トップが語る、「いま、伝えたいこと」

このページでは、舩井幸雄の遺志を引き継ぐ舩井勝仁と佐野浩一が、“新舩井流”をめざし、皆様に「いま、伝えたいこと」を毎週交互に語っていきます。
毎週月曜日定期更新
2023年11月27日
大人の脳の使い方 (※佐野浩一執筆)

 学生時代は、本当に勉強が嫌いでした。
 でも、大阪のいわゆる“進学校”に通っていたので、勉強しないと確実にお尻に火が付きます。結局、高2の春には、実際に火がついてしまい、1学年約600人いて、下から数えて一桁という順位となってしまいました。
 危うく学校を辞めさせられそうになってからは、好きだの嫌いだの言ってられません。改心して、もう必死に勉強してなんとか卒業できたという高校時代でした。
 結局、もっと勉強が嫌いになってしまっていました。
 ところが、一浪して大学に入ってからは、不思議な感覚にとらわれるようになったのです。法学部政治学科に在籍したのですが、ちらほら自分の興味のある科目があり、その勉強はメチャクチャ楽しく思えるようになりました。一番興味深かったのは、「日本近代法史」という授業。ちょうど幕末から、明治に移っていく激動期に生きた、いわゆる幕末の志士に焦点を当てた授業で、何より先生が本当に楽しそうに話してくださいました。その先生の影響もあったのでしょうか……。あんなにも勉強が楽しく思えたことは、自分自身にとっても衝撃的な経験となりました。
 それから、教員時代、舩井に入ってからも、勉強の醍醐味、愉しみをずっと感じられているのは、とても幸せなことだなって感じています。
 そう……、やはり大人になってからの学びは、自分自身の意欲や好奇心、向上心で決まるので、面白いですよね!!
 大人になってから、学びの意欲が湧いてくる……。
 実は、これ、脳科学的に当たり前の現象なのだそうです。脳が構造上、「大人になった」という状態になるのは30歳頃だという説があります。もちろん個人差はありますが、学生時代の脳と30代からの脳とでは、脳の働き方が変わるようです。若いとき、つまり20代くらいまでの脳のほうが、イキイキしていて、脳としてもよく働き、だから物覚えもよかった……と、ある意味思い込んでいたでのすが、どうやら違うのだそうです。
 脳の働きから言えば、大人になってからのほうが断然よく働き、記憶力、判断力、決断力など、あらゆる面から見ても、“学生脳”より“大人脳”のほうがレベルが上だと知って、心底ビックリしています。
 大前提として脳科学的には、20代までの学生脳は、器官として未熟で未発達。脳が持っている本来の力をちっとも発揮できない状態です。
 体力で考えてみると、よくわかります。
 学生時代のほうが圧倒的に体力はありましたよね。どんなに動いても疲れにくいし、ちょっと休んだだけで回復できる身体を持っていました。しかし、たしかに体力はありましたが、できることは限られていましたよね?
 体力が有り余る5歳児も、時速100qの球を投げることはできません。概ね、プロアスリートは体力があった高校時代よりも、大人になってから全盛期を迎えます。自分史上一番の記録が生まれるのは、体力があった若い頃よりも、大人になってからというのが一般的です。
 脳力も体力とまったく同じなんだそうです。脳が成人を迎える30歳を境に、脳の機能はどんどん成長していくため、本来の脳の力を発揮できるようになります。
「若いころは勉強したいなんてまったく思わなかったけれど、今は学び直したい!」と思っているならば、それは脳がしっかりと成熟している証しだと言います。
 「学びたい!」という意欲は脳にとって最高のご馳走なので、この機会に脳が喜んで働くようになる学び方を身につければ、まさに鬼に金棒です。
 「そうはいっても、実際に物覚えは悪くなっている……。」
そう感じられている方も多いかと思います。私もまったく同じでした。
 熱海の自宅隣に保育園「あたみ・パンダの森ほいくえん」をつくったので、保育士の資格を取ろうと1年ほど前に勉強を始めました。ところが、なかなか覚えられない……。しかも、全9科目のうち、なんとか8科目は合格したのですが、あと1科目が連敗中……。
 このとき、「新しい学び方」と「新しいツール」に出会ったのです。
 新しい学び方とは、「大人の脳の使い方」でした。
 「ずいぶんアホになってしまった……」と思い込んでいたのですが、脳科学的には、記憶力は加齢によって下がらないそうです。「物覚えが悪くなった」と感じる原因は、すでに大人脳の仕組みになっているのに、まだ学生脳と同じ脳の使い方をしているからであると……。脳の新しいトリセツを理解する必要があると知ったのです。
 脳というのは、連続性のあることにとてもよく働くので、何か一つのことを勉強するときは、常にそのことが頭の片隅にある状態をつくること。これが、大人脳の使い方なんです。
 基本的には、3日も経てば記憶が薄れていきます。よって、週に1回、2時間、3時間と勉強するよりも、1日に10分程度の勉強を毎日コツコツ続けることがポイントです。短時間だけど、毎日、コツコツと勉強することで、学びたいことを常に頭の片隅に置いた状態にできます。勉強と脳の間に連続性を作っていくということです。毎日、海馬に情報を送り続けるわけですから、海馬はこの情報は重要だと判断しますし、そうなれば、学んだことが記憶に残りやすくなります。その上、視覚系や聴覚系の情報収集力も上がり、勉強している以外の時間にふと目にした情報を取り込んだり、そのことについて考える時間も増えたりします。勉強して仕入れた学びの点と点がつながっていく瞬間です。脳科学的に、自分が無意識の状態でも脳は連続性のあるものにきちんと反応し、それを攻略するように各脳番地が働いてくれるということです。

 さて、もう一つ、決定的だったのは「新しいツール」との出会いでした。
 その名は、「スーパーブレインワン」
 カンタンに言うと、脳をリラックスさせてくれたり、集中力を高めてくれたり……というツールです。きっと脳力を高めてくれる……。ワクワク、ドキドキしながら、箱を開けて、簡単なセッティングをし、イヤホンを装着すると……、「ぶーん」という音が聴こえてきます。左耳から151Hz、右耳からはそれよりも2〜9Hzずれた音を聴くことで、周波数のずれた音がビート音となって聞こえてきます。「ぶーん」といううなり音です。このうなり音が脳を刺激して、バランスを取るように働いて、脳波がα波やθ波になるという理論です。
 ここで「ピン!」と来られた方もいらっしゃると思います。そうです。あの舩井幸雄がよくご紹介していた「ヘミシンク」です。つまり、ヘミシンク効果を生み出すツールということです。
 実は、使っている脳って、どちらかに偏ってしまうのだそうです。それもストレスや脳力低下?の原因の1つだと言われています。なんと、10分程度聴くだけで、1時間瞑想したのと同じ状態に近づけるのだそうです。
 ちなみに、「スーパーブレインワン」を使用することで、4つの脳波長帯を実現することができるようです。

@ミッドアルファ波
Aスローアルファ波
Bシータ波
Cデルタ波
 勉強、仕事、スポーツトレーニング、ストレス解消、免疫力アップ、精神の安定、学習や記憶力の向上、願望実現、イメージ力アップ、直観力や閃き力アップ、氣功治療の効果アップ、神霊体とのコンタクト、超能力開発、不眠症や体調不良の改善など、モードを使い分けることで、幅広い活用法が生まれます。(*個人差がございます。)
 詳しくは、本物研究所ホームページをご覧になってみてください。
https://www.honmono-ken.com/productlist/detail/?id=6435

 というわけで、これからの学びがさらにさらに楽しくなりそうです。
 令和5年度「後期保育士試験」第一次筆記試験の合格発表は、実は明日(11月28日)。ドキドキ、ワクワクしている今日この頃。

 毎日10分の勉強と10分の「スーパーブレインワン」の使用。
 もちろん、「同時」もありです!
 「大人脳」の新しいトリセツを知って、学びを楽しんでみられませんか!

                            感謝

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舩井 勝仁 (ふない かつひと)
株式会社船井本社 代表取締役社長
1964年大阪府生まれ。1988年(株)船井総合研究所入社。1998年同社常務取締役 同社の金融部門やIT部門の子会社である船井キャピタル(株)、(株)船井情報システムズの代表取締役に就任し、コンサルティングの周辺分野の開拓に努める。
2008年「競争や策略やだましあいのない新しい社会を築く」という父・舩井幸雄の思いに共鳴し、(株)船井本社の社長に就任。「有意の人」の集合意識で「ミロクの世」を創る勉強会「にんげんクラブ」を中心に活動を続けた。(※「にんげんクラブ」の活動は2024年3月末に終了)
著書に『生き方の原理を変えよう』(2010年 徳間書店)、『未来から考える新しい生き方』(2011年 海竜社)、『舩井幸雄が一番伝えたかった事』(2013年きれい・ねっと)、『チェンジ・マネー』(はせくらみゆき共著 2014年 きれい・ねっと)、『いのちの革命』(柴田久美子共著 2014年 きれい・ねっと)、『SAKIGAKE 新時代の扉を開く』(佐野浩一共著 2014年 きれい・ねっと)、『聖なる約束』(赤塚高仁共著 2014年 きれい・ねっと)、『失速する世界経済と日本を襲う円安インフレ』(朝倉慶共著 2014年11月 ビジネス社)、『智徳主義【まろUP!】で《日本経済の底上げ》は可能』(竹田和平、小川雅弘共著 2015年 ヒカルランド)、『日月神示的な生き方 大調和の「ミロクの世」を創る』(中矢伸一共著 2016年 きれい・ねっと)、『聖なる約束3 黙示を観る旅』(赤塚高仁共著 2016年 きれい・ねっと)、『お金は5次元の生き物です!』(はせくらみゆき共著 2016年 ヒカルランド)がある。
佐野 浩一(さの こういち)
株式会社本物研究所 代表取締役社長
株式会社51コラボレーションズ 代表取締役会長
公益財団法人舩井幸雄記念館 代表理事
ライフカラーカウンセラー認定協会 代表
1964年大阪府生まれ。関西学院大学法学部政治学科卒業後、英語教師として13年間、兵庫県の私立中高一貫校に奉職。2001年、(株)船井本社の前身である(株)船井事務所に入社し、(株)船井総合研究所に出向。舩井幸雄の直轄プロジェクトチームである会長特命室に配属。舩井幸雄がルール化した「人づくり法」の直伝を受け、人づくり研修「人財塾」として体系化し、その主幹を務め、各業界で活躍する人財を輩出した。 2003年4月、(株)本物研究所を設立、代表取締役社長に就任。商品、技術、生き方、人財育成における「本物」を研究開発し、広く啓蒙・普及活動を行う。また、2008年にはライフカラーカウンセラー認定協会を立ち上げ、2012年、(株)51 Dreams' Companyを設立し、学生向けに「人財塾」を再構成し、「幸学館カレッジ」を開校。館長をつとめる。2013年9月に(株)船井メディアの取締役社長CEOに就任した。 講演者としては、経営、人材育成、マーケティング、幸せ論、子育て、メンタルなど、多岐にわたる分野をカバーする。
著書に、『あなたにとって一番の幸せに気づく幸感力』(ごま書房新社)、『ズバリ船井流 人を育てる 自分を育てる』(ナナ・コーポレート・コミュニケーション)、『私だけに教えてくれた船井幸雄のすべて』(成甲書房)、船井幸雄との共著『本物の法則』(ビジネス社)、『あなたの悩みを解決する魔法の杖』(総合法令出版)、『幸感力で「スイッチオン!」』(新日本文芸協会)がある。
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