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トップが語る、「いま、伝えたいこと」

このページでは、舩井幸雄が(2014年1月19日の舩井幸雄の他界後は舩井勝仁が)いま一番皆様に知ってほしい情報をタイムリーにお伝えしていきます。
毎週月曜日定期更新
2016年2月1日
ズバリソリューション (※舩井勝仁執筆)

 船井総合研究所がお客様向けに発行している「FUNAI MEMBER’S PLUS」というブックレットがあります。父が創業した船井総研には優秀なコンサルタントがたくさんいます。そして、このブックレットには船井総研のいまの動きが分かりやすくまとまっているので、いつも送られてくるのを楽しみにしています。そして、隔月発行の1月号には船井総研の主力商品のひとつである「ズバリソリューション」が紹介されていて、とてもおもしろかったので、ここで取り上げてみたいと思います。
 「ズバリソリューション」というビジネスモデルはとても好評を得ていて、船井総研の業績が好調な最大の要因です。このブックレットでは執行役員の菅原祥公氏が新規事業を立ち上げ展開する方法の分析からはじめて分かりやすく紹介しています。新規事業を起こすにはおおまかに言って、@自主開発型、Aヘッドハント型、Bソリューション提供型、Cフランチャイズ型、DM&A型、の5つのパターンがあります。

 中小企業の場合は通常、自主開発型で新規事業を立ち上げることになるのですが、時間がかかることが難点です。時間の経過とともにマーケットが変化してしまい、事業が軌道に乗る頃にはすでに賞味期限が切れているビジネスになってしまっているパターンも見受けられます。
 菅原氏の分析では、中小企業にとって一番成功確率が高いのがソリューション提供型です。その中でも船井総研の自信商品が「ズバリソリューション」です。成功率が高い理由は、すでに他社で成功している成功要素を明確にして、その会社用に提供するからです。 また、フランチャイズやM&A等と違って自社ブランドでの展開が可能であり、かつ本業との相乗効果も取れるというメリットがあるのです。
 「ズバリソリューション」について、船井総研のIRの資料からわかりやすい箇所を引用します

(引用開始)
 「ズバリソリューション」を私たちの身近にある業態でご説明すると、コンビニエンスストアがいい例です。コンビニエンスストアは年商2,000万円程度の酒販店や米穀店などにビジネスモデルを提案し、フランチャイズに参加してもらうことで、 短期間で年商2億円、つまり10倍の繁盛店に仕立ててしまいます。
 ほとんどの業種で成長が鈍化する中でも、よく見ると「この商品だけは」「この価格帯だけは」というように局地的に伸びているものが存在することに船井総合研究所は着目しました。そこで、わざわざ別の業種に参入するのではなく、すでに展開している業種や周辺業種の中でも、確実に伸ばせる新業態に集中的にエネルギーを投下することで、高い成長率や収益性の向上をもたらすことができると考えたのです。
 「ズバリソリューション」は、机上の空論になりがちな「あるべき論」ではなく、「具体的に何をすればいいのか」が明確で高度な専門知識の習得も要らず、ただ実行するだけで業績を伸ばせるといった、非常にシンプルで効果を得やすいソリューションです。すでにこれらを導入し、業績を伸ばしたクライアントが続出しております
(引用終了)


 「ズバリソリューション」は、父がつくった「即時業績向上法」のよいところを時代の流れに沿ってアレンジしたものともいえるでしょう。絶版なのですが、『図解 即時業績向上法―「つき」を呼ぶ船井流原則経営のすすめ』(サンマーク文庫)という本はおすすめです。アマゾンで古本で購入できます。業績を向上させるには、伸びているもの、自信のあるもの、効率の良いものに着目して伸ばしていくという父が唱えた原理原則は今もとてもみずみずしく私たちの心に響きます。

 話を船井総研に戻します。船井総研はコンサルティングサービスのほかに経営研究会、経営セミナー、コンテンツサービスの主要な3本柱があります。経営研究会は、この柱の頂点にあるもので、グループ形式の経営勉強会やモデル 企業・店舗の視察ツアーを主宰しています。また、経営セミナーは年間900本近く開催され、業種別に中小企業にさまざまなノウハウを提供しています。
 コンサルティングサービスの入り口として、船井総研ではコンテンツサービスであるFUNAIメンバーズを募っています。上記で紹介しているブックレットは有料会員になれば送られてくるものですが、お試し会員でも読めるので、舩井幸雄の考え方がいまの時代にどう活かされているかを見ていただく意味でもお試しいただければと思います。
 船井総研の強みは、何よりも日本一の業種専門のコンサルタントを揃えていることです。現在、約500名の業種やテーマの専門コンサルタントが現場で従事しています。業種の特性把握、対象企業の業界における立ち位置や、強み・課題など、スピーディーに判断することができるのです。
 お問い合わせ先は、船井総合研究所コミュニケーションセンター(0120−958−270、平日9:00〜18:00)になります。お気軽にお問い合わせください。
                                             =以上=

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