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このページでは、舩井幸雄が(2014年1月19日の舩井幸雄の他界後は舩井勝仁が)いま一番皆様に知ってほしい情報をタイムリーにお伝えしていきます。
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2008年5月2日
いつ脱稿できるか分らない本の原稿を書きはじめた

 3月末に『いま人に聞かせたい神さまの言葉』を中矢伸一さんとの共著で徳間書店から出しました。540ページをこえる部厚い本で定価も税抜き2000円と高いのですが、よく売れ、すでに増版……うれしいことですが、多くの読者が、私について誤解しているようです。
 「レプティリアンや竜の存在を信じるのですか?」とか「ミロクの世が来るとすると資本主義はどうなるのですか。あなたはそれでも経営コンサルタントですか?」「なぜ神示にこだわるのですか」など、多くの質問がきました。
 私は現状肯定人間です。気になる情報を提供し、今後の正しい生き方を考えてもらいたく出した本ですし、マクロなものの見方をしてほしくて書いたのですが、やはり読者の反応が気になります。
 そこで私の本音を「ええカッコウせず」に、客観的に本に書こうと決心しました。そして先週「まえがき」を書きました。
 以下にそれを紹介します。

まえがき

 本書の第一章で述べますが、どうやら今年か来年中には、世界は経済恐慌に見まわれる可能性が高まりました。
 いま100年前に比べて、世界中の豪雨や干天などの気象異常は数十倍になり、日本だけでみても精神異常者は50年前の50倍くらいになりました。しかも天災も人災もまだ増え続けています。
 このような諸事情から考えますと、まちがいなく世の中は「激動期」というか「激変時代」に突入したといえそうです。
 実は、私個人にとっても、去年からの一年間余は、激変の時でした。
 去年(2007年)の3月に体調を崩しました。
 一向によくならず、徐々に悪くなるのが自分ではよく分りました。特に最悪だった昨年12月から今年(2008年)3月にかけて、余りの辛さと苦しさに真剣に自分の死を考えました。幸い、今月からは快方に向ったようですが、まだ体力的には半人前以下です。点滴を受けたのも、睡れないので精神安定剤を飲んだのも、今年75才になってはじめてというくらいに、超健康を誇って来ただけに、「健康のありがたさ」を知るとともに、「人間の弱さとすばらしさ」そして「生きていることの意味」を、充分に考えさせられた一年余でした。

 きょうは2008年4月25日、私と家内の45回目の結婚記念日です。きょうは快晴で暖かい春の陽光がふり注いでいます。庭の草木の緑や花々も実にきれいなのですが、体調のよくない私には、いまのところそれらを賞(め)でる気持ちの余裕がほとんどありません。これでもよくなったのです。このような一年の日々でした。
 一方、ここ一年余り、体調の悪い私のために、すべてを投げ出して尽くしてくれる家内に面とは見せませんでしたが、何回も涙を流して感謝の念にうたれました。夜などは、彼女の後ろ姿に何度も手を合せました。

 このような一年余を経て、私には三つほど心の上での変化がありました。それは去年までの74年間の間に培った人生観にも、大きな変化をもたらすくらいのものです。事実、人柄がかなり変ったようです。
 一つは、「無用なこだわりや執らわれが、すっかり無くなった」ことです。
 二つめは「ええカッコウしたいという気持ちが無くなった」ようなのです。
 三つめは「超すなおな人間になりました。」
 それらとともに、いろんなことが正しく分るようになった……ようです。
 ともかく、すでに世の中は大激動期に入っています。これからはどう考えても大変な時代だと思います。
 そこで本書では、どう生きるべきかを、私の経験を中心に、できるだけ客観的に(私の友人たちにも登場してもらいながら)述べようと思います。
 それが、いま、「真によい未来を造ろう」と考えている有意の人々にとって、もっとも参考になるし、大事だと思えるからです。
 よろしければ、ぜひ参考にしてください。
 自分の体調と相談しながら、ムリをせず、といって、なるべく早く脱稿したいと思って、これからペンを進めます。
 ともかく本書が時宜に合ったよい本になるだろうことを確信しながら、期待して本書「まえがき」のペンをおきます。
                                     2008年4月25日
                              熱海市の山中の自宅書斎で
                                   船井幸雄

(付記)私の最近著は、今年3月末に徳間書店から出した中矢伸一さんとの共著『いま人に聞かせたい神さまの言葉』です。540ページをこえる大著で定価は税抜きで2000円ですが、あっというまに初版の2万部が売れ、今月(2008年4月)末に2刷が出ます。同書を読まれた方々から多くの感想と質問をちょうだいしました。正直に言って、「私のことを正しく理解されていないな」と思いました。それゆえ本書を世に問いたくなったのです。そのことも、ぜひ御承知のうえ、本書をお読みください(転載ここまで)。


 この本は書き下ろしですが、体調に合わせて書くので、いつ脱稿できるか分りません。いままで早ければ「まえがき」を書いて一週間、おそくとも一ヵ月で脱稿していましたので、私は自分の変化にもびっくりしています。
 ただ、これが、これからの正しい生き方のように思うのです。
                                             =以上=

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