トップが語る、「いま、伝えたいこと」
8月22日のこのページに「夏休みに読んで参考になった本」のリストを載せました。
その中で、もっともびっくりした本は、鹿島f著『裏切られた三人の天皇』
(1997年1月20日、新国民出版社刊)です。ただし私の読んだのは今年8月23日に出た第3版です。
この本は実は、8月2日に太田龍さんからもらったのです。私は、いま太田龍さんと対談書を書いています(9月中にビジネス社より発刊予定)。
太田さんは猛烈な勉強家です。すばらしい記憶力の人です。分析し、まとめる力も人一倍すばらしい人です。
太田さんが「日本の歴史を、どのように見ているか」の参考資料として彼は、この本を私にプレゼントしてくれたのだと思います。ただ太田さんも、鹿島さんの考え方は参考にしても、全部を賛成ということではないもようです。
この本の中には、以下のような太田さんの文章が入っていました。それを転載します。
『裏切られた三人の天皇』によって、日本民族の至宝、日本で唯一人のまともな本物の歴史家であることを証明した鹿島昇、その古典的著作の復刊を祝う。
太田 龍
(鹿島史学の唯一の拠点、新国民出版社を支援する会)
○『裏切られた三人の天皇』によって鹿島fは日本民族が生んだ、唯一人まともな歴史家。歴史家の名に値いする唯一の歴史家。日本に於ける最大最高の歴史家であることを証明した。
○鹿島fが、平成13年(2001年)4月に逝去されたあと、長らく品薄、品切れ、絶版となっていた本書が「新国民出版社」によって、今、重版(第3版)が上梓され、日本全国の有志読者に届けられる。
○本書の新版が、鹿島史学復興の資となることを期待する。
○「裏切られた三人の天皇」と言う。
その「三人」とは誰か。
それは
孝明天皇
睦仁新天皇
大室寅之祐天皇、(又は奇兵隊天皇、又は睦仁天皇が岩倉薩長国賊どもに弑逆されたあと、睦仁を名乗った明治天皇にスリ替えられた天皇。=明治天皇)
この「三人」を意味する。
○この「三人の天皇」の前に
徳川14代将軍家茂の暗殺(毒殺)
○そしてこの家茂に、皇女和宮が降嫁している。
和宮は、孝明天皇の妹宮である。
和宮の死因も、問題とさるべきであろう。
○「裏切られた」と言う。
それでは、裏切ったのは誰か。裏切り者は誰か。
その秘密を本書は、明治以来初めて、全面的に解明して、白日の下にさらけ出した。
○その意味に於て本書は、孝明天皇父子弑逆と、そしてその歴史の隠蔽捏造の上に構築されている明治以降のニセモノ日本国家の土台を精神的思想的に顛覆するエネルギーを内蔵している。
○私は、1980年代初期から、故鹿島fと親交があり、1990年に出版された、その『日本侵略興亡史』は、すぐに手に入れて繰り返し熟読した。
○そして、本書及びそのあとの『明治維新の生贄』の内容を十分に消化して、拙著『長州の天皇征伐』(成甲書房)を執筆、出版した。
○鹿島さんが2001年4月に逝去されたとの報を聞き、その後ずっと心配して来たが、鹿島史学の大切な基地としての、新国民出版社が存在することを知って私は元気付けられた。
○そして、私の友人にして同志である故鹿島fさんの遺志を受けつぐ新国民出版社を支援しなければならないと考え、「鹿島史学の唯一の拠点新国民出版社を支援する会」を創設し、そして、今ここに、鹿島さんの最高の傑作にして、日本民族の歴史に残るべき古典である『裏切られた三人の天皇』第3版を日本の読書界に送り出すことが出来た。
○読者の皆さんの支援を得て、鹿島史学の精神復興発展のために、今後とも努力して行きたい
平成19年6月16日記
「鹿島史学の唯一の拠点、新国民出版社を支援する会」
〒112−0001 東京都文京区白山5−35−12
太田 龍
電話 03−3813−7825(転載ここまで)。
私は、この本が1997年に発行されたことにまずびっくりしました。
いまでこそ、明治天皇と睦仁親王のことは多くの著書にとりあげられるようになりましたが、’97年時点では、これを書くことは、「生命の危険」があったと思います。鹿島fさんの良心に敬意を表します。
また、太田さんも鹿島さん同様の良心と信念の人だ・・・と思い敬意を表します。
私は、鹿島さんや太田さんとは歴史の見方が異なります。主張もちがいます。
そのあたりはもうすぐ出版される、私と太田さんの対談本(ビジネス社刊)を、お読みください。太田さんも鹿島さんとは、かなり意見がちがうようです。
とはいえ、真実がはっきりして来た最近の日本の社会風潮に、おどろくとともに、「いよいよ、よい世の中が近づいたようだ」と喜んでおります。
よろしければ鹿島さんの、この本を、ぜひお読みください。
ほとんどの人が、びっくりするとともに、深く考えられることがおありだと思います。
=以上=
※上記の著書『裏切られた三人の天皇』(新国民出版社刊)のご購入を希望される方は(定価 2400円+税(120円)=2520円 送料 冊子小包 340円)、「週刊日本新聞」のHP(http://www.pavc.ne.jp/~ryu/)の中に「日本義塾出版部」というページがありますので、その中の「注文フォーム」をご利用の上ご注文ください。
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