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このページでは、舩井幸雄が(2014年1月19日の舩井幸雄の他界後は舩井勝仁が)いま一番皆様に知ってほしい情報をタイムリーにお伝えしていきます。
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2004年6月15日
『未来への処方箋』について

 最新刊、『未来への処方箋』が六月初旬にビジネス社より発刊されました。昨年の8月に出版された『この世の役割は「人間塾」』(ビジネス社)が話題になり、読者から内容について多数の質問や問い合わせがきました。しかし日々、多忙な為、ひとつひとつに答えることができません。そこで、まとめて答えようとこの本を書きました。そこでそのまえがきを、紹介いたします。

―まえがき―
 未来は「決められている」といっていい。しかし変える方法がある。そういったら、たいていの方は、「そんなバカな」と思われるでしょう。昨年(2003年)8月、ビジネス社より『この世の役割は「人間塾」』という題名の著書を出しました。話題になった本です。この本の第一章は、「人は生まれるとき人生の90%以上を決めてくる」という章題で、なぜ、このようなことがいえるのかを実例つきで詳述しました。
 同書を読まれた方も、できればもう一度お読みください。
 さて、いま話題になっている本に、今年(2004年)2月に発刊された坂本政道さん著の『死後体験II』(ハート出版刊)と、同4月に発刊された森田健さん著の『運命を変える未来からの情報』(講談社刊)があります。いずれも私と親しい人です。彼らはともに、自分の魂を身体から自由に離脱させることが出来る人で、「あの世」などを見てきた人です。
 いまではその手法も公開されていますし、私の知人にはこのような人が数多くいます。また、それらの人々の体験も、この二人の経験はもとより、いろいろと発表されつつあります。
 話はさかのぼりますが、われわれ人間の本質は肉体ではなく魂らしい…と、先駆的な研究者たちがはっきりと知ったのは、トロント大学の精神科医ジョエル・ホイットン教授が書いた『ライフ・ビトゥイーン・ライフ』という本が出たころからでした。
 同書は1986年に発刊されたものですが、日本語訳は1989年に人文書院から片桐すみ子さんの訳で『輪廻転生』という名前で発刊されました。名著ですのでぜひお読みください。
 ところで、私が「人間の本質は魂で肉体ではないらしい」と気づいたのは、1970年ごろで、確信をもったのは1975年ころのことです。30歳のころから、「世の中はどうなっているのだろう」「人間のあり方は?」などを知りたくて、スウェーデンボルグやエドガー・ケイシーの研究をしていた私は、ジナ・サーミナラ博士やイアン・スティーブンソン教授(生まれ変わりの研究者でヴァージニア大学教授)、そしてスタニスラフ・グロフ博士の「人間の意識の解明」の研究などから判断して、40歳ころには、人間の本質が魂であることに確信を持っていました。しかし当時は、そのようなことを発表すると、袋叩きに遭う情勢でした。
 私が著書で、少しだけこのようなことに初めて触れたのは、1979年、ビジネス社より発刊した『包みこみの発想』の中でです。当時、私は46歳でした。ほんの少し書いただけですが、「船井幸雄は神がかった」といわれて、私が経営するコンサルタント会社の業績に、しばらく悪影響が出ました。

 ともかく、このような経緯を経て、私の「世の中の構造やルール」「人間とそのあり方」の研究は、日進月歩してきました。世の中がこのようなことを受け入れるようになり、私もかなりのことを知りましたので、それらをまとめて本として発表したのが『この世の役割は「人間塾」』(ビジネス社刊)だったのです。
 この本は、とにかくたくさんの話題を提供しました。私のところへは、数多くの質問や問い合わせがありました。忙しくて、そのほとんどには返事を出していません。そのような事情もあり、それらにお答えする形で書いたのが本書です。
 一方、昨年から今年にかけて私がはっきり知ったのは、いうならば「この世」は「結果の世界」であり、世の中にはこの世とつながっている「原因の世界」がある…ということです。また、「この世のこと」はすでにほとんど決められていますが、「原因の世界」に入って変更すると、「この世の未来」を変えることができる、ということなのです。
 もちろん、この世の未来は理由があって決められているのですから、やみくもに変えていいわけではありませんが、「自然の理」に叶う方へ変えるのはよいようです。というより、人間として生を受けた以上、「原因の世界」へ入れるようになり、「結果の世界」を少しでも「自然の理」に叶うようにするために、われわれは存在している…といっていいようなのです。

 「原因の世界」と「結果の世界」のことは、いずれわかりやすく一冊の本にまとめて出す予定ですが、本書では、どのように生きれば「原因の世界」に入れるか、また「決められている未来をよりよい方に変えられるか」などを、『未来への処方箋』を主題に具体例を中心に説明したいと考えております。ともかく、わかりやすく書きます。本書をお読みになって、いいと思われることはぜひ一つでも実行してください。お願いいたします。

                                   2004年3月21日
                           熱海市西山町の自宅書斎で          船井幸雄
 
 
                                            =以上=

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