トップが語る、「いま、伝えたいこと」
ついに3度目の緊急事態宣言が発出されました。結局、菅政権は新型コロナウイルスの抑え込みに失敗したことになりますが、不思議なのはその割には株価が下落しません。先週初めの動きなどを見ていると、暴落とまではいきませんが、また大きな急落があるのかなと感じていましたが、結局はたいしたことなく終わりそうな雰囲気になってきました。
市場のプロたちは大きな相場の乱高下を望んでいるような気がします。相場が動けば動くほど、相場のことを知悉している彼らにとってはチャンスが広がるからです。ただ、日米ともに個人投資家がかなり相場の仕組みを理解し始め、情報も得られるようになってくると、そんな思惑通りにもなかなかいかないのかもしれません。
AI(人工知能)が投機的な相場に参入し始めた頃は、アルゴリズムの設定がまだまだ粗雑だったのが原因かもしれませんが、結構荒れた相場がよく観られました。AIの特徴ですが、経験値を積めば積むほど賢くなっていきますので、最近はそんな分かりやすい乱高下も少なくなってきました。相場の参加者の誰もがいつ現在の安定した相場が崩れ始めるのか固唾を飲んで見守っている状態、もっと端的に言えば、自分はババを引かずに上手く逃げ切りたいと思っています。でも逆に、そうなると現金などの流動性が高い資産が必ずしも安全資産となるとは限らないこともあり、上げ相場に参加しないリスクを取らないために渋々マネーを相場に投入している状態なのかもしれません。
世の中を動かしていると多くの人が感じられるようになってきたディープステート(DS)たちがいて、もしかしたら過去500年間ぐらいは彼らが実質的に世界の運営をしてきたのではないかと私も漫然とではありますが考えています。先日、ザ・フナイの巻頭対談の記事を作るためにインタビューさせていただいた評論家であり作家である宮崎正弘先生も、昨年の大統領選挙は明らかに不正があったのではないかということを言外にほのめかされていました。DSたちはまだ、世界の運営を誰か他の人に任せられるかどうかの見極めができていないので、バイデン大統領を無理やり誕生させるような分かりやすい無茶をやられていますが、それが確認できた時点で次の人たちに運営権を譲られるのではないかなと甘い見通し(希望的観測?)も感じています。
ただ、宮崎先生もぼやかしておっしゃっていましたが、だれか分かりやすいDSの親玉がいて、そいつがメチャクチャ悪い奴で人類の家畜化計画を着々と実行しているというのは違うのかなと思います。DSは存在する可能性が高いとは思いますが、はっきり実態があるわけではなく、何となく世界を動かしている人たちがいて(ベンジャミン・フルフォード先生の見方で言えばヨーロッパの王族や貴族たち)、彼らの集合意識的なものがいままでの世の中の現実を作ってきた。でも、そろそろ違う集合意識がそれに取って代わろうとしていて、いま大事なのはその移行がなるべく穏便に進むことなのではないかなと思っています。
そんなことを考えながら尊敬している副島隆彦先生の「裏切られたトランプ革命」(秀和システム)を読ませていただきました。副島先生は予言者としてトランプ大統領の再選や大きな流れで言うと世界のヘゲモニーがアメリカから中国に移っていくことを述べ続けていらっしゃいます。でも現実は、酷い不正選挙が行われたのは事実かもしれませんが、それでもバイデン大統領が新しい世界のリーダーになり、日本の菅総理は世界の首脳で初めてバイデン大統領と会談をした政治家になりました。副島先生はこの事態をどのように分析されるのかなと興味を持っていましたが、さすがのまとめ方だと感じています。
私は、やっぱり中国が世界のヘゲモニーを持っていくことはディストピアに感じられるので、歓迎したくはありません。しかし、よほどアメリカや日本、オーストラリア、インドと言った諸国が団結力を強くして、例えば突然最近の国際政治情勢の最重要課題に浮上してきた台湾の防衛問題にあたらなければそちらの方向に動いていくのは間違いないと思ってしまいます。DSもそんなに悪い人たちではないと思いたい気持ちもありますが、彼らがずっと戦争をやり続けてきたことや、実質的に分かりやすく彼らが作ったバイデン政権になった途端、台湾問題がここまでクローズアップされてきた現実などを見ていると、どうもその辺りで戦争を始めたいと考えているのかなと思ってしまいます。
いまこそ、しっかりと副島先生の本を読み込んで、この時代をしっかりと生き残るための方策を考えていきたいと思います。副島先生とベンジャミン先生の対談本「今、アメリカで起きている本当のこと」(秀和システム)や、副島先生との特別対談が掲載されている西森マリー著「ディープ・ステイトの真実」(秀和システム)等も一緒に読んでいただけると、最近の副島先生の世界の見方が分かってくると思います。副島先生はその才能を亡き父が愛した天才です。やっぱりこういう時は天才の見方を参考にすべきだと思います。
=以上=
2021.04.19:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】本当に流してしまっていいですか? (※佐野浩一執筆)
2021.04.12:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】宇宙の営みとのズレを修正する (※舩井勝仁執筆)
2021.04.05:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】世のため、人のため (※佐野浩一執筆)
舩井 勝仁 (ふない かつひと)
株式会社船井本社 代表取締役社長 1964年大阪府生まれ。1988年(株)船井総合研究所入社。1998年同社常務取締役 同社の金融部門やIT部門の子会社である船井キャピタル(株)、(株)船井情報システムズの代表取締役に就任し、コンサルティングの周辺分野の開拓に努める。 2008年「競争や策略やだましあいのない新しい社会を築く」という父・舩井幸雄の思いに共鳴し、(株)船井本社の社長に就任。「有意の人」の集合意識で「ミロクの世」を創る勉強会「にんげんクラブ」を中心に活動を続けた。(※「にんげんクラブ」の活動は2024年3月末に終了) 著書に『生き方の原理を変えよう』(2010年 徳間書店)、『未来から考える新しい生き方』(2011年 海竜社)、『舩井幸雄が一番伝えたかった事』(2013年きれい・ねっと)、『チェンジ・マネー』(はせくらみゆき共著 2014年 きれい・ねっと)、『いのちの革命』(柴田久美子共著 2014年 きれい・ねっと)、『SAKIGAKE 新時代の扉を開く』(佐野浩一共著 2014年 きれい・ねっと)、『聖なる約束』(赤塚高仁共著 2014年 きれい・ねっと)、『失速する世界経済と日本を襲う円安インフレ』(朝倉慶共著 2014年11月 ビジネス社)、『智徳主義【まろUP!】で《日本経済の底上げ》は可能』(竹田和平、小川雅弘共著 2015年 ヒカルランド)、『日月神示的な生き方 大調和の「ミロクの世」を創る』(中矢伸一共著 2016年 きれい・ねっと)、『聖なる約束3 黙示を観る旅』(赤塚高仁共著 2016年 きれい・ねっと)、『お金は5次元の生き物です!』(はせくらみゆき共著 2016年 ヒカルランド)がある。 |
佐野 浩一(さの こういち) 株式会社本物研究所 代表取締役社長 株式会社51コラボレーションズ 代表取締役会長 公益財団法人舩井幸雄記念館 代表理事 ライフカラーカウンセラー認定協会 代表 1964年大阪府生まれ。関西学院大学法学部政治学科卒業後、英語教師として13年間、兵庫県の私立中高一貫校に奉職。2001年、(株)船井本社の前身である(株)船井事務所に入社し、(株)船井総合研究所に出向。舩井幸雄の直轄プロジェクトチームである会長特命室に配属。舩井幸雄がルール化した「人づくり法」の直伝を受け、人づくり研修「人財塾」として体系化し、その主幹を務め、各業界で活躍する人財を輩出した。 2003年4月、(株)本物研究所を設立、代表取締役社長に就任。商品、技術、生き方、人財育成における「本物」を研究開発し、広く啓蒙・普及活動を行う。また、2008年にはライフカラーカウンセラー認定協会を立ち上げ、2012年、(株)51 Dreams' Companyを設立し、学生向けに「人財塾」を再構成し、「幸学館カレッジ」を開校。館長をつとめる。2013年9月に(株)船井メディアの取締役社長CEOに就任した。 講演者としては、経営、人材育成、マーケティング、幸せ論、子育て、メンタルなど、多岐にわたる分野をカバーする。 著書に、『あなたにとって一番の幸せに気づく幸感力』(ごま書房新社)、『ズバリ船井流 人を育てる 自分を育てる』(ナナ・コーポレート・コミュニケーション)、『私だけに教えてくれた船井幸雄のすべて』(成甲書房)、船井幸雄との共著『本物の法則』(ビジネス社)、『あなたの悩みを解決する魔法の杖』(総合法令出版)、『幸感力で「スイッチオン!」』(新日本文芸協会)がある。 |