日日日是好日 〜熱海だより〜 -熱海秘書 相澤智子-
日々、船井幸雄やまわりの人たちと接する中で気づいたこと、学んだことなどを皆さまにお伝えしていきます。
船井の話の中に「量子物理学」という言葉がよく出てきます。船井は、納得をしないと何事もやらない人です。船井は昨年、量子医学により体調がよくなったという経験がありました。また、「聖書の暗号」の研究をする中で、どうやら量子物理学が大きく関係がありそうだということを強く感じたようです。そのことは、船井の著書『「聖書の暗号」の大事なポイント』(ヒカルランド刊)の中で述べられています。
さて、一体この量子物理学とはどんなものなのでしょうか。
それが分ると、聖書の暗号について、また、我々が生きている宇宙というものについて、より深く理解することができそうです。
そこで興味を持ちました。私も現在勉強中ですが、「量子物理学」は今までの素人なりの理解では次のようなものです。
現在、量子力学をもとにして、それを手段として用いる物理学分野全般は、量子物理学と呼ばれています。
量子論というのは、ミクロの世界で起こる出来事を記述するための体系ということです。
なぜ古典力学(=量子力学が出現する以前の、ニュートン力学や相対論的力学のこと)ではいけないのかと疑問に思ってしまいますが、不思議なことに、ミクロの世界では、我々の住む世界(マクロ)で通用する力学の常識が適用されないようなのです。古典力学ではミクロな現象をうまく説明できないことが実験結果などで判ってきています。
ミクロの物質は個の姿を示すと同時に、「量」としての性格も有します。
私たち自身も、「個」という存在であると同時に「波」のようにどこまでも広がっているということになるのです。
光もまた、個々の粒子(光子)であり、波でもあります。
このことが1900年、マックス・プランクにより発表され、これにより人類は量子を発見し、自然界に対する見方を大きく変えることになりました。
光が波であるということがなぜ分るかというと、具体的な検証の一つに「干渉縞(かんしょうじま)」という現象があります。それは、次のような実験です。
光源が、並んだ二つの狭いスリット(短冊形のすき間)を照らすと、そのスリットをくぐり抜けた光の像が、後方のスクリーンに明暗の縞模様として現れます。縞模様は、二つのスリットを通り抜けてきた光の波が衝突しあい、波の高低差を生じさせてできています。このことから、光が波(光波)であるということが分ります。
私は量子力学については分らないことばかりなので、詳しく知りたいと思っていたときに、船井から「この本は勉強になるから読むといいよ」と一冊の本を渡されました。
それは『宇宙論の超トリック 暗黒物質の正体』(コンノケンイチ著 ヒカルランド刊)という本です。この本は、船井と特に親しい評論家の副島隆彦さんが推薦しています。
コンノ氏は、以前から「アインシュタインの相対性理論」「ホーキングのブラックホール理論」「ビックバン理論」を否定するとともに、エーテル概念の復活を説いている人です。
現在これらの三大宇宙論は、量子物理学の進展や宇宙観測制度の向上によって、根本から覆されているそうです。と言いましても、コンノ氏の理論は日本では、まだほとんど認められていないようです。ただ、副島先生や船井は以前からコンノ氏の論を正しいと思っていたようです。
また、本の最後の副島さんとコンノさんの対談には、私も引きつけられました。副島さんの「アインシュタインの相対性理論」や「ビックバンを肯定している学者」に対しての発言にびっくりしました。ぜひお読みください。
この本の中で量子物理学について詳しく書かれています。一部をご紹介します。
量子論が登場する前、物理科学の考え方に革命が起こったのは、熱せられたフライパンは、どのようにして熱を放射するのかという単純な疑問がきっかけだった。
それまで熱は連続的なスペクトルを持つエネルギーとして放射されると考えられていたが、放射された熱量は無限になるという馬鹿げた結論になるので科学者は困り果てていた。
答えを出したのは物理学者マックス・プランク(1858〜1947年)で、エネルギーは量子として放出されるという説を発表した。この発表でエネルギーは波としてだけ振舞うという観念は誤りで、粒子として振舞うこともわかってきたのである。
さらに奇妙なことは、ミクロの世界では堅固な物質が波動エネルギーとして消滅し、しかも観察すると再び堅固な物質として出現することもわかった。この「波動」と「粒子」という二面性、それも実験者の意図によって変化する――。こうした量子世界の不可思議さきわまる現象が発見された。しかも、それは氷山の一角にすぎなかった。
量子物理学を知る最初の基本は、「ミクロの粒子は波動と同時に個であり、両者の混じりあった姿はぜったいに見ることができない」ことである。光は「光子」というように、観測者が意識して粒子の姿が見たいと思えばそうなり、「光波」という波動の姿を見たいと思えばそうなる。両者の混じりあった姿は見ることができないのである。
このようにミクロの世界は、最初から従来科学の常識を外れていたのである(転載ここまで)。
これによると、人の意志によってミクロの状態(現実)が変わる‥‥このようなことが私たちの住む世界で起こっているようです。それが、最先端科学で分かってきているということに大変驚きました。
私たちが住むマクロの世界は、ミクロが集まって構成されています。世の中にあるものが、「思い」によって変化するもので構成されているのだとすると、物質や現実の世界に対する考え方が大きく変わってくるように思います。
この本の中で、アービン・ラズロ(ニューヨーク州立大学教授・世界賢人会議ブダペスト・クラブを主催、2005年にノーベル平和章候補)の言葉が紹介されています(著者による要約)。
今、科学は新たなパラダイム・シフトを迎えつつある。主流の科学者は慨存の理論を守ろうとし、最先端にいる異端の科学者たちは、それに代わる理論を探求する。そして新しい、時として根本的に異なる理論を思いつくに至るが、しばらくの間は奇妙で馬鹿げているように映る。しかし、主に若い者たちは古いパラダイムに固守するのを止め、そこに新しいパラダイムが起こり、真っ当な科学理論として受け入れられるようになるのである。
現代人が信頼を置いている科学のヴィジョンとは、彼らが科学的と見なしている古いヴィジョンである。このヴィジョンは主にニュートン物理学、ダーウィン生物学、フロイトの心理学、近代においてはアインシュタインの相対性理論に基づいている。しかし、これらの学説は新しい発見「量子物理学」によって、すでに根本から覆されているのだ。
科学の変化はパラダイム・シフトとして確実に起こっている。科学研究の最前線で起こっていることは、私たちが学校で習った古典的な概念とは似ても似つかぬものばかりだ。しかもはるかに深く、量子領域の下の次元まで広がっている。
それらは、より包括的であり、ほんの数年前までは「神秘的」と見なされ、無視されてきた。しかし今や形而上学や神学、あるいは超心理学の現象解明にも光明を投じている。
今のうちから言っておくことができる。すなわち斬新で論理的であることに加え、まったく新しく、しかもシンプルで意味のある説明を与えてくれるものがそうである(ここまで)。
次回もこの量子物理学についてもう少し詳しくお伝えしたいと思います。
2010.09.22:日本の素晴らしい町工場の職人
2010.09.14:にんげんクラブ全国大会が行われました
2010.09.07:未来を変える技術(2)
船井家の愛犬ゴンちゃんと一緒に。
1981年仙台市生まれ。6年間美容室に勤務後、一転して、2008年に船井幸雄グループに入社。学生時代から、船井幸雄の著書を愛読し、2007年の「船井幸雄オープンワールド」に参加。その後、すぐに「にんげんクラブ」に入会。2009年11月より、(株)船井本社の熱海本社にて、船井幸雄の秘書業務に携わる。現在、大好きな船井幸雄のそばで、いろいろな刺激を受けながら楽しく働いている。好きなものは、音楽鑑賞、ジブリ映画、犬。