トップが語る、「いま、伝えたいこと」
先月は所用が多く、私にしては珍しく30−40冊ぐらいの単行本しか読めませんでした。
所用の中でも、口内の痛さのカバーに時間がかなり割かされました。一ヵ月の半分くらいは痛さで悩んでいましたので、いつもより読書への集中力が欠けたきらいはあります。
11月22日と12月2日に1年8ヵ月ぶりに、左下口内に自分の歯(?)が入りましたが、その調整が大変だったのです。痛んで、喰べにくく、話しにくく、それに11月21日から突然にはじまったオーラル・ジスキネジアという難病に悩まされたのです。こちらは、いまも完治しておりません。
さらに今月発刊の新著『素晴らしき真言(マントラ)』(青萠堂刊)の校正や、去年12月末にヒカルランドから出た飛鳥昭雄さんの著書『地球『超』シークレットゾーン』という大著のための序文や解説文を書くのに時間を取られ、読書の時間が減ってしまいました。
そのうえ、きょうから発足する「船井メールクラブ」の準備のためにもかなりの時間をいやおうなく必要としましたので、40冊弱しか単行本は読めなかったのです。
しかしその中の多くの本が参考になりました。
先月と同じように、その中で特に参考になった本を発足日順に報告いたします。
これらの本はいろいろ教えてくれました。それらを簡単に説明もいたします。
1.『生命成立の原理』(山下昭治著 1985年5月1日 造型社刊)
なつかしい本です。1927年に生れ、東大農学部を出た山下博士は彼の東大時代の師であったFFCの解明者の杉二郎博士とともに、私にとりましては親しく付きあったなつかしい師であり、友でした。深く付きあった人たちです。
π−waterの開発者と言ってよい山下さんが生命発生の仕組みをどう考えていたか、特にいまでも奇跡の水と言ってよいπ−waterのシステムについて、あらためて勉強しなおしました。水に関係している人には、ぜひ読んでほしい一冊です。
定価は、1985年時点で本体3,800円です。学術書ですが、よく分ります。
2.『地球の支配者は爬虫類人的異星人である』(太田龍著 2007年9月30日 成甲書房刊、本体1,700円)
いまは亡き太田龍さんが、私に「読んでください」とプレゼントしてくれた本です。彼は、その後、私との共著を著すと急逝してしまいましたが、私は彼が信じていた地球人の支配者はレプティリアンだったという説は、50%以上は正しいように思っております。そしてその系統から「闇の権力者」というか支配者が出たのだと考えられますから、これは無視できません。
最近、ヒカルランドからデイビッド・アイク著・為清勝彦訳の『ムーンマトリックス』全10巻が出ましたが、これらの本とともに太田さんの本を読むと「なるほど」とおおいに参考になります。
ともあれ、レプティリアンたちは、90年代後半には、地球域から去ったようですが、太田さんのこの本は人類史について考えさせられるよい本と言えます。
3.『「金・ドル体制」の終わり』(副島隆彦著 2011年11月25日 祥伝社刊 本体1,600円)
著者の副島さんは私の親友です。経験主義者ですが、アタマがよく要点を上手にまとめ、推察することでは、世界でもトップクラスの才人です。
彼が、もうすぐ大恐慌がだれにでも分り、これからはヨーロッパで20くらいの銀行がつぶれることを、だれにでも納得できるようにこの本では、まとめています。はっきりいって本書は、日本人必読の書だと言えるでしょう。私には著者の発想法が実に参考になりました。
4.『「超小型原子炉」なら日本も世界も救われる!』(大下英治著 2011年11月30日 ヒカルランド刊、本体1,600円)
客観的評論家であり、著述家としての大下英治さんはいままで、私に多くことを客観的に教えてくれました。この本で大下さんが取りあげたのは、工学博士で原子力研究に特殊な取りくみをしてきた服部禎男さんのことです。
服部さんは、私と同年の研究者で、私もよく知っている人です。すでにこの本で書かれている「故障なし」「放射能もれなし」「炉心の直径90m、高さ4m」「制御棒なしの原子炉」を彼はつくりあげたのです。
この原子炉が、どうして日本で無視されるのかなど、実によく原子力関係業界の事情の分るのがこの本です。「夢の超技術」はすでにできているのです。活用しようではありませんか。
5.『メルトダウンする世界経済』(ベンジャミン・フルフォード著 2011年12月7日 イーストプレス刊 本体1,500円)
「闇の支配者」と言われる人々と「金融大戦争」のカラクリ、世界を操る「サバタイ派マフィア」の正体にジャーナリストの著者が全力をあげて取り組んだ著書です。
菅直人さんのことや、小沢一郎さんのことが、取りあげられており、世界経済のリアルな姿が、著者なりによくまとめて書かれています。説得力もあります。また、善人ベンジャミン・フルフォードさんが心底から善人であることもよく分る著書でもあります。
暴力団のことを含め、日本人のだれにでも参考になる本です。
6.『出口王仁三郎の大予言』(菅田正昭著 2011年12月27日 学研パブリッシング刊 本体1,800円)
古神道や民族学研究家の著者が、今年から世界はどうなるのかを出口王仁三郎さんの研究から書いた本です。
大本教や王仁三郎さんのことを、かなりよく知っている私にも、新しい視点を本書は多く与えてくれました。ともかく考えさせられる本で、この本のおかげで、もっとマクロにものごとを把む必要を知らされました。
年末休みに入ってから気楽に読みはじめたのですが、決してムダではない何かを私に与えてくれました。よかったと思っています。
以上の6冊の他に年末にすでに書店に並んでいました朝倉慶著『もうこれは世界大恐慌』(2011年12月31日 徳間書店刊)は、年末休みから読みはじめ、正月に入って読み終りましたが、本当に現在の世界事情がよく分ります。
ぜひ御一読をお奨めします。これで、今月の「先月読んで参考になった本」についての報告を終ります。
なお、きょうから「船井メールクラブ」(有料メルマガ)が発足しました。
よろしければ、読者の皆さまもぜひ、このメールクラブの会員になって、より勉強してください。いまは正しく学ぶ=知ることが、大事な時だと思います。
=以上=
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2012.01.09:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】今週から「船井幸雄.com」は毎週月曜日だけにいたします。そのかわり内容に御期待ください。
2012.01.05:【先月参考になった本】先月読んで参考になった本
2012.01.02:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】新年おめでとうございます。できれば以下の3冊の本を日本人としてなるべく今年早々にお読みください。