船井幸雄グループ社員の、日々もの思い、考へる

このページは、船井幸雄グループスタッフによるコラムページです。
日々仕事をする中で感じていることなどを自由に語ったページです（このページでは、便宜上、船井幸雄を“船井会長”と呼び、敬語表現を使わせていただいています。ご了承ください）。

　皆さま、こんにちは。
　イリアール株式会社　企画部の諸橋と申します。
　イリアール化粧品をご紹介する「iLiR Beauty」の編集を担当しております。

　私が唯一、続けられている趣味について少しお話をしたいと思います。
　唯一の趣味と呼べるもの、それはパン作りです。

　もともと飽きっぽい性格・・・だとは自分では思いたくないのですが、１つのことをなかなか長く続けることができません。通信教育にも興味はあるので、さんざん悩んだ挙句に申し込みをするのですが、申し込んだことと、教材が届くまでのワクワクした気持ちを味わえただけで満足してしまい、未だ一度も提出できた試しがありません。こうして闇に葬られた段ボールの山は一体いくつあるのでしょうか・・・。

　その１つに習字があります。
　結婚してしばらくは専業主婦で過ごすことが決まっていたので、自分を高める有意義な時間にしてみようなんて思い、まずはペン習字・・・いやいや書道・・・それも細筆でキレイに仮名を書きたい！と決心して、通信教育を申し込みました。文字を書くことは嫌いではなかったので、これは絶対に向いていると思っていたのですが、いざ硯を出して墨をすると、それだけでいったん満足！「休憩、休憩！」と言いながら、テレビを見ながらお菓子をつまんだりしたら、もう飽きてしまいます。５年間放置した挙句に、押し入れの中で主人に発見されて、さんざん注意を受けて以来、一度も習い事はさせてもらえませんでした。

　そんな私が唯一１０年間続いているのがパン作り。夫婦でパンが好きだったので、知人が自宅で行うパン教室に行きたいと、主人を説得して通い始めたのをきっかけに、生地を捏ねたり、発酵させたりという面白さにますますはまってしまい、今はパン捏ね機のメーカーが作った学校に、月に一度通って、コツコツパン作りとケーキの勉強をしております。
　焼きたてのパンの香りと、味わいは一度食べたらやめられません。それに、私の作ったパンを喜んで食べてくれる人の顔を思い浮かべながら作ると、より一層とても楽しく充実した気分になります。

　捏ね機を買ってからは、器械でパン生地を捏ねていますが、それでもその時の温度や湿度を計算して、粉に配合する水の温度や量を決めて発酵がうまくいった時や、レンジの中で美味しそうにぷうーっと膨れた時には最高の気分です。レンジから出した瞬間、部屋中に広がる香りは、どんなに美味しいパン屋さんにも決して負けないと自慢できるくらいです。

　それから学校に通うようになり、たくさんのパン好きの知人ができました。どれだけパンが好きなのかとたまに驚くこともあるのですが、美味しいパン屋があると聞くと、必ず自分の目と舌で確認をするような人達ばかりです。そんな人達ばかりなので、教室がある時には朝から午後までめいっぱい情報収集できるのも、日常から少し離れ、好きなことに没頭できるとても楽しい時間です。

　これが私の唯一自慢できる趣味です。パン屋さんになろうとも、なれるとも思ってはいないのですが、趣味を持つことで新しい人との関わりも増え、パンを作ることで自分自身が必ずリフレッシュできるということがわかっているのは、自身にとってとても安心できる部分だと思います。仕事や日常生活で、もやもやした時にパンを作る！そして自分をリセットして新たな気分で取り組むことができるために、それから毎月いやいや冷えたパンを私に食べさせられている、同僚の喜ぶ顔を見るため（？）にも、今後もこの趣味を続けていきたいと思います。


２３周目：「素直になれた同僚の一言　（テーマ：仕事をしていて感動（学んだ）こと）」
２４周目：「花粉症と美肌対策が一石二鳥！　（テーマ：私から皆さまにお伝えしたいこと）」