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トップが語る、「いま、伝えたいこと」

このページでは、舩井幸雄が(2014年1月19日の舩井幸雄の他界後は舩井勝仁が)いま一番皆様に知ってほしい情報をタイムリーにお伝えしていきます。
毎週月曜日定期更新
2010年1月22日
誕生日に思ったこと

 先週の日曜日、1月10日は私の77才の誕生日でした。
 今年の誕生日も多くの方からお祝いやお祝いのコトバをいただきました。
 それらの方たちへのお礼は翌11日には、ほとんどすませました。お礼状を書きながら私がもっとも強く思ったことは、76才中というより、去年9月から今年1月にかけて、私のカラダが経験した奇跡でした。というより、それにともなうすごいストレスでした。
 その一つは、去年9月12日、13日のにんげんクラブ全国大会に参加して、2日間とも主宰者として講演できたことです。
 二つめは去年11月28日、にんげんクラブ関西大会でやはり講演ができたことでした。
 三つめは去年12月19日、品川プリンスホテルで行なわれた船井メディア主催のヒューマンカレッジで、これも講演できたことです。
 四つめは今年1月5日、6日、東京で行なわれた船井総研の全社員研修会で2日間とも講演ができたことです。すべて満足できる話しができました。
 正常な健康体だった時の私なら、1〜2時間の講演は、もっとも得意なことで、2006年までは年間200回以上も講演をして、まったく疲れを知らなかったのです。
 しかし、昨年8月から口腔内が特に異常になり、声が出なくなりました。
 さらに体調全体が、いろんな病気で芳しくなくなり、講演日の1−2日前までは私自身で「どうしても今度は話せないだろう」と思っていました。
 事実、去年8月28日の東京フォーラムの船井総研主催の「経営セミナー」では会場に行き、1,000人弱の聴衆に、5分くらいだけ「いま体調と声の出ないこと」を自ら話して、かんべんしてもらいました。
 もちろん、私も各主催者も、私の体調や声の出にくいことを知っていますので、9月12、13日を含めて、その後の講演につきまして、私が出られない時、話せない時のあらゆる準備は充分にしていました。
 とはいえ、各講演とも参加される聴衆の、私の講演への期待などが大きいのも分りすぎるくらい分っていましたし、私自身、講演の日程を決めた時には、「絶対に、その時には健常になっている」と思っていましたからOKしたのです。
 ところが病気の治療法がよくなかったのか、体調は一進一退、特に口腔内の調子は、いまから考えると日々悪化していたようです。
 「しゃべりたい。しかし話せないかも分らない」というのが、講演日の1週間くらい前から当日までのすごいストレスになるのが、本当によく分りました。
 ともかく去年9月12、13日も11月28日、12月19日、そして今年1月5日、6日も、かなりムリをして講演後は、口腔内が痛くて大変でしたが、満足できる講演ができました。その1−2日前の状態からみると話せたこと自体が奇跡と言ってよい…と思っています。
 いま数えますと、今年も2月に3回、3月に1回、4月に4回、5月に2回というように、このような非常に聴衆に期待されている講演がすでに決まっています。
 それまでに健常になると思ってすべて昨年中に約束したことですが、今月中の私の体調から考えて、ストレスになりそうなら、早くお断りしようと思っています。
 ともかく全面的に治療の体制を計画しなおうそうと、いま考えております。
 ありがたいことに現在、悪いところは三叉神経痛と左顔面マヒから来る噛み合せ異常と、それによる口腔内(特に内頬や舌のキズ)異常だけのように自分では思えます。
 それにしても誕生日に、もっとも強く気づいたのが、「講演の約束を守れないと思うことによるストレスだった」というのに私はびっくりしたのです。私にとりましては、講演できた奇跡については、過ぎたことで「よかったな」というだけで、いまも1月10日、11日もほとんど何とも思っていないのです。これには本当にびっくりしたし、いまもびっくり中です。
 字は書けますから、77才以降はゆっくりと、ていねいに年間1−2冊くらいの新著を出して、言いたいことはそこで発表し、「なるべく話すことはやめる人生を送りなさい」と自然(神)から言われているような気もします。
 ともかく思い出多い76才でした。いま情報がどんどん入ってくるし、いろんなことが分るようになりました。人類の未来には希望を持っています。
 それだけにこれからはストレスのない人生を送りたい…と思っています。
 これがもっとも「幸せ」な人間の生き方のようです。
                                            =以上=
     


     

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