や面倒を見てくれるお母さんに少しでもホッとしてもらいたい。だから、家族みんなでゆっくり旅行をしたい』ということなのだと思います。『子どもがこの世でお母さんが1番好きなのはどこも一緒』と思ったらもうたまらず泣いてしまいました。
 大住さんの熱い志が詰まった宿泊施設が、恩納村にできました。本物研究所の佐野浩一社長は、大住さんの盟友であり、那覇で一緒にチャリティーマラソンを走ったりして、活動に寄与しています。このプロジェクトには日本歯科医師会も携わっていて、治療の際にでた古い詰め物の金などを患者さんの了解を得て活用し、寄付するという社会貢献活動にも支えられているそうです。
 今回舩井家代表として竣工式に参加させてもらった恩納村の『青と碧と白と沖縄』は、家族の時間を大事にできることに主眼が置かれていることがとても印象的でした。しっかりと病院や医師との連携システムは取れていますが、一般の宿泊客が泊まれたり、バリアフリーはあえて最小限度に留めたり、地元の人と交流のできる料理スペースがあったりで、開かれた明るい空間に、子どもさんとそのご家族がしばし病気のことを忘れて心弾むエネルギーの交換ができるようにと考えられた心配りにまた胸が熱くなりました。
 これからも私もささやかですが、サポートを続けていきたいと思います。活動にご賛同いたたける方はぜひ『難病の子どもとその家族に夢を』までお問い合わせ下さい。
                                            =以上=

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