トップが語る、「いま、伝えたいこと」
さすがに心理的な壁だと言われていた28,000円を越えてずっと上がっていたので金曜日の朝は調整していますが、日経平均がここのところ上昇基調です。理由は円安メリットで日本企業の業績がいいこと、さらにインバウンドの復活で内需が拡大することが見込めること等ですが、欧米の市場に比べて出遅れていたものを取り戻そうという動きもあるのかもしれません。
トルコ出身で複眼経済塾の塾頭を務められているエミン・ユルマズ先生は東大で生命工学修士を取られた英才ですが、その後、野村証券に就職されてM&Aや機関投資家営業に携わられていましたが、野村時代の先輩に誘われて投資家教育事業に携わられています。テレビやラジオでも大活躍なのでご存じの方も多いのではないかと思いますが、最近『大インフレ時代! 日本株が強い』(ビジネス社)を出版されてベストセラーになっています。エミン先生は、何年か前ですが、今年(2023年)中に日経平均が史上最高値になり、2025年には5万円、2030年には30万円になってもおかしくないという主張をされています。
ビジネス社の唐津隆社長の持論は、経済本は悲観的な予想のものがよく売れて楽観的な予想の本は売れないというものですが、その意に反して出版された本書がベストセラーになったのは相場や時代の流れの転換を見ていらっしゃるのかもしれません。問題は金曜日の朝に発表になった2月の企業物価が8.2%の上昇になったように伸びが鈍化しているとはいえ、依然、高水準にあるインフレをどう抑え込めるかにかかっているのかもしれません。
金曜日の調整は同日午後に発表される日銀の金融政策決定会合の結果を見守りたいという思惑もあるようですが、退任直前の会合でのこれ以上の金融緩和政策の変更はないと思いますが、新しい総裁に決定した植田和男新総裁がどんな政策を出してくるのか、まずは見守ろうということだと思います。
FRBの金融政策の行方も不透明感が増していて市場関係者はマーケットにどう織り込むべきか様子見が大勢だとは思いますが、個人的にはそろそろ日本株投資を始めるタイミングが来ているのかなと思っています。
投資は自己責任でお願いしたいと思いますし、インフレの時代は現金(預貯金を含む)だけを持っているだけでは資産が目減りしていく一方なので、何らかの形で投資を考えられた方がいいと思います。ただ、その時に他人の意見に左右されるだけではなく、間違っていてもいいので自分なりの感覚を作り上げて持っていることが大切だと思います。
今回紹介する本は、丸山修寛著『奇跡の魔法ループ』(きれい・ねっと)です。アマゾンのサイトを見てみると一般書店での販売は3月25日の予定ですが、私はきれい・ねっとのサブスクの会員になっているので、先行的に入手させていただきました。丸山先生は仙台でクリニック営んでいる方ですが、家族で時々診療に訪れて、その度に不思議なものを発明されてそれを披露してくださるのを楽しみにしています。本書でも紹介されているように、目に見えない力も、患者さんを治療できるのであればためらわずに取り入れておられます。
本書の主題である、ループとは難病でさえも癒す奇跡を起こす魔法です。普通に生きているだけでは見えてこない自分の潜在的な意識を呼び起こし、触れあい理解することで、自らが抱える問題についての解決法を見いだすことができる手段です。自分を深い部分まで理解し、本当の自分になることができれば、視野が広がり、能力が格段にアップします。ループを覚えると、想像の源泉という無意識の領域に自然と入ることができるようになり、理想の現実を創造することが可能になる、すなわち難病などが治癒することもあり得る、というのが丸山先生の主張です。
そんなループを生み出す方法ですが、非常に簡単です。自分の中にある潜在意識とハイヤーセルフ(高次元の自分自身)と数分間、手を繋ぎ、愛を伝えるだけです。そうすれば自然と顔がほころび、ループの中に入ることができます。絶大な効果を持つにもかかわらず、非常に簡単な方法であり、ループを常に築けるようになれば日常生活は当然格段に快適となります。問題や欲望、エゴ、苦しみは全てループの中へ入れてしまえば自然と解決するとおっしゃいます。
また他人をループする事で、その人の持つ問題を解消してあげる事も。ぜひとも本書を読んで方法を覚え、家族にループの魔法をかけてあげてください。そうやってループの輪を広げ、世界中の人が常に本当の自分と一体になった完全な状態で過ごせるようになれば、非常に暮らしやすい世界が生まれるはずです。
投資と共通することは、本書を読んで丸山先生の言うことを全面的に信じるのではなく、自分なりのループのやり方を工夫してみることだと思います。私には、潜在意識とハイヤーセルフを擬人(擬神?)的にとらえると2種類のパターンがあるというナラティブ(起承転結や始まりや終わりがない物語)を感じました。マイルドなのは、潜在意識がインナーチャイルド(私の場合は5歳の私です)で、ハイヤーセルフがビラコチャという多くの南米の方が信仰している神様です。激しい方は書くのは止めておきますが、どちらも私にとっては大事なパートナーだと思っています。
発売日まで、間がありますが、アマゾンで予約していただいてもいいですし、入手できるまでナラティブ(妄想と考えても可)を膨らませていただければと思います。
=以上=
2023.03.20:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】正解のない時代 (※佐野浩一執筆)
2023.03.13:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】ループの力 (※舩井勝仁執筆)
2023.03.06:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】「これでいいのだ!」 (※佐野浩一執筆)
舩井 勝仁 (ふない かつひと)
株式会社船井本社 代表取締役社長 1964年大阪府生まれ。1988年(株)船井総合研究所入社。1998年同社常務取締役 同社の金融部門やIT部門の子会社である船井キャピタル(株)、(株)船井情報システムズの代表取締役に就任し、コンサルティングの周辺分野の開拓に努める。 2008年「競争や策略やだましあいのない新しい社会を築く」という父・舩井幸雄の思いに共鳴し、(株)船井本社の社長に就任。「有意の人」の集合意識で「ミロクの世」を創る勉強会「にんげんクラブ」を中心に活動を続けた。(※「にんげんクラブ」の活動は2024年3月末に終了) 著書に『生き方の原理を変えよう』(2010年 徳間書店)、『未来から考える新しい生き方』(2011年 海竜社)、『舩井幸雄が一番伝えたかった事』(2013年きれい・ねっと)、『チェンジ・マネー』(はせくらみゆき共著 2014年 きれい・ねっと)、『いのちの革命』(柴田久美子共著 2014年 きれい・ねっと)、『SAKIGAKE 新時代の扉を開く』(佐野浩一共著 2014年 きれい・ねっと)、『聖なる約束』(赤塚高仁共著 2014年 きれい・ねっと)、『失速する世界経済と日本を襲う円安インフレ』(朝倉慶共著 2014年11月 ビジネス社)、『智徳主義【まろUP!】で《日本経済の底上げ》は可能』(竹田和平、小川雅弘共著 2015年 ヒカルランド)、『日月神示的な生き方 大調和の「ミロクの世」を創る』(中矢伸一共著 2016年 きれい・ねっと)、『聖なる約束3 黙示を観る旅』(赤塚高仁共著 2016年 きれい・ねっと)、『お金は5次元の生き物です!』(はせくらみゆき共著 2016年 ヒカルランド)がある。 |
佐野 浩一(さの こういち) 株式会社本物研究所 代表取締役社長 株式会社51コラボレーションズ 代表取締役会長 公益財団法人舩井幸雄記念館 代表理事 ライフカラーカウンセラー認定協会 代表 1964年大阪府生まれ。関西学院大学法学部政治学科卒業後、英語教師として13年間、兵庫県の私立中高一貫校に奉職。2001年、(株)船井本社の前身である(株)船井事務所に入社し、(株)船井総合研究所に出向。舩井幸雄の直轄プロジェクトチームである会長特命室に配属。舩井幸雄がルール化した「人づくり法」の直伝を受け、人づくり研修「人財塾」として体系化し、その主幹を務め、各業界で活躍する人財を輩出した。 2003年4月、(株)本物研究所を設立、代表取締役社長に就任。商品、技術、生き方、人財育成における「本物」を研究開発し、広く啓蒙・普及活動を行う。また、2008年にはライフカラーカウンセラー認定協会を立ち上げ、2012年、(株)51 Dreams' Companyを設立し、学生向けに「人財塾」を再構成し、「幸学館カレッジ」を開校。館長をつとめる。2013年9月に(株)船井メディアの取締役社長CEOに就任した。 講演者としては、経営、人材育成、マーケティング、幸せ論、子育て、メンタルなど、多岐にわたる分野をカバーする。 著書に、『あなたにとって一番の幸せに気づく幸感力』(ごま書房新社)、『ズバリ船井流 人を育てる 自分を育てる』(ナナ・コーポレート・コミュニケーション)、『私だけに教えてくれた船井幸雄のすべて』(成甲書房)、船井幸雄との共著『本物の法則』(ビジネス社)、『あなたの悩みを解決する魔法の杖』(総合法令出版)、『幸感力で「スイッチオン!」』(新日本文芸協会)がある。 |