船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる

このページは、船井本社グループスタッフによるコラムページです。 「これからは“本音”で生きるのがよい。そのためには“本物の人間”になることが大事」という舩井幸雄の思想のもと、このページでは、社員が“本物の人間”になることを目指し、毎日の生活を送る中で感じていること、皆さまに伝えたいことなどを“本音ベース”で語っていきます。

書:佐野浩一
船井幸雄グループ社員の日々もの思ひ、考へる あの社員の一日を公開!
「不思議の国のアリス」は、ぶっち切りの逆転ゴール?
2022.12.14(Wed)
社名:(株)51コラボレーションズ
名前:服部

皆様、こんにちは!51コラボの服部と申します。
いつも本コラムをお読みいただき、ありがとうございます。

さて以下のテキスト
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アリスは土手の上でお姉さんとすわったまま、何もすることがないので、あきあきし始めていました。一度二度、お姉さんの読んでいる本をのぞきこんだのですが、挿絵もなければ会話もないものですから「絵も会話もない本なんて何になるの」とアリスは思いました。
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これは英米文学の翻訳家、表象文化論としても日本のトップ研究者・高山宏先生の著書「アリスに驚け」(青土社)が「世界の文学の中で多分一番有名な作品冒頭」と指摘する「不思議の国のアリス」のはじまりの部分です。

「アリスに驚け」の本の帯には、「アリスの素朴な疑問が、退屈と倦怠にまみれるヴィクトリア朝社会を、<驚異>弾ける魔術の帝国へと変貌させる―。綺想に彩られた「アリス」物語の破天荒の可能性を、大胆華麗に切り拓く―。」と書かれています。

大阪では現在、来年の2023年3月5日(日)まで、あべのハルカスで「アリス−へんてこりん、へんてこりんな世界−」と題した「不思議の国のアリス」に関する大規模な展覧会が開催されています。(⇒ https://www.aham.jp/exhibition/future/alice/ )この展覧会は、英国ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館で開催されたアリス展が国際巡回してきたもので、高山宏先生も翻訳監修をされています。それを見ると、いち児童書のように思える「不思議の国のアリス」が、実はいかに様々な分野に影響を与えてきたのかが、わかります。

アリスの不思議な世界は、美術、映画、演劇、バレエ、ファッションなどインスピレーションを与え、さらには、量子物理学の研究プロジェクトの名前にまで、使用されているのです。

そんな魅惑のアリスの世界ですが、冒頭に書いた高山先生によると「優れた文学ほど、その冒頭部に一切が凝縮されているという信念」そのものであり、その筆頭格がアリスなのだというのです。

アリスはウサギを追っかけて地下に落ちていき不思議の国へいくことになるのですが、高山氏によると「不思議の国のアリス」はもともと「地下の国のアリス」であったことに加えて、ロンドンにその時、初めて地下鉄が走ったことや、当時は下に関する関心が時代的にとてもあったことを指摘しています。

フロイトの精神分析による無意識の発見、フレイザーの人類学による民俗の下に眠る不変の叡智、マルクスの下部構造の経済学、ユングの集合的無意識の下なる元型、ヴィクトル・ユーゴ―の「レ・ミゼラブル」、ドストエフスキーの「地下生活者の手記」、ジュール・ヴェルヌ「地底世界旅行」、さらには、地球空洞説・・・。

「不思議の国のアリス」が描かれた時代は<下>へ興味の関心が向けられた時代で、おおかれすくなかれ作者のルイス・キャロルもその影響を受けているというのです。「地下に降りてゆく行為の神話性、民族性(再生農耕儀礼と冥府降下物語)がテクノロジーに人々が酔い痴れる時代に無機化されていく、そのことを感じさせるいきなりの意味深長な比喩であることだけは間違いない」と高山氏先生は分析をしています。

51コラボでは、その高山宏先生を迎え総時間9時間超えとなってしまった超ド級のオンラインコンテンツ「不思議の国のアリス〜叡智の迷宮(ラビリンス)へようこそ〜」を開催中です。アリスの世界を掘り下げたくて、欲張りすぎ、どこにもない企画となってしましました。それだけ「不思議の国のアリス」は魅惑的な世界観があるわけです。
(⇒ https://51collabo.com/?page_id=37713

関西の皆様は、ぜひ、貴重な数々が展示され、かつ、こんなところまで? と思わせてくれる、あべのハルカスで開催されている「不思議の国のアリス」展とともに、51コラボのコンテンツをあわせてご覧いただければなと思います。51コラボの切り口も、独特であり、先行き不透明な時代、アリスには大きなヒントがあることに気づくかもしれません。

「不思議の国のアリス」は、サッカーのぶっち切りの、逆転ゴールのような風を吹かせる作品なのです。



https://www.youtube.com/watch?v=1-SsjWbEO-I


2周目:「映画館へ行こう!」
3周目:「清々しいメロディに紡ぎだすハート」
4周目:「刺激的な人物がいた!」
5周目:「人の変化で時代を感じる」
6周目:「ひまわり大作戦」
7周目:「雑感」
8周目:「あらためて「プラス発想、素直、勉強好き」を・・・」
9周目:「想いは実現するということの私なりの解釈」
10周目:「宮沢賢治と手帳」
11周目:「防災の心得」
12周目:「書と陶の融合・・・私探しの旅に出て私になる」
13周目:「麻について」
14周目:「歩くことが楽しくなってきた」
15周目:「工夫をしよう!」
16周目:「アルゴ」
17周目:「私が過ごした本物研究所について」
18周目:「「笑いとばせ」という感性」
18周目:「「ありがとう」の言葉の力」
19周目:「美術館は妖怪ブーム」
20周目:「インフレ時代到来か?」
21周目:「20代の仕事の思い出」
22周目:「舩井幸雄が遺してくれたもの」
23周目:「まっ直ぐなやさしさ」
24周目:「山口敏太郎さんという方にお会いした印象」
25周目:「突出したことをしないでセミ・リタイアした男性」
26周目:「「精麻」で幸運を呼び込む」
27周目:「新春はこの人に注目!」
28周目:「20年前を振りかえる」
29周目:「新しいことをやるには……」
30周目:「月並みですが持続のコツ」
31周目:「やってみて気づく」
32周目:「運を味方にするサイトがオープン!」
33周目:「雑感」
34周目:「セルフ・ブランディングの時代を感じて」
35周目:「絶望と無気力の淵から立ち上がって・・・」
36周目:「今から、ワクワクしています!」
37周目:「スピ・サミ・レポート」
38周目:「3・3・3の原則」
39周目:「この人、イイね!」
40周目:「エジプトに行ってきました!」
41周目:「違和感を感じる自分」
42周目:「スピリチュル・サミットの季節が・・・」
43周目:「禅を新発見」
44周目:「道教」
45周目:「ゴッズ・オブ・エジプト」
46周目:「タオという宇宙観」
47周目:「ドラゴン・イン台湾」
48周目:「テレサ・テンは菩薩だった!」
49周目:「宮沢賢治の言葉に触発されて」
50周目:「新しい女性美の提案企画スタート!」
51周目:「響」
52周目:「イスラエルに行き感じたこと」
53周目:「不思議な施術体験、すごかった!」
54周目:「次元上昇」
55周目:「呪詛大国日本」
56周目:「遥かなるイスラエルへの旅」
57周目:「伊勢神宮の月次祭を奉拝して」
58周目:「古本屋で昔、買えなかった本に出合う」
59周目:「カバラの衝撃」
60周目:「女神の時代へ」
61周目:「フェニックス=火の鳥=鳳凰」
62周目:「不思議大好き!知られざる日本」
63周目:「今、最も注目される哲学者は何を語るのか?」
64周目:「奇想のクリエイティブ」
65周目:「熱き心の姿勢が多くの人に希望の火を灯す」
66周目:「チベット死者の書」
67周目:「100年以上前にチベットで修業した僧侶の話」
68周目:「世界にはすごい聖地があるもんだ」
69周目:「極限状態から起こる気づきの嵐」
70周目:「ミャンマーに行ってきました」
71周目:「ヴィパッサナー瞑想の聖地へ」
72周目:「魂が喜ぶ瞬間へ」
73周目:「イスラエルを巡る3つの謎」
74周目:「幸運は準備している人に訪れる」
75周目:「ゴーイチプレミア」
76周目:「協力と情報共有」
77周目:「オンライン化の波」
78周目:「魔術的要素があるという古代ルーン文字」
79周目:「数字の持つ神秘な側面」
80周目:「エジプトに注目」
81周目:「女神の知恵を取り入れていく時代へ」
82周目:「エジプトの息吹を感じる」
83周目:「聖書に隠された数の暗号の秘密とは?」
84周目:「カバラって複雑で難しいけど興味深い」
85周目:「紫微斗数(しびとすう)ってご存じですか?」
86周目:「コロナ禍の状況下、絶体絶命下で開かれた叡智の光がヒントになる?」
87周目:「私という謎と数の関係性」
88周目:「ケルト文明の謎に惹かれて」
89周目:「アーサー王伝説について」
90周目:「2つの「死者の書」と死んだらどうなるのか?」
91周目:「ケルト巡り」
92周目:「黒い聖母マリアとケルト」
93周目:「「カバラ」に興味を持った、そのわけは?」
94周目:「「不思議の国のアリス」というキーワードは外せない!」
95周目:「気軽に知的エンターテイメントを楽しむ」
96周目:「ベリーダンスは神々に捧げる踊り? 神託タロットに影響されて・・・」
97周目:「<学魔>と呼ばれる知の巨人からのメッセージ」
98周目:「「フール・オン・ザ・ヒル」、覚醒へ向かえ!」
99周目:「タロット、自由自在!」
100周目:「アーカーシャとゼロ・ポイント・フィールド」

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