日日日是好日 〜熱海だより〜 -熱海秘書　相澤智子-

このページは、２００９年１１月から（株）船井本社　熱海本社で船井幸雄の秘書として勤務することになった相澤智子（あいざわ　さとこ）によるコラムページです。
日々、船井幸雄やまわりの人たちと接する中で気づいたこと、学んだことなどを皆さまにお伝えしていきます。

熱海事務所に咲いている水仙

　皆さまこんにちは。

　船井のまわりには、スピリチュアルと呼ばれる人や、目に見えない世界についての情報も集まり、そういった分野について船井は詳しいと思うのですが、私が船井の側で仕事をしていて感じるのは、船井自身は決してスピリチュアルな人ではなくて、現実的な人だということです。
　私はよく船井から、「見えないことばかりに興味を持つのではなく、現実的な勉強をすることが大事だよ」と教えられます。

　船井の著書『本音で生きよう』（ビジネス社）の中には、こんな風に書かれてあります。

・本当はオカルトやスピリチュアリズム一辺倒の人とは距離を置くべきだと言えそうだ。
　
　私の知人には、「人相がよい」、「他人の悪口を言わない」、「自慢はしない」、「おだやかな人がらで、社会人としても、文句のない生き方」をしている人で、フシギなすばらしい能力のある方が多くいます。
　私は自分が至らないためか、右（上）のような「　」ないの条件を叶えない人々とは、最近は余りお付きあいがなくなりました。
　一般に、成功者とか経営者などは「　」内の条件に合わないかなり特性のある性格をされている方が多いものです。
　フシギな人、たとえば霊能者や超能力者も変った人のほうが一般的なようです。
　人嫌いになったわけでなく、「人間は大好き」なのですが、なぜか一番はじめの「　」内の条件のある人以外は、最近、私のところにないらっしゃらなくなったようなのです。
（中略）
　こんなことを書くのは、どんなにすばらしい情報をくれる人でも、オカルトやスピリチュアル一辺倒の人とは、10年ほど前から距離を置いて付きあい出したからです。それらの中にはお金を要求するような人も多くいますが、とくにそうした人などと付きあってこなかったのは正解だったと思っています。
　すると、似非（えせ）情報が入ってこなくなったように思うのです。
　われわれは未知のものに興味を惹かれます。
　とはいえ、確認できないことを聞いたり読んだり信じたりするのは、それがよほど多くの人から認められているものでない以上、のめりこんだり、付きあうのはムダな様な気がします。
　事実、距離を置いて付きあってきてよかったと思っています。
（中略）
ただし、スウェーデンボルグやエドガーケイシーのような、だれもがまちがいないと分る人のことまで否定しないようにしながら、この面の勉強をしてほしいものです。
　これは、『聖書の暗号』や『日月神示』につきましても同様です。まちがいないと思われることについては、やはり深く勉強したいものですね。

　
　船井は、いつも「自分の目の前のことを一生懸命やることがまず、大事だ」ということを教えてくれます。それをおろそかにして見えない世界にばかり走ってしまうことは、何かちがうのだなと感じるようになりました。
　スピリチュアルな世界のことを全然知らなくても、自分の目の前のことを一生懸命やり、家族やまわりの人を大事にしているすばらしい人はたくさんいます。田舎でニコニコしながら農業をしているおじさんなどを見ると、知識があるなしは関係ないのだなと感じます。
　また、何かふしぎなものが見えたり、聞こえたりすることを、以前はすごいなと思っていましたが、それは人それぞれの特徴であって、だからといって見えたり聴こえたりする人が優れているということでは決してないということが分りました。
　スピリチュアルなものに興味を持つことも楽しいことですが、地に足をつけて生きることも大切だなと今の自分は感じます。

右のみかんが生体エネルギー農法で 作られたみかんです。 色が濃く、とても甘いみかんでした。

事務所に咲いているツバキ