日日日是好日 〜熱海だより〜 -熱海秘書 相澤智子-

このページは、2009年11月から(株)船井本社 熱海本社で船井幸雄の秘書として勤務することになった相澤智子(あいざわ さとこ)によるコラムページです。
日々、船井幸雄やまわりの人たちと接する中で気づいたこと、学んだことなどを皆さまにお伝えしていきます。
2013年2月26日
最近読んでおもしろかった本 「意識の宇宙」のアリス

 皆さまこんにちは。
 熱海は今、川沿いに植えられている熱海桜が満開です。まだまだ寒い日が続いていますが、一足早い桜の開花に、春の訪れが近いことを感じる今日この頃です。

 今回は、最近私が読んでおもしろかった本をご紹介したいと思います。

 ご紹介するのは、『「意識の宇宙」のアリス』(野口慊三、宮垣弘著 アーバンプロ出版センター刊)という本です。本書は、著者の野口さんと宮垣さんがメールで行った対談を、抜粋編集して作られた本です。
 対談内では、宮垣さんがアリス、野口さんがチェシャー猫を名乗り、アリスがチェシャー猫にいろいろ教えてもらうという形になっています。
 野口さんは1934年生まれ(79才)、宮垣さんは1937年生まれ(76才)です。船井と同じくらいのお年です。
 お二人はもともと同じ会社に勤めていましたが、現役の間は仕事以外の付き合いはほとんどなく、ある日たまたま仕事の付き合いで一緒に食事をした時に、野口さんが「この世はバーチャル・リアリティだよ」とふと話し、それに宮垣さんが興味を持ったことがきっかけでこの対談が始まりました。

 チェシャー猫(野口さん)は、「私たちが『経験している』と思っているすべての物事は、意識の中に描かれたバーチャル・リアリティ(仮想現実)である」と述べています。
 この「バーチャル・リアリティ」とはどういうことなのか。アリスは本書内でさまざまな角度からチェシャー猫に質問をしています。宇宙とは何か? 意識とは何か? 物質とは? 人間とは? 神とは何か? 時間や空間とは? アセンションとは? 「色即是空」の本当の意味とは? 本書は、さまざまなジャンルにおいて新しい視点や、気づきを与えてくれる一冊です。

 本書のチェシャー猫(野口さん)のまえがきをご紹介します。


 本書の中心をなしているのは「意識の宇宙」という考えです。「意識の宇宙」とは、あらゆる存在が、意識の中に描かれたバーチャル・リアリティであるということを意味します。意識というのは、人間の脳が生み出す蜃気楼のようなものではありません。意識こそが根元的な存在であり、世界の創造者であり、神であるのです。
 このような視点から眺めることにより、今まで水と油のように相容れないものとされてきた哲学、宗教、自然科学、精神世界のすべての分野を統合することが可能になる、と私は考えています。
 本書の中で、対話の相当の部分が、自然科学の営みについて割かれています。それは著者の二人がともに重工業の企業に勤務して技術に親しくしていたということにもよりますが、また、ともに現代の科学的合理的思考と、スピリチュアルの世界がどう関わり合うのかということに、深い関心を持っているからです。(中略)
 現在、スピリチュアルの分野では、アセンションという言葉が非常にホットな話題になっています。アセンションとは文字どおりには「上昇」という意味ですが、それは人類の意識レベルが上昇し、宇宙の本質、人間の本質を理解するようになり、それに基づいて豊かな現実世界を創造してゆく、という意味です。それは、仏教で言えば「悟りを開く」ことであり、キリスト教で言えば「地上に天国をもたらす」という意味です。本書はアセンションとは何なのかということを、皆さんの前に開示するでしょう。
                        2011年8月 チェシャー猫 野口慊三



 私は本書を読みながら、船井の『人間の本質は肉体(物質)ではなく、魂である』という言葉を思い出しました。「肉体は容れ物で、本体は魂なんだよ」と船井は言います。本書を読み、船井の言葉の意味を、いままでより少し深く理解できたような気がします。同じ現実を生きていても、幸せを感じる人と、そうでない人がいるように、心(魂)がどんな状態かで、その人の見える世界は違ってくるようです。

 すべての物事は、意識の中に描かれたバーチャル・リアリティ(仮想現実)であるとすると、自分でよりよい現実を創造できるということです。私たちはいま物質世界という夢にとらわれている状態ですが、その夢から目覚める時に来ているそうです。これからどのような夢をみるかは自分の意志で決定できるとのことです。これはワクワクしてきますね。

 チェシャー猫とアリスの対談は、物質世界の本質を教えてくれるもので、この世界に対する見方や感じ方が変わる本だと思います。
 おもしろい本ですので皆さまぜひ御一読ください。

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Profile:相澤智子(あいざわ さとこ)

船井家の愛犬ゴンちゃんと一緒に。

1981年仙台市生まれ。6年間美容室に勤務後、一転して、2008年に船井幸雄グループに入社。学生時代から、船井幸雄の著書を愛読し、2007年の「船井幸雄オープンワールド」に参加。その後、すぐに「にんげんクラブ」に入会。2009年11月より、(株)船井本社の熱海本社にて、船井幸雄の秘書業務に携わる。現在、大好きな船井幸雄のそばで、いろいろな刺激を受けながら楽しく働いている。好きなものは、音楽鑑賞、ジブリ映画、犬。



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