トップが語る、「いま、伝えたいこと」
先月は多くの本を読みました。4月12日から4月19日まで、半入院のような養生生活を医師の指導のもとで行ない、体内の毒を一掃していましたので、この間、退屈で本ばかり読んでいました。数十冊以上は読んだでしょう。
週刊誌や月刊誌を含めますと100冊以上になるかも分りません。
これだけの本を読み、要点だけはノートに書いたのですが、20ページぐらいは大学ノートが埋まったので、そのノートの量の多い方から順番に今月は6冊紹介いたします。
1冊目は、『真理の書』です。著者はM.ドーリル博士、訳者は林鉄造さん(林さんの著書と言ってもよく、ドーリル博士の教えを林さんが書いた編著です)で、1966年2月3日に、私の友人の武道巨樹さんが発刊したものです。当時武道さんは、ファッションメーカーの「馬里邑」の社長だったと思います。発行所は馬里邑内の「年輪花創研」になっています。
1960年代から80年代にこの本は何度も読んだのですが、久しぶりに読み、大感動しました。生き方が変りそうです。
M.ドーリル博士は1901年にアメリカで生まれ、1963年に亡くなられていますが、「あの世」と「この世」を行き来でき、数々の前世記憶を持つ超人であったことは多くの人が認める周知の人生の指導者でした。
人生と人間について、79才になったいま読みますと、一つ一つが「なるほど」と教えられることの多い書でした。
私の特に教えられた生き方について、@永遠に謙虚に生きよ。人にはそれぞれの道がある。 A人生は思念、欲求、霊性によってつくられると知れ。 Bネガティブな言語と思念を除いて、自己の内外の世界を調和させると身心によい変化がおこる……などでした。
2冊目は、このホームページの4月23日発信分にも少し書きましたが、私の古い友人である今西恭晟 今西建設会長の『魂に響く108の言葉』(2012年5月15日 プロセスコンサルティング刊)で、私は4月に著者から見本を1冊送ってもらって読んだのです。この本の「おわりに」で彼は、つぎのように書いています。
良き人とめぐり合い、良き書物に出会い、心振るわせる言葉に接することで、人生はより深く、より幅広く、より魅力あるものとなります。
こうした折、「今西さんの心に響いた言葉を本に著しては」と出版のお勧めをいただき、そのご縁に導かれる形で、このたび上梓の運びとなったのが『魂に響く108の言葉』です。108とは煩悩の数ではなく、120歳で大還暦となりますが、大還暦まで12を残したその余禄で、さらに何かお役に立つことをさせていただこうという意味を込めました(転載ここまで)。
本書は私と同年の昭和8年生れで、昭和32年から経営者業を続けてきた著者が、彼の心を振るわせた108の言葉を紹介し、彼が解説を加えたものです。たしかに魂に響きます。その中から私も多くの参考になる言葉を知りました。名著だと思います。
3冊目はベンジャミン・フルフォードさんの新著『勃発!サイバーハルマゲドン』(2012年4月5日 ベストセラーズ刊)です。著者はアングロサクソンのジャーナリスト、そして勇気の人、行動の男と言っていい、日本に帰化した私の親友です。
この本に書かれていることが100%正しいとは、私は思えません。しかし70%以上90%ぐらいは正しいでしょう。これは私の勘です。いまはサイバー時代、本当のことがすぐに分ります。とはいえ世界情勢と、その理由について、ほとんど正しく知らない多くの日本人に知識と勇気を与えてくれる良書です。
版元のベストセラーズが同書について、次ぎのように紹介しております。
「本書は、2011年、世界各地で起こった様々な事件・事故の真の原因はなんだったのか、「アラブの春」、ロンドン暴動、ビンラディン殺害劇、カダフィ殺害劇、3・11など例に、真相に迫っていく、政治ノンフィクションです。
とくに、従来から世界を牛耳ってきた白人エリート権力が、2011年の事件・事故に関しては、ネットワークというサイバー空間を縦横無尽に利用し、あたかも善意が積み重なって起きた事件であるかのように演出していた現実を暴露します」と。
期待してお読みください……と言える本です。
4冊目は浅見帆帆子さんの近著『あなたと宇宙とあなたの使命』(2012年4月1日 世界文化社)です。
著者は私の娘よりはるかに若い、といっても孫よりはかなり年長のお嬢さんですが、私とは10余年前から気が合い、よく話し、よく会いました。共著もあります。かわいい人です。
本書は、私が昭和54年(1979年)ごろに自著の中で公開して、総すかんを喰ったことを、いま30代の浅見さんが、はっきりとまとめて言ってくれているような本です。
というより、いまの若い人は、この浅見さんの本に書かれていることが、みんな分るもようなのです。特に、3.11大震災以降の日本人は、急速に真実が分るようになっているようです。そのことに感激するとともに、私は「たえず20−30年、早く言いすぎるのだな。しかしそのとおりになるからおもしろい」と自分で自分を見なおした浅見さんの好著でした。
5冊目は川嶋朗さんの近著『医師が教える幸福な死に方』(2012年3月25日 角川マガジンズ刊)です。
私は今年2月初旬に体調を崩しました。
最近、『船井幸雄の大遺言』(3月末に書店に並ぶ。青萠堂刊)や『4つの超常識対談』(4月中旬に書店に並ぶ。学研パブリッシング刊。飛鳥昭雄さんと私との対談書)を出しましたが、『4つの超常識対談』の『まえがき』は、「本書は(『船井幸雄の大遺言』につづく)船井幸雄の2冊目の遺言書のようなものだ」という標題になっています。
それ故でしょうか、その後、体調は急復活しましたが、死を身近に感じたからでしょうか、この1957年生れの若い川嶋朗医師の小冊子が、79才の私にそれなりに参考になりました。
10年前に読んでおけばよかったな……と思ったくらいの本です。
60才以上の方にはお奨めしたい本で、客観的に死がよく分ります。
さいごの6冊目は私の親友で言語学者でもあり、情報システムの権威でもある七沢賢治さんの『なぜ、日本人はうまくいくのか?』(2012年3月16日 文芸社刊)です。「わが意を得たり」と思って読んだのですが、「これまでのノーベル賞受賞者数は韓国1名に対して日本は17名」などという例は、おおいに参考になりました。
日本人として、日本語を日常に使える幸せがよく分る一例ですが、いろいろ参考になることがありました。日本人必読の書です。
以上の6冊で今月の「最近参考になった単行本」の紹介を終ります。
本を読むのは得る知識の大事さに比べますと、実に効率的な手法ですから、読者にも良書を多く読まれることを強くお奨めいたします。
なお今月は、内容がありすぎて読了するのに間に合わなかったので、来月か再来月に、このページで紹介したい本が1冊あります。
それは私の親友の超能力者の三宮和也さん(仮名)の『宇宙ネット通信』(2011年11月30日刊)なのです。
同書の奥付けページを以下にコピーして紹介しておきます。
よろしければ入手して御一読ください。理解するのに4−5ヵ月はかかると思いますが、「こんなに参考になる本はない」と現在の私なりの知識では申しておきます。
【著者紹介】
三宮和也(さんのみや かずや)
1967年、横浜生まれ。幼少の頃からの不思議な体験を経て、神仏や宇宙意識と出会う。2008年10月、惑星の意識、太陽系や銀河系の宇宙意識、神仏界の意識、聞いた事もない世界意識との宇宙ネット通信が始まる。現在、宇宙ネット通信をとおして人類の進むべき道を探究している。
宇宙ネット通信
2011年11月30日 初版刷発行
2012年3月23日 第二刷発行
【著者】三宮和也
【印刷製本】 有限会社ひまわり印刷
【ホームページ】http://39utyuu.jimdo.com/
以上、ぜひよろしく。
=以上=
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2012.05.07:【先月参考になった本】最近読んで参考になった本