トップが語る、「いま、伝えたいこと」
2月に入ってから、時間の余裕を見て、毎日、早朝に書き下しの本の原稿を書きはじめました。3月中に発刊予定で、書き下しなのでよい本になると思っています。
いまの調子では、2月20日ごろには脱稿できると思っていますが、やはり原稿を書くのは、資料を調べて確認しながら進めて行きます。
そうしますと、毎日、びっくりするような新たな発見があり、実に勉強になります。 それを1−2、きょうは書こうと思います。
今度の本は目的と題名を定めて、ほぼレジュメをつくっての本音の書き下しの作業内で、これだけびっくりすることを発見するのですから、やはり本の原稿を書くというのは、すばらしいことだと思います。著者にとって最高の勉強になります。
たとえば、これは、きのう発見したのですが、いまの日本語の標準語というのは、江戸時代末期の旗本たちが、江戸城内で使っていたコトバだったらしく、だれにも分りやすく、だれがきいてもきれいなコトバにきこえ、誤解が生じなく、統一された日本人全体が多分使いやすい……というようなことで、いつのまにか標準語になり、地方人が多く集まり、しかも地元人が使っていた東京から順次国内に波及したようです。小学校の教科書などのおかげだとのことです。
しかし、これが全国的に話しコトバとして使われ、口語文の書きコトバになったのは、昭和30年代からのことで、「週刊朝日」と「サンデー毎日」が、そのために大きな働きをしたようです。さもありなん……と思います。
こういうことを知ると、「びっくり」します。
また、日本各地のコトバは、方言としてまったくばらばらのようでしたが、ふしぎなことにむつかしいと言われているサツマ弁もツガル弁もその他のコトバも、みんな母音言語だったようです。これにもびっくりしました。
以上のようにはっきり断定するだけの自信は、まだいまの私にはありませんが、きのう約半日間、こんなことばかりを調べていて、原稿がなかなか進みませんでした。とはいえ有意義な半日でした。
日本人は特殊な脳をし、脳の働きが他の人種の人とちがう。それは母音言語に理由があるのだろう……という有名な角田忠信さんの研究を思い出した一日でした(角田さんは私の親友でした)。
このように知らないことを知り、常識外のことにつき当りますと、人はびっくりします。
「びっくり」は、それを解明することによって「真実」が分り、「歴史が分り」「今後の対処法」が分るもっとも効率的な方法だと言われていますが、ここ10日間ほどの私は、本の原稿執筆のおかげで、ほぼ毎日「びっくり」につき当り、かなり賢明になりました。
と言いましても2月1日から原稿を書きはじめ、もっともびっくりしたのは、中丸薫さんの新著『十六菊花紋の超ひみつ』(ヒカルランド刊)を読んだ時でした。
幕末以来の皇室というか天皇家の秘密を、かなり大胆に中丸さんは、公開しています。彼女自身が明治天皇のお孫さんだということなので、それらは真実のような気もしますが、ウィキリークス以来、真実や秘密が世の中に暴露される時代になったようです。
もちろん中丸さんが書かれていることは、ある程度の知識人(たとえば私クラスの好奇心旺盛な人、具体的には私の友人では加治将一さんや植草一秀さんクラス)なら、ほとんど知っていることですが、さすがの私も鹿島f(のぼる)さんの著書を何冊か読みなおして事実か否かを確認しました。
ともかく、これらの「びっくり」をつなぎ合せますと、いま、世の中は急変中であり、あらゆる「びっくり」のそれぞれに正しい理由があることも分ります。
できることでしたら、本HP読者も、ぜひ「びっくり」につき当り、それらを解明してみてください。
アタマがよくなるだけでなく思わぬ勉強になり、時流がよく分るとともに対処法も分ると思います。以上、よろしくお願いいたします。
=以上=
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