トップが語る、「いま、伝えたいこと」
先日、このHPに『熊野の百姓地球を耕す』
とうい本を出した麻野吉男さんのことを書きました。
このHPに本を紹介しますと、少なくともアマゾンのランキングでは100位内を1週間は続けるのですが、麻野さんのこの本は、5000位以下にはならなかったから、多くの人は興味がないのでしょう。
ただ私は、おおいに心を打たれました。先日のHPのとおりの理由です。
ところで2月3日に麻野さんから手紙と多くの野菜や卵、そして五井昌久さんの本が2冊とどきました
いい手紙だったし、お礼とともに「僕のHPにまたのせるよ」と返事を出しましたので、その手紙を以下に、そのまま掲載します。これは参考になるのです。
船井幸雄 様
「船井幸雄.com」に本や私のことを紹介していただいた上、色々ほめて下さって有難うございます。
「河内の百姓地球を耕す」については、ずっと気になっていました。催促のこないのをいいことに、長い間怠けてほっていたのですが、ある時一念発起し、書く気になり、ビジネス社に連絡を入れたのですが、花田さんはもうやめておられませんでした。今回は通信「くまの」をまとめて、一冊の本にしていただいたのですが、あの時の題名が忘れられず、「熊野の百姓地球を耕す」にしたのです。
そうなると仁義としても船井さんに報告せにゃなるまいと詫び状のつもりで送らせてもらった訳です。
その後、長い間、お会いしていませんが、覚えていただいていたようでとても嬉しく、感謝しています。
文面を見て驚いたのですが、身も心も大変だったのですね。
昔、甲田先生夫妻と船井さんが会われて、その後で船井さんのことが話題にのぼり、「えらい丈夫な人や」と言っておられたのを覚えています。その元気だった船井さんが五年も患っておられるというのは、本人もお気づきのように大いに意味がありそうですよ。人生最後の大きな役目を担うための病気です。
船井さんは素直で、こだわりが少ない上、勘がいいので、情報処理が早過ぎ、物の本質に届く前に処理されるきらいがある(生意気言って御免なさい)。いいも悪いも余りに流れがよすぎる。しかし深刻な病気によって、物の本質や生命の実相と向き合わざるを得なくなったのです。そういうチャンスを神が与えて下さったのだと思います。
船井さんの厖大(ぼうだい)な書物に魂を入れ、背骨を通すため、この辛い経験が用意されたのです。そうでなかったら船井ワールドはまとまりなく拡散し続けるだけで一陣の風に雲散霧消してしまいます。この病気は龍の絵に目玉を入れるようなものです。人生の締めくくりとして、今度は実践を通して真理の語り部になって欲しいと願っています。
船井さんがお悩みになっている時、私の本が届いたというのも神様の配慮だと思います。
私は、人間は大霊である神の分霊(わけみたま)であることを五井先生から教わり、昌美先生からは我即神也と人類即神也という印を教わり、人間は神であることを知っています。私の役目は他の人にもそのことを知ってもらうことです。人間が本心に目覚め、自分の正体を知れば世界は平和になります。そのためにはまず自分が“我(が)”を昇華せしめ、神の器とならねばなりません。
口で言うのは易しですが、そうするためには強い意志が要ります。
しかし意志だけで成就できる程簡単なことではありません。
そこで私はひたすら祈り、印を組みます。
おそらく船井さんの場合、今まで書かれたことやおっしゃったことに魂を入れるため、内なる神(本心)が、真理へ到達する道を用意されたのでしょう。その辛い辛い辛い病を通して、船井さんは真理を体得し、それを生まれ変った船井幸雄の遺言として、聖なるメッセージとして世間に発信していく。それが船井幸雄の最後で最大の仕事ではないですか。
熊野から光を送ります。どうかそれを受け取って早く元気になって下さい。甲田先生がおっしゃったように、「神様はその人の器に入りきらないような苦しみはお与えにならない」ということです。苦しみが大きいということは、船井さんの器が大きいことの証左です。
深い闇があったからこそ、私の光が船井さんの元に届いたのです。その深い闇も、病の回復と共に強い光輝に変っていくでしょう。絶対値の符号が変ることによって、闇が深い程、明は大きくなります。その大きく明るい光で、世界を照らしていただけませんか。
それより何より、魂が大きく開くチャンスを与えられたというのは誠にもって有難いことです。宇宙の本質は愛であり、調和であるので、身をあずければ幸せは保証されます。
宇宙さんに煮て食ってもらいましょう。焼いて食ってもらいましょう。苦しみは快楽への道程です。それが真理です。
本当に有難うございました。
私の作った野菜と卵を送らせていただきます。
愛と光とパワーが入っています。御賞味下さい。
それから、とても失礼かもしれませんが、私に真理をお教え下さった五井先生の本を送らせていただきます(手紙転載ここまで)。
私は、このお手紙に感動し、何十人かの人に見せました。ところが、これを読んで、「十数才も年が上の故郷の先輩に対して、よくこんな押しつけがましい文章が書けますね」と言った人が何人もいました。
しかしそれを聴いてうれしくなりました。これが河内人なのです。ずばり言えるのです。
麻野さんはやはり河内人で、熊野人にはなっていなかったことがよく分ったからです。
そして、そのおかげで私は1冊の本をまとめにかかりました。
題名は別にして、サブタイトルかどこかに以下のコトバを入れ、
『河内の「おっさん」世界にもの申す』という内容の本を出したくなったので、まとめにかかりました。
早ければ3月中に書店に並ぶでしょう。『船井幸雄の遺言(?)』という題名がよいと思っています。
大阪府は900万人弱の人口だと思いますが、河内の人口は300〜400万人。文字どおり関西パワーの中心地です。
ケンカ早く、コトバも荒く、車の運転も日本一荒っぽい土地がらですが、人たちはすなおで、エゴが強く、お上がきらいで、言いたいこと、したいことをストレートに表現して生きています。多少ムチャクチャなところもあります。
調べたわけではありませんが、河内と関係あったかなかったかは別として、橋下大阪市長や、ダルビッシュ有型の人間が時々は出ますし、私も麻野さんも飛鳥昭雄さんや甲田光雄さんも典型的な河内人です。
多分、日本をこれからリードするのは河内人型人間でしょう。
その中でも50才以上の河内育ちの男の人は「河内のおっさん」と言われていますが、彼らの中のある種の人は、いつの間にか生命知らずになり、その後はまったく時代を引っぱる参考人になりそうです。私の近々出す新著のためにも、この麻野さんの手紙を読んでおいてください。
もちろん、そこにはエネルギーはちきれる河内人を詳しく説明する予定です。よろしく。
=以上=
2012.02.20:【いま 一番知らせたいこと 、言いたいこと】河内のおっさん
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