日日日是好日 〜熱海だより〜 -熱海秘書 相澤智子-
このページは、2009年11月から(株)船井本社 熱海本社で船井幸雄の秘書として勤務することになった相澤智子(あいざわ さとこ)によるコラムページです。
日々、船井幸雄やまわりの人たちと接する中で気づいたこと、学んだことなどを皆さまにお伝えしていきます。
日々、船井幸雄やまわりの人たちと接する中で気づいたこと、学んだことなどを皆さまにお伝えしていきます。
2012年11月27日
船井会長から学んだこと「正しい人間性があっての実力」
熱海事務所のお庭のセンリョウ |
熱海は清々しい青空の日が続いています。まわりの山々は紅葉していて、赤や黄色のグラデーションが美しいです。
最近は空気がひんやりしてきて、深呼吸をするとかすかに冬のにおいがします。懐かしい気持ちになるような不思議な感覚です。毎日少しずつ季節は変化しているなあと感じます。
さて、普段船井会長のそばで仕事をしていて思うことがあるのですが、船井会長はどんな人に対しても態度が変わることはありません。
誰に対してもいつも変わらず同じ「船井会長」です。どんな有名な人がいらっしゃっても、企業の社長でも、一般の人でも、大人でも、子供でも態度は変わりません。いつもゆったりしていて、どんな人のお話もニコニコ聞いています。
以前、船井がお孫さん(幼稚園生)を連れて熱海事務所に来たことがあったのですが、そのときもやはりいつものままの船井でした。お孫さんは少し遊んでほしそうな様子だったのですが、「おじいちゃんは仕事だからね、相澤さんに遊んでもらいなさい」と言って机に向かい、黙々と仕事を始めていました(笑)。子供に対しても特に口調や態度が変わることはなく、いつもどおりの船井だったのでなんだかそれが船井らしいというかおもしろいなと思いました。
船井は多くの人に好かれるのですが、それはなぜだろう……とふと思いました。
船井を見ていて感じるのは、船井は誰に対しても同じように接し、どんな人の話も否定せず包みこんできちんと聞くということです。そのため人から好かれるのだろうと思います。また、意見が違う人たちを包みこんで一つにつなげることができるというのが、船井の特徴というか、長所だと思います。
船井がどんな人に対しても態度が変わらないのは、見ている目線が高いというか、大きな目線で物事を見ているからのように思います。船井は賞罰が嫌いですが、それは人間が人間を評価したりすることがおこがましいことだと感じるからだそうです。この人は偉いとか、有名だからとか、大人だからとか、子供だとか、そんな人間が決めた小さなことはいちいち気にならないようです。また、船井はぱっとその人を見れば、その人がどんな人かだいたい分かるようなのですが、それも大きな目線で本質を見ているということだと思います。
さて最近、船井は「世の中は実力で動く。肩書きではない」と言っていました。
船井は永年、経営コンサルタントという仕事をし、何万件もの経営のアドバイスをしてきましたが、その経験上分かることは、「世の中とは実力で動く」ということだそうです。
そして、これからの時代は立場や肩書きではなく、実力がものをいう時代になってくるそうです。これも、本質が大事ということだと思います。
現在は大激変の時ですが、人々の意識は「本物」に向いているのだと思います。いままではごまかせたりウソをついたりできていたことが明るみに出て、これからはウソがつけない本物の時代になるのだと思います。
実力とはどうしたらついてくるのか、船井に質問してみました。
すると船井は、「実力というのは、正しい人間性と、行動力があると、自ずとついてくるんだよ」と教えてくれました。
人間性の正しい人とは、次のような人のことだそうです。
@謙虚であること
A自慢しないこと
B人の批判や悪口を言わないこと
C人を認めて、ほめて、受け入れること
Dお金のことを考えず、お金にきれいになること
E他人さまの世話をマメにすること
「ここで大切なことは、『生命がけ』になって、他人志向することだよ」と船井は言っていました。そうするといやおうなく実力がつき、そういう人が人を動かすのだそうです。
船井のまわりには、素晴らしい方や、「超プロ」と呼ばれる方がいますが、そのような方々を拝見していて思うのは、本当にすごい人というのは、決して偉そうにしないということです。とてもすごい方なのに、どんな人に対しても同じように接します。その方からは朗らかというか温かな雰囲気を感じます。大らかで人間としての器の大きさを感じます。そして、自分がやるべきことを生命がけでやり、人のお役に立てればという謙虚な姿勢をお持ちの方が多いように思います。
「正しい人間性があっての実力」、という船井の言葉は深い言葉だなと感じました。
そのような人は、まわりの人からも宇宙からも応援され、よりよい方へ進むことができるのだと思います。
これからの時代は、お金や策略の時代ではなく、人間力や良識的な生き方が大事になってくるそうです。それは船井の言う「宇宙(天)の理に沿った生き方」が大事になってくるということであり、そのような生き方をみんなで目指していけるということだと思います。
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Profile:相澤智子(あいざわ さとこ)
船井家の愛犬ゴンちゃんと一緒に。
船井家の愛犬ゴンちゃんと一緒に。
1981年仙台市生まれ。6年間美容室に勤務後、一転して、2008年に船井幸雄グループに入社。学生時代から、船井幸雄の著書を愛読し、2007年の「船井幸雄オープンワールド」に参加。その後、すぐに「にんげんクラブ」に入会。2009年11月より、(株)船井本社の熱海本社にて、船井幸雄の秘書業務に携わる。現在、大好きな船井幸雄のそばで、いろいろな刺激を受けながら楽しく働いている。好きなものは、音楽鑑賞、ジブリ映画、犬。